ニュース
キッズ巡回レポート(2/5~2/25)
2020年03月23日
日本サッカー協会では、各都道府県のキッズ委員会を中心に「巡回指導」を各地で開催しています。
「巡回指導」では、各都道府県協会の巡回指導員が幼稚園や保育園、小学校に出向き、子どもたちにサッカーを楽しんでもらう各種プログラムを提供しています。サッカーの経験や知識があまりなく、なかなか自信を持って教えることができない保育士の皆さんや先生方に、サッカーの指導を専門とするスタッフが加わって、子どもたちがボールを使って体を動かす時間を設ける取り組みです。今回は2月に行った各地での巡回指導の様子をご紹介します。
2月5日(水) 瀬名川こども園(静岡県静岡市)
まずはボールを使って体幹のトレーニングを行いました。次に、体操を経て、ボールフィーリングを行いました。片足をボールに乗せ、ケンケンをしながらまわる運動では、ボールをやさしく触り、丁寧に取り組みました。身体を動かすサーキットトレーニングでは、ケンケンをしながらコーンをジグザグに抜ける運動、鉄棒(さかあがり)、跳び箱、マットの4種類を何回も何回も笛が鳴るまで取り組みました。体育運動は、手のつき方や姿勢などを注意しながら行いました。次にしっぽ取りを行いました。男の子も女の子も、果敢にしっぽを取りに行き、また取られないように守りながら取り組みました。今回は、しっぽを取られてももう一度つけて何回も取りに行けるというルールで行いました。取られて悔しがっている子も、泣くのをこらえ最後まで諦めずに追いかけました。最後の試合では、女の子と男の子に分かれて試合を行いました。どちらも積極的にボールを追いかけ、一生懸命ゴールに向かう姿がありました。ゴール前では体を張ってボールを止めるなど、チームで協力して取り組みました。
コメント
深澤沙季 スタッフ(FA巡回指導員)
教室から外へ出てきた時から、大きな声であいさつをしてくれたり、園でのことをたくさんお話してくれたりと、元気よく活動に取り組んでくれました。「これ少し難しい」と言いながらも、一生懸命何度も練習して、コーチできるようになったよと見せに来てくれる子がたくさんいました。鬼ごっこや試合では激しく戦う姿も見られ、転んだりボールが頭や顔に当たっても、泣かずにすぐに立ち上がり、ボールを取りに行く姿や走り回る姿が見られました。試合に負け、悔しくて泣いてしまう子もいましたが、最後には一緒にやってくれたお友達と握手をし、きちんと挨拶をする姿もあり、この短い時間の中で、また一つ子どもたちの成長を見ることができました。
2月12日(水) 入江こども園(静岡県静岡市)
天気がとても良く運動日和の中、年長さんを対象にサッカー教室を行いました。コーチ2名、先生3名が一緒に活動しました。講義、ボールフィーリング、サーキット、しっぽとり、試合のメニューを行いました。1人1個のボールを使ってのボールフィーリングでは、ボールタッチやドリブルをしました。ドリブルでは両足でボールを触りながら一生懸命取り組みました。最後のゲームでは男女に分かれ行い、どちらも白熱した試合展開となり最後まで諦めない姿勢が印象的でした。子どもたちは1時間笑顔で楽しく活動に取り組んでくれました。
コメント
森田祐史 スタッフ(FA巡回指導員)
始まりの挨拶から元気よく活発な子どもたちでした。ボールフィーリングでは始めは難しいと諦めそうになっている子もいましたが、「諦めないでやってみよう」と伝えると何度も挑戦してできるようになったと嬉しそうな表情で言いに来てくれる子もいました。ドリブル練習では、最初はボールがうまく扱えない子が多かったですが「ボールをつま先で扱おうとするとボールが体からはなれてしまうね」と伝えるとそこからは徐々にうまく扱えるようになれました。最後のゲームでもドリブル練習を生かし積極的にチャレンジしていました。
2月17日(月) さくら幼稚園(静岡県静岡市)
年長児59名で開催しました。天候も良く、コーチ3名と先生2名も一緒に、みんな元気よく活動をしました。ボールフィーリング、サーキットトレーニング、しっぽとり、試合の流れで行い、男女共にとても元気よく取り組んでくれ、特にしっぽ取りや最後の試合などでは勝ちたいという気持ちが前面に現れ、ボールを追いかける姿がとても印象的でした。
コメント
李光 スタッフ(FA巡回指導員)
大きな声で挨拶ができ、活動も積極的に行っていました。2チームに分かれ行ったしっぽ取りでは諦めずに最後までチャレンジすることはもちろん、どうすれば相手チームに勝てるか、リーダーを決めた作戦タイム後の対決では、みんなで話し合ったことを積極的に取り組み白熱した対決となりました。続いて行ったゲームでも勝負にこだわりボールを追いかける姿が印象的な活動となりました。
2月25日(火) 船原幼稚園(静岡県静岡市)
年長児17名で開催しました。2月の開催でしたが、寒さもなく運動しやすい環境でスタートしました。コーチ3名、先生2名も一緒に全員で活動しました。講義、ボールフィーリング、体操、サーキットトレーニング、しっぽ取り対決、試合のメニューを楽しく行いました。最後まで難しい事にもあきらめないで取り組む姿がありました。
コメント
深澤沙季 スタッフ(FA巡回指導員)
スタートから、男の子も女の子も元気よく活動できました。ボールフィーリングではコーチのお話をしっかり聞いて、「どうやったらできるかなぁ」と何度もチャレンジする姿がありました。しっぽとりでは男女関係なく積極的にしっぽを取りにいく姿が印象的でした。最後のサッカーの試合は、全員が必死にボールを取り合い、コーチや先生が驚くような試合をしてくれました。今後も仲間と協力して楽しく運動をして欲しいです。
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/27 ビーチサッカー日本代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(12.1-5@沖縄/宜野湾市)
- 審判 2024/11/27 【SPECIAL】優れた審判員がいる国には 素晴らしいサッカーがある~デイビッド・エラリーIFABテクニカルダイレクター インタビュー
- 大会・試合 2024/11/26 株式会社hacomonoと「U-12カテゴリーパートナー」契約を締結 JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/26 組み合わせ・テレビ放送決定、中村俊輔氏がアンバサダーに就任 JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/26 組み合わせ および 決勝のテレビ放送・配信、準々決勝~準決勝の配信が決定 第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会