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メニーナと浦和が準決勝への切符をつかむ! JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会
2021年12月20日
JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12月19日(日)に、ウェーブスタジアム刈谷で準々決勝の2試合を行いました。
ピックアップマッチ1
日テレ・東京ヴェルディメニーナ 1-0(前半0-0、後半1-0)ANCLASノーヴァ
日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東4/東京)と、ANCLASノーヴァ(九州3/福岡)による第1試合は、序盤から拮抗した展開が続きました。序盤から、主導権を握ったのはメニーナです。「自分に付かれている相手をどうやったらはがせるかを常に意識して、周りとコミュニケーションを取りながら動いていた」と振り返る新井萌禾選手と今野杏凪選手がサイドバックの位置から自由自在にポジションを取り、攻撃を組み立てていきます。小気味良いパス回しから、小島世里選手の鋭いドリブルを引き出し、ANCLASのゴールに迫りましたが、1点が奪えません。29分にコンビネーションで中央を崩し、鈴木温子選手が放った左足シュートもGK進藤真奈花選手の好セーブに阻まれました。
後半開始直後の44分には、ANCLASにゴール前でのFKを与えるピンチを迎えます。弟子丸紗羽選手のキックは直接ゴールに向かいましたが、クロスバーに助けられました。ピンチをしのいだメニーナにチャンスが訪れたのは46分。左CKを獲得すると、ゴール前に上がったクロスボールを「ゴールへの執着心はチーム一ある。上手い下手じゃなく、気持ちで突っ込んでいた」と振り返る新宮さくら選手が頭で合わせて均衡を崩しました。試合はそのままタイムアップを迎え、メニーナが準決勝行きのチケットをつかみました。
ピックアップマッチ2
三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース 3-0(前半1-0、後半2-0)RESC GIRLS U-15
三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース(関東3/埼玉)とRESC GIRLS U-15(関西1/大阪)の一戦は、序盤から両チーム共にボールを奪ったら素早く前線に展開するスピーディーな試合展開となりました。アタッカー陣の推進力を引き出しましたが、思い通りにシュートまで持ち込めないまま時間が経過します。こう着状態を打破したのは、「1、2回戦で全く点が決められなくて苦しい状況だったので、準々決勝で絶対に点を決めようという思いで挑んだ」と話す浦和の藤崎智子選手。30分に、熊田姫依選手のドリブルから辻あみる選手を経由し、ペナルティーエリアに入ったボールにいち早く反応すると、豪快にゴールネットを揺らしました。
先制点を奪った浦和でしたが、後半に入ってからはサイドを果敢に仕掛けたRESCの田子夏海選手に手を焼く場面が増えました。54分には自陣からのロングフィードを受けた田子選手がドリブルからシュートまで持ち込みましたが、これはGK鈴木もか選手が足で防ぎました。61分には我慢の時間を耐えた浦和に再びチャンスが訪れ、左サイドを抜けた高橋光莉選手の速いパスから辻選手が2点目をマーク。71分には澤野翔夏選手の左クロスを、「今日はずっと外してきたので、決めるしかないと思って足を伸ばした」と振り返る伊勢はな選手が合わせ、浦和が3-0で勝利しました。
監督・選手コメント
新宮さくら 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
今大会は毎試合必ず点を取ることを目標に掲げていますが、1回戦は無得点でした。2回戦はハットトリックできましたが、早い時間帯に決めらなかったのは反省点でした。今日も前半に決め切れなかったので、まだ足りないと感じました。チームとしての目標は全国優勝ですが、個人としてはFWなので得点王を狙っています。継続して結果を出し続けることがすごく大事だと思うので、準決勝以降も自分が前半からガンガン点を取って、チームで頼られる存在でありたいと思っています。
赤木翼 監督(ANCLASノーヴァ)
僕が監督を始めた1年半ぐらい前は、サッカーがままならない選手ばかりでした。正確にボールが蹴れず、レクリエーションに近いチームだったので戦う部分を意識させてきました。今日のゲームはピンチが多かったですが、しっかり身体を張って守ってくれました。彼女たちは目を見張るほど成長してくれました。セットプレーという戦術外のところでやられてしまったのが、悔しいですね。年明けに出るU-18の大会で、この悔しさをぶつけられるよう頑張ります。
伊勢はな 選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
昨年は準優勝で悔しい思いをしたので、今年はずっと全国優勝を目指して頑張ってきました。個人的にも昨年の決勝は、延長戦から出て何もできなかったのが悔しかったです。2年生になってからはレッズとしてのプライドや責任感を持てるようになり、チームの勝利に貢献するためにスライディングも増えました。今大会は後悔しないためにも絶対に勝ちたいです。次に対戦するメニーナは関東リーグで2連敗している相手でもあるので、絶対に勝ってまずは決勝に進みます。
田子夏海 選手(RESC GIRLS U-15)
今日はチームとして活躍できるように、みんなで一致団結して勝とうと声を掛けていました。後半は負けていたので、最後は自分のできることを全力で出し切りたかったです。得意なプレーはスピードに乗ったドリブルなので、それを生かそうと頑張りました。チャンスはつくれたけれど、決め切れなかったのが悔やまれます。今大会はどんな状況でも、自分たちが今までやってきたことを全力で出し切ろうと頑張れました。チームメイトには3年間いつも支えてくれてありがとうと言いたいです。
大会期間:2021年12月11日(土)~12月27日(月)
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