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JFAこころのプロジェクト 「夢の教室」2020年度の活動を開始
2020年07月08日
2月末より、新型コロナウイルスの影響により活動を休止していたJFAこころのプロジェクト「夢の教室」は、各地の学校活動再開を受け、7月1日(水)に静岡県伊豆の国市立大仁小学校から「夢の教室」を開始しました。
活動休止明け最初の授業となった今回の「夢の教室」は、プロラグビー選手の西山淳哉さんが夢先生として登壇し、子どもたちへ力強くメッセージを伝えました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために作られたガイドラインにそって、体育館でマスクをしながら行ったゲームの時間では、運動量控えめながらも夢先生のにしやん(西山淳哉さん)と存分に楽しみ、アシスタントが出す指示に真剣に取り組んでくれている素直な子どもたちの様子が印象的でした。そして、教室に移動して行われたトークの時間では、マスク着用で互いの表情があまり見られない中でも、にしやんの熱のこもった夢の話に、子どもたちが熱心に耳を傾けていました。
2020年度も、一人でも多くの子どもたちへ「夢を持つことやそれに向かって努力することの大切さ」を伝えるため、夢先生とともに活動していきます。
夢先生コメント
西山淳哉 さん(プロラグビー選手)
今回は、新型コロナウイルスという世界的な社会状況の緊急事態を経て、夢の教室再開となりました。私自身とても嬉しく、またドキドキしながら、子どもたちに会いに行きました。自粛期間中どんな事を思ったのだろう。いま、どう感じているのだろう。マスクをし、距離を保ちながら子どもたちと向き合う難しさを感じながらも、「心の距離」をみんなに近づけたい!そんな想いを全面に出して、全力で授業をしました。子どもたちも、マスクをしていても伝わってくる最高の笑顔と真っ直ぐ真剣な顔をたくさん見せてくれました。嬉しかった。私のドキドキが最後にみんなの夢と向き合い、ワクワクに変わっていました。やっぱり「ユメセン」って、いいなぁ!
継続は力なり。少しずつ焦らずに続けていく。そしていろんな力を身につけて夢に向かって突き進んでください!みんなの夢、応援しています!
担任の先生コメント
小長谷一史 先生(伊豆の国市立大仁小学校 5年1組担任)
ゲームの時間は、心の距離が近くなるよう遊びを工夫していただいて、人の目を見て動きを揃えたりするなど、体が触れ合わなくても心が合うことを意識しないとできないようなゲームだったので、とてもよかったと思います。新型コロナウイルスの関係で学校生活も授業、授業というところだったので、この行事で普段溜まっていたものを出すように、子どもたちが活き活きしていてとてもよかったです。6月から学校がスタートしたこの1か月間、行事を削って学習時間に充て、人との接触をしない、外部の人も呼ばないという中だったので、子どもたちも欲求が高かったのかなと感じました。
トークの時間では、私としては夢を持っていることは素晴らしく、最後に発表した子も具体的に頑張ることを言っていてすごいなと思いましたが、今日の夢先生の話だと、夢を持っていない子も気持ちよく聞けたのではないかと思いました。例えば、好きなことがあって、それが直接夢に結びつくかはわからないけれど食べるのが好きだから料理をしているとか、なんとなく将来が描けていない子でも前向きな明るい未来像が描けるのではないかと感じたので、よかったです。仲間の存在、出会い、アキレス腱のケガの話では、同じケガをした子は人の痛みがわかるという話を受けて、マイナスな経験をした子はそれを乗り越えると自分のためにもなるが、これから出会う同じ経験や同じ境遇の子に手を差し伸べられる子になるという視点で私はお話を聞き、幅広く理解ができたと感じています。本当に「夢の教室」をやっていただけてよかったです。
JFAこころのプロジェクト
様々な競技の現役/OB/OGのスポーツ選手などを「夢先生」として学校へ派遣し、「夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ」「仲間と協力することの大切さ」などをゲームと夢先生の体験談を通じて子どもたちに伝えています。
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