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なでしこジャパン 男子とのトレーニングマッチに向けてトレーニング
2021年06月29日
なでしこジャパンは28日(月)、トレーニングキャンプも後半に入り、一段とギアを上げてトレーニングに励みます。
朝から快晴となったこの日も、日本サッカーの生命線となるテクニックと組織力に磨きをかけるべく、パス&コントロールやポゼッションで連係を高めます。東京オリンピックに向けた強化活動という点では、全てが実戦を意識した取り組みになっており、7月14日のMS&ADカップ2021オーストラリア女子代表戦やこの期間中に設けられている男子高校生とのトレーニングマッチも含め、コーチ陣は試合を意識して練習メニューを設定し、選手は実戦でパフォーマンスを発揮できるように日々個々のレベルアップに力を注いでいます。サイドを崩した後のクロスからのシュート、逆にクロスに対する守備に時間を割き、翌日に控える男子高校生とのトレーニングマッチに向けて実戦の意識を強めたトレーニングとなりました。
試合から逆算という点では、ポジションごとの役割や責任を理解しておくことも重要になります。前日、そしてこの日のミーティングで高倉麻子監督は、ポジション別の役割や特性を説明。前の日にはGKについて、そしてこの日はセンターバックとフォワードについて、映像を交えながら期待するプレーモデルをチーム全体に落とし込みました。
選手コメント
GK #1 池田咲紀子 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
この活動期間中に、男子高校生とのトレーニングマッチが組まれていますが、世界の選手に近いスピードやテクニックがある中で、自分たちがどれくらいできるのか確認していきたいです。「自分たちはできている」と思っていても実際に相手がいる試合では実践できない部分もあるのは先日の合同トレーニングでも感じましたし、その点についてはオリンピックまでの短い期間でもレベルアップしないといけないので、課題も成果も見つけていきたいと思います。グループステージで当たる3チームは、フィジカルだけでなく、チームのやるべきこともまとまっているチームです。簡単に勝てる相手はいませんし、私たちも研究されていると思うので、素晴らしい相手と戦えることを前向きに捉え、勝利にこだわりながら、内容にもこだわって、まずはグループステージの3試合を戦いたいです。
FW #9 菅澤優衣香 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
今日で活動も8日目ですが、パスのズレなどは徐々に修正できていますし、守備では例えばどこから追うかなどをチーム全体で話していて、共通意識の下で取り組めています。自分はFWということで、まだ時間もあるので、シュートのところではトレーニングを重ねて積み上げていきたいです。なでしこには個人で打開できる力を持った選手もいますし、チームとしてはポゼッションから、サイドからのクロスのフィニッシュでもバリエーションも増えています。最後のパスの精度やフィニッシュの質はそれぞれ積み上げなければいけないころかなと思います。(今秋から)WEリーグが始まり、サッカーに専念することも選択肢でしたが、お世話になった会社に恩返しをしたいですし、会社に籍を置くことで女子サッカーに興味を持ってくれる方も増えたり、地方のグループ会社にもそういう方が増えてきているので、もう1年働きながらサッカーをすることを決めましたのでこれからも変わらず頑張っていきたいと思います。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)
なでしこジャパン(日本女子代表)対 オーストラリア女子代表
開催日:2021年7月14日(水)
会場:京都/サンガスタジアム by KYOCERA