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長野県上松町で「夢の教室」オンラインを実施
2021年11月01日
2019年度より、町内の小学校・中学校で「夢の教室」を実施している長野県上松町の上松小学校で10月22日、JFAこころのプロジェクトは5年生を対象に「夢の教室」オンラインを実施しました。今回登壇したのは、競泳の日本代表として2004年のアテネオリンピックから4大会連続でオリンピックに出場し、4個のメダルを獲得した松田丈志さん。
慣れないオンラインでの授業に最初は緊張気味だった子どもたちも、「出会いの時間」の松田夢先生からの声掛けで徐々にほぐれていき、次第に積極的な発言も増え、笑顔で参加する様子が見られました。
「トークの時間」で松田夢先生は、小学生の時にテレビで見たオリンピックに憧れ、自身も「オリンピックに出て金メダルを取りたい」という夢を持ったきっかけから、夢に向かっていくまでに直面した挫折、そこから学んだ周りの人の支えの大切さを経験談を交えて子どもたちに伝えました。
夢先生コメント
松田丈志 さん(元オリンピック競泳日本代表)
オンラインでの登壇となりましたが、上松町の子ども達が元気もあり笑顔で反応してくれて私自身も楽しく授業を行うことが出来ました。
コロナ禍にあり子ども達も不自由を感じていることも多いかと思います。いま出来ることにチャレンジを続けて未来に繋げて行って欲しいと思います。また私たち大人が、どんな状況でも子ども達が学べる場を作り子ども達の未来をサポートしていく事が大切だと感じています。
私自身も先輩やコーチ、周りの人達に背中を押してもらう言葉をたくさん頂き、引き上げてもらい夢に向かっていけました。その経験から今度は次の世代に背中を押してあげられる言葉をユメセンやさまざまな活動を通して伝え続けていきたいと思います。
自治体担当者コメント
上小路俊征 様(上松町)
夢の教室は、自分がなりたい・やりたいことについて、諦めずに一歩を踏み出し、夢を叶えるきっかけになってほしいという町の願いがあり実施しています。開始直後は、初めてお会いする夢先生となれないオンラインでの教室に少し緊張や戸惑いも伺えましたが、とても明るいアシスタントの方が上手に緊張をほぐしてくれました。夢先生のメッセージは、コーチの言葉や将来の自分を考えたとき、諦めなかったこと、行動力、そして周りで応援してくれた人たちの力を自分の力にできたことがメダルに繋がったことをお話していただきました。夢先生の経験談は、夢と向き合うための大切な時間になり、自分もがんばれば夢を叶えることができることを感じたのではないかと思います。お話しも学校の先生かと思うほど分かりやすく楽しい時間でもありました。自分が子どものときにこの教室があったら良かったのにと思うほどです。次回は是非、対面形式でできることを期待し、楽しみにしています。
学校の先生コメント
清水茜里 先生(上松小学校5年担任)
松田先生に名前を呼んでもらって、対話ができるなんて、夢のような時間でした。初めてのオンライン学習で緊張気味だった子どもたちも、松田先生の話と人柄にどんどんと引き込まれていきました。「好きだと思うことを見つけること、大切にすること」「最後は自分で決めること」「周りの力を自分の力に変え、応援される人になること」、松田先生の経験から語られる言葉のひとつひとつが、夢を追いかける子どもたちに届きました。これまで夢を語ることは少なかった子どもたちですが、授業の最後に松田先生に向かって自分の夢を伝える姿から、子どもたちの夢に対する前向きな意志が感じられてとても嬉しかったです。夢に向かって頑張ろうとする一歩となる貴重な時間を作ってくださった松田先生をはじめ、関係者の皆様に感謝しています。本当にありがとうございました。
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