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フットサル日本代表 8月欧州遠征 4か国親善大会 ワールドカップ前哨戦でスペインに敗戦【8月欧州遠征(8/7-9/2@スペイン・ポルトガル)】

2021年09月01日

フットサル日本代表 8月欧州遠征 4か国親善大会 ワールドカップ前哨戦でスペインに敗戦【8月欧州遠征(8/7-9/2@スペイン・ポルトガル)】

国際親善試合
2021年8月31日(火) KO時間 20:15(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
OLIVO ARENA(スペイン/アンダルシア州・ハエン市)

フットサル日本代表 0-2(前半0-1、後半0-1)フットサルスペイン代表

得点
16分 フットサルスペイン代表
37分 フットサルスペイン代表

スターティングメンバー
GK:ピレス・イゴール
FP:オリベイラ・アルトゥール、逸見勝利ラファエル、星翔太、吉川智貴©

サブメンバー
GK:関口優志
FP:星龍太、八木聖人、皆本晃、室田祐希、加藤未渚実、毛利元亮、森村孝志、西谷良介

登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:矢澤大夢
FP:清水和也
※本トーナメントは14名しかメンバー入りできないため

マッチレポート

FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021に向けてヨーロッパで活動を実施しているフットサル日本代表は31日(火)、ワールドカップで同グループに入ったスペインと対戦し、セットプレーで2点を奪われて敗戦しました。

29日(日)にグアテマラとの試合が予定されていたものの、対戦チームに新型コロナウイルスの陽性者が出たことで急遽中止となり、28日(土)のベトナム戦の後に2日間のトレーニングを積んでスペインとの試合に臨みました。2019年の前回対戦では0-3、1-9と悔しい大敗を喫した相手であり、2年間の積み上げを経たリベンジマッチとなりました。

第1ピリオド、スペインが序盤から日本ゴールに迫る時間が続きます。日本は連係したディフェンスからボール奪取を試みますが、巧みなパスワークでマークを外すスペインのシュートを浴びます。しかし、この日先発起用されたピレス・イゴール選手がシュートストップを連発してチームを救います。苦しい時間を耐えていると次第に日本がボールを握る時間も増えていきます。7分には、相手に与えたフリーキックをイゴール選手がブロックすると、左サイドで待ち構えた室田祐希選手へ絶妙なスローを供給。室田選手がクロスボールを蹴り込みますが森村孝志選手のスライディングシュートは枠に収めることができません。11分には逸見勝利ラファエル選手から吉川智貴選手へとボールを繋ぎ、マイナスに落としたところを星翔太選手がゴールを狙いますが、相手DFに当たってゴールなりません。直後にも逸見選手がカウンターからGKとの1対1を迎え、意表を突いたループシュートを放つも相手GKにキャッチされてしまいます。スコアが動かないまま迎えた16分、与えたコーナーキックで豪快なボレーシュートがイゴール選手の股を抜いてゴールに突き刺さり、日本は先制点奪われてしまいます。失点直後にタイムアウトを取った日本はその後も相手ゴールに迫りますが、スペインGKのビッグセーブもあり0-1で折り返します。

第2ピリオドはGKを代えて関口優志選手がゴールマウスを守ります。同点ゴールが欲しい日本は開始からアグレッシブに相手へプレッシャーをかけていくと、21分にはアルトゥール選手が相手のドリブルをカットするとそのまま右サイドを駆け上がり相手選手2人に囲まれてコーナー付近に追い込まれながらも一瞬の隙に中で待ち構えていた吉川選手へクロスを入れますがシュートは相手選手のブロックに遭います。前回の対戦で大量得点を奪われたソラーノ選手に星龍太選手がしっかりとついて仕事をさせないでいると、その星(龍)選手へループボールが送られ、柔らかいタッチで収めてシュートを打ちますが残念ながらシュートは枠を捉えません。24分には西谷良介選手のパスを受けた室田選手がドリブルで1人交わしてシュートを打ち、GKが跳ね返されたところを森村選手がシュートを打ちますがコースを読まれてゴールを奪えません。何度も攻撃の形を作るも得点を奪えないでいると、徐々にスペインの時間帯が長くなります。日本は立て続けにファールをとられて迎えた37分、6つ目のファールを犯してスペインに第2PKを与えます。この第2PKにブルーノ監督はイゴール選手をGKとして再び送り込みますが、スペインのシュートはゴール左上に突き刺さり、2点のビハインドと背負います。失点直後、ブルーノ監督はタイムアウトを要求しチーム戦術を伝えると、アルトゥール選手にGKユニを着せてパワープレーに臨みますが、最後までスペインの固い守備を最後まで崩すことができず、0-2で試合を終えました。

チームは9月1日(水)をオフとし、2日(木)にフットサルワールドカップの開催地であるリトアニアに入国する予定です。

監督・選手コメント

ブルーノ・ガルシア 監督
非常に拮抗したゲームでしたが、コーナーキックと第2PKという2本のセットプレーで試合が決してしまいました。ファールが重なってしまったところも厳しい試合になった要因だと思います。しかしポルトガル、アルゼンチンに続くトップレベルとの対戦から、こうした強豪との差は確実に縮まっているという良い感触を得ました。ただ、ワールドカップで主役になるという目標に対しては、非常によくなっていることをさらに磨くと同時に、残り2週間で引き続き向上を突き詰めなければならないこともまた明らかになっています。本大会でも勝ち進めばどこかの段階では難しいゲームを強いてくるトップレベルとの対戦はあるわけですが、今の私たち日本代表は非常に成長しており、この一連のトレーニングマッチを通じてその準備は整ってきていると感じています。

GK #1 関口優志 選手(名古屋オーシャンズ)
ワールドカップでも対戦するスペインとこのタイミングで試合を出来たことは非常にポジティブなことだと思います。結果は負けてしまいましたが、相手の強度や戦術を理解出来たので、ワールドカップに向けて更に良い準備を進めていきたいです。まずはグループステージ突破に向けて全力で戦いますのでたくさんの応援よろしくお願いします。

FP #5 皆本晃 選手(立川・府中アスレティックFC)
グループリーグで対戦するスペインということで本番へのシミュレーションとしては最高の相手でした。また2019年には大敗を喫したことから苦手意識を払拭する絶好の機会でした。攻守両面で難しい時間帯も多かったですが、最後まで粘り強く戦えたと思います。本番まで残された時間は少ないですが、今日出た課題をしっかり修正していきたいと思います。また個人的にもスペインという国には本当に多くの経験をさせてもらいました。辛いことや苦しいことの方が圧倒的に多かったと感じていますが感謝の気持ちも沢山あります。本番ではこの想いをぶつけたいと思います。

FP #6 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
相手のパスワークが早く、自分たちの守備がなかなか機能しない試合になってしまいました。そんな中でも最後のところで我慢強く戦うことはできていたと思います。攻撃面では自分たちのやりたいことをできた時間帯とできなかった時間帯がはっきりしていたと思います。もっとシュートまでいく形を増やすことが今後の課題だと思います。ワールドカップまで残り2週間ですが、ここからさらに自分たちの課題を突き詰め、成長し、本番で結果を残す準備をし続けます。

FP #8 加藤未渚実 選手(シュライカー大阪)
2019年の前回のスペインとの対戦を経て、危険と思われる部分への対策をすることができたと思いますが、その上でセットプレーを2つ決められて負けてしまったのは非常に悔しいです。相手の何が脅威で、自分たちの武器は何なのかを改めて考えさせられました。前回の敗戦に比べると確実に成長していると思うので、下を向かずリトアニアに向かいたいと思います。次回スペインと対戦するときはもうワールドカップ本番なので、リベンジしたいと思います。

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