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2020年度 第10回理事会を開催
2020年09月11日
日本サッカー協会(JFA)は創立99周年を迎えた9月10日、オンラインで第10回理事会を開催しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年度当初予算から大きな状況の変化があったことから2020年度予算の修正案が今回の理事会に付議され、承認されました。
収入は、FIFAワールドカップアジア2次予選や国際親善試合の延期や中止などによる日本代表戦の放送権料や入場料収入などの減少により、当初予算の195.6億円から146.6億円に減(当初予算比-49億円)、支出は、国際親善試合などの会場運営費や指導普及事業の延期や中止などによる経費減少により、当初予算の203.8億円から157.6億円に減少(当初予算比-46.2億円)。結果、収支の修正予算を11億円のマイナスとし、当初予算比では2.8億円の収支悪化を見込んでいます。
また、サッカー界、スポーツ界をけん引する女性役員/経営人材を養成することを目的に「JFA女性リーダーシップ・プログラム」を新設し、日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)と共催することも決定しました。
対象となるのは、9地域/47都道府県サッカー協会で副会長以上の役職に就く女性、WEリーグ参入予定クラブの経営人材候補者、サッカーおよびスポーツ関連団体における経営人材候補者で、今年10月に開講し、来年2月に修了する日程で行うことにしています。
第17回日本サッカー殿堂の掲額者についても協議され、日本代表として活躍した木村和司さんと2002年のFIFAワールドカップ日韓大会で日本代表を初のベスト16に導いたフィリップ・トルシエ元日本代表監督を掲額することが決まりました。
(詳細はこちら)
また、天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会(2020年9月16日~2021年1月1日)についていくつかの報告がありました。
まず、来年1月1日(金・祝)に予定している決勝戦を国立競技場(東京)で開催することが確定したほか、新型コロナウイルスの公式検査(PCR検査もしくは医学委員会が認めるその他の検査方法を採用)を導入することとしました。この検査で陰性の判定を受けた選手、チーム役員のみが準々決勝、準決勝、決勝にエントリーすることができます。
そのほか、今回の第100回大会から天皇杯のレプリカトロフィーを製作し、優勝チームに贈呈することも報告されました。これまで、天皇杯の優勝チームには表彰式でオリジナルトロフィーを授与し、一定期間を経てJFAに返還することになっていましたが、天皇杯優勝の栄誉をたたえ、その証をチームに継承してもらうために新たにレプリカトロフィーを作り、贈呈するものです。
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを強化するため、「SDGsチーム」を新設することも報告されました。
同チームはJFAの事務員で構成されますが、元日本代表でJFAのアスリート委員会の委員でもある播戸竜二さんをメンバーに迎え、社会貢献委員会と連携しながら新たな施策やSDGsへの理解を深める研修会、情報発信などを積極的に展開していきます。
この活動のスタートとして、9月9日、JFAの社会貢献委員会の委員であり、NHK「クローズアップ現代」で23年間にわたってキャスターを務められた国谷裕子さんを講師に、JFAの役職員を対象にした第1回SDGs研修を開催しました。
加えて、「環境に優しいことを示すオリジナルマーク」を制作し、環境に配慮した製品を認定して同マークを表示するほか、第1弾として「日本代表オフィシャルエコバッグ」を製作し、10月上旬にJFA STORE(日本サッカー協会 オフィシャルストア)で発売する予定としています。
なお、前述の「女性リーダーシップ・プログラム」もSDGsの達成につながる活動として位置づけています。
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