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ブラインドサッカー男子日本代表はタイに勝利し2連勝「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」2日目

2021年06月01日

ブラインドサッカー男子日本代表はタイに勝利し2連勝「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」2日目

2021年5月30日(日)~6月5日(土)にかけて品川区立天王洲公園において、国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)公認の国際大会「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」が開催されています。白星発進となった日本は5月31日(月)に行われた第2戦でタイに1-0で勝利し、2連勝となりました。

日本は初戦に続き、立ち上がりからチャンスを掴みます。前半開始早々、川村怜選手が自陣でボールを奪うとドリブルで相手を揺さ振り、中央付近から右サイドの黒田智成選手へ絶妙なパスを送ります。黒田選手はカットインして左足でシュートを放ち、先制点を獲得。
その後も序盤は日本のペースで追加点を狙いにいきます。対するタイも徐々に攻撃の機会を増やし、9番のギッティコーン・バゥディー選手や途中出場の7番パンヤーウッ・クパン選手を中心にゴールに迫ります。日本は幾度かピンチを迎えますが、徹底したディフェンスとGK佐藤大介選手の落ち着いたセーブで切り抜けました。
後半も日本はチャンスをつくりますが追加点に繋がらず、激しい攻防が繰り広げられます。タイの攻撃が続く時間帯も日本は全員で連係して阻止し、1点を守り切りました。

同日に、初戦で日本に敗れたフランスと世界ランク1位のアルゼンチンの試合も行われ、アルゼンチンが1-0で勝利を収めました。日本の次戦は6月1日(火)、前回2019年大会で1勝1敗だったスペインと対戦します。

本大会は日本、アルゼンチン、スペイン、タイ、フランスの5カ国で総当たり戦を行い、1位から5位までの順位が決まった後、1位と2位で決勝戦、3位と4位で3位決定戦を行い、最終順位を決定します。無観客での開催ですが、日本ブラインドサッカー協会により全試合がYouTubeでライブ配信されています(配信URL:https://bit.ly/3ouOnlo)。

試合結果

タイ 0-1(前半0-1)日本
■得点:
【日本】11黒田 智成(前半1分)
■スターティングメンバー:
【タイ】
GK3 プーカーン・ドンデン
FP4 バンチャー・マンペッ
FP9 ギッティコーン・バゥディー
FP11 スリヤー・インチューロッ
FP13 トゥーギアッ・ブンティアン
監督 ゴンギアッ・コンデェンパイ
ガイド ウォーラサーン・パンサワッ
【日本】
GK1 佐藤 大介
FP3 佐々木 ロベルト泉
FP10 川村 怜
FP7 田中 章仁
FP11 黒田 智成
監督 高田 敏志
ガイド 中川 英治

日本代表メンバー(2021年5月1日発表)

ポジション 氏名(所属チーム)
FP 川村 怜(パペレシアル品川)
FP 田中 章仁(たまハッサーズ)
FP 黒田 智成(たまハッサーズ)
FP 加藤 健人(埼玉T.Wings)
FP 寺西 一(パペレシアル品川)
FP 佐々木 ロベルト泉(パペレシアル品川)
FP 佐々木 康裕(ファンタス千葉SSC 松戸ウォーリアーズ)
FP 園部 優月(free bird mejirodai)
GK 佐藤 大介(たまハッサーズ)
GK 泉 健也(free bird mejirodai)
監督 高田 敏志
ガイド 中川 英治

大会概要

1.大会名:
Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川

2.大会日程:
2021年5月30日(日)~6月5日(土)

3.会場:
品川区立天王洲公園(品川区東品川2-6-23)

4.主催:
国際視覚障害者スポーツ連盟/特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会

5.特別共催:
品川区

6.共催:
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会/一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション

7.後援:
厚生労働省/スポーツ庁/公益財団法人日本サッカー協会/一般社団法人日本障がい者サッカー連盟/公益財団法人東京都サッカー協会/公益社団法人東京都障害者スポーツ協会/朝日新聞社

8.タイトルスポンサー:
参天製薬株式会社

9.カテゴリースポンサー:
TANAKAホールディングス株式会社(式典・セレモニー)/アルファ ロメオ(プロモーション)/天王洲アイルブラサカサポートプロジェクト実行委員会(ホームタウン)

10.シルバースポンサー:
株式会社インソース/アクサ生命保険株式会社

11.サポーター:
株式会社アセットリード/SMBC日興証券株式会社/KPMGジャパン/味の素株式会社/全日本空輸株式会社/株式会社 丸井グループ/双日株式会社/株式会社トーコン/リノシー

12.技術協力:
パナソニック株式会社

13.協力:
佐倉市(サイドフェンス)

14.大会HP:
https://www.wgp-blindfootball.com/

15.参加国:
5カ国
日本(世界ランク12位)、アルゼンチン(同1位)、スペイン(同3位)、タイ(同13位)、フランス(同14位)

16.観戦方法:
全試合オンライン配信

過去の大会結果

2018年 優勝 アルゼンチン、準優勝 イングランド、第3位 トルコ (日本は第5位)
2019年 優勝 アルゼンチン、準優勝 イングランド、第3位 スペイン(日本は第4位)
2020年 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催中止

監督コメント

高田敏志 監督
昨日の映像を分析して試合に臨みました。タイは昨日のスペイン戦で、特に7番のパンヤーウッ選手のフィジカルの強さ、9番のギッティコーン選手の巧みな緩急のあるドリブルと左足の強烈なシュートの印象がありました。かなり技術の高い選手なので、ある程度シュートを打たれる分には仕方がないと思っていました。日本はディフェンスのプレッシングに加え、GKもかなりトレーニングしており、昨日のフランス戦でもけっこう鍛えられたので、我々のやるべき守備ができれば問題ないと思っていました。けっこう危ないところはありましたが、コースを切ってシュートを打たせているので、想定の中での対応ができたと思います。
(開始早々のゴールについて)攻めるポイントとして真ん中のゾーンとサイドの縦のラインが空いているとわかったので、そこから崩そうというのはありましたが、昨日の再現のような形で、まさかあんなに簡単に入るとは思っておらず、入って良かったです。むしろその後がまた入らないのではと不安がありましたが、チャンスはいっぱいつくれたので明日に期待したいと思います。

得点者コメント

黒田智成 選手(たまハッサーズ)
(得点シーンを振り返って)深い位置をとってカットインしてシュートを打つという、練習通りのシュートができました。
今日もタイトな試合展開でしたが、しんどいのは日本もタイも同じなので、そこで絶対に負けないようにとみんなで声を掛け合い、最後まで集中してプレーできました。
自分にとっては2年ぶりぐらいの国際大会で、昨日は久しぶりに身体の大きな選手との対戦だったので、うまくかわし切れないところがありました。今日もしっかりと自分のタイミングでボールを動かしてシュートを打つというところを意識しました。まだ決めるべきところで決め切れない部分があったので、修正して明日のスペイン戦では良い試合をして勝ちたいと思います。

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