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第3回ナショナルGKキャンプの全日程が終了
2019年12月09日
2月6日(金)より、福島県のJヴィレッジで行われていた第3回ナショナルGKキャンプが、8日(日)に終了しました。
選手たちはU-13、U-14のカテゴリーに分かれてGKというポジションに特化したトレーニングを徹底的に行い、適切なテクニックの習得を目標に行われました。
毎晩のミーティングではトレーニングの映像を見ながら分析を行いました。さらに、選手自身に夢を書いてもらい、その夢を実現させるために、今なにをすべきかを考えてもらうなど、様々なアプローチで個々のレベルアップをするためのプログラムが実施されました。
また、前回同様、アドバイザーで来日されたフランス・フック氏からも多くの貴重なアドバイス・指導を受けながらトレーニングに取り組み、選手たちは自分自身の100%以上の力を出そうと奮闘し、自チームに帰っても継続してレベルアップすることを誓い帰路につきました。
コーチコメント
川俣則幸 GKキャンプ統括/JFAナショナルトレセンコーチ
今回から対象年代を従来までのU-15,18からU-13,14に変更し、今年度3回目のナショナルGKキャンプを無事に終える事が出来ました。今回のキャンプでは、「テクニックの習得」を目的としました。守備では、安全確実にゴールを守るという目的に対して適切なテクニックを習得すること。攻撃では効果的な攻撃に繋げるという目的に対して適切なキック、コントロール、スローのテクニックを習得することに取り組みました。初日は、様々なゲーム形式で各選手のGKとしてのテクニックの評価を行いました。その評価に基づき、各グループ担当のコーチ達が計画したトレーニングによって、選手が目的に対して適切なテクニックを身につける事にチャレンジしました。
2日目の午前は、シュートストップの状況下でのキャッチング、そして移動、ローリングダウンのテクニック、午後は1対1の状況下に特化し、いつでも手を出せるような構えから、我慢強く対応し、相手からボールを奪えるチャンスにフロントダイビングでボールを奪ったり、ブロッキングでシュートを防ぐことに取り組みました。
3日目はパスとコントロール、スロー、そして、最後は初日に行ったゲーム形式で、キャンプでその質に拘り積み上げたテクニックの質を再確認しました。どの選手も初日よりも向上が見られました。
選手達はピッチの上だけでなく、オフザピッチでも映像を使ったミーティングの中で、GKとしての自分のプレーを客観的に評価することにも取り組みました。トレーニングの後、選手は自分のノートにトレーニングの内容、コーチからのアドバイス、自分で気付いたことなどを記録していました。同様にコーチ達も行ったトレーニングの振り返りをグループ内で共有しました。また振り返りを活かし、次のトレーニングを構築するというサイクルが出来上がりました。こうしたサイクルを選手もコーチも回し続けることによってのみ、選手もコーチも成長していくのだということが、参加者全員が実感することが出来ました。
今回もアドバイザーとして参加していただいたフランス・フック氏からはアイデアの提示、選手、そして我々コーチにも的確な指摘と貴重なアドバイスを頂きました。選手、スタッフ、選手を送り出して頂いた所属チームの関係者の皆さん、そして開催地Jヴィレッジの皆さんに改めてお礼を申し上げます。また、今回のキャンプには、指導者の皆さんも多数視察に来られ、トレーニング後にはディスカッションをすることも出来ました。選手のこれからの成長に期待するとともに、各チーム、各地域で更に良いGKを育成出来るように力を合わせて頑張りましょう。
選手コメント
小林将天 選手(FC東京U-15むさし/U-14)
今回GKキャンプに選んでいただき、とても感謝しています。三日間という短い期間の中でしたが、同世代のレベルの高いGKからいい刺激を受け、収穫の多いキャンプにすることが出来ました。得意なプレーと課題としているプレーを浮き彫りにすることが出来、コーチからもそのプレーに関してアドバイスをいただくことでたくさんの気づきがありました。
頂いた、貴重なアドバイスを意識して、キャンプを終わってからの自チームの練習でも一つ一つのプレーの質を追求していきたいと思います。
チームに戻ってからも、このキャンプで得たことを日頃から継続して取り組み現状に満足することなく目標に向けてレベルアップしていきたいです。
吉澤匠真 選手(浦和レッドダイヤモンズ ジュニアユース/U-13)
今回のキャンプを通してたくさんのことを学ぶことが出来ました。このキャンプでは基礎の部分から徹底して質にこだわって練習することが出来ました。練習を通してキャッチングやローリングダウン、ステップといった技術がまだまだ低いと感じました。特にグラウンダーのボールへの手の出し方は何度も指摘されたので今後改善する必要があると思います。
他にも、ボールの高さに合わせてハンドリングを変えることやポジションを変えた時の重心をどこに置くかなども意識しながら今後練習に取り組みたいと思いました。
今回のキャンプでは素晴らしい環境の中で、たくさんのコーチたちに教えてもらったので非常に多くの学びがありました。最後に僕は将来はプロサッカー選手になって活躍することが夢なのでそれに向けて、必死に練習に取り組んでいきたいと思います。
木村光貴 選手(FC GRANRIO SUZUKA/U-13)
このような素晴らしい環境でのGKキャンプに参加出来、関係者の方をはじめ、所属チームや両親に感謝の気持ちでいっぱいです。
一日目では新しく自分の課題を発見し、二日目でその課題に対して意識を高く持って練習し、自分の中の短所を長所に変えられるよう積極的にチャレンジすることが出来、質の高いトレーニングを行えました。今回の練習テーマである基礎の部分に関してこだわることで、自分では問題ないと思っていても、後々映像で見返すとあまり出来ておらず改善する必要があることに気付いたり、細部まで見返すことが出来ました。
今回のキャンプで学んだことを自チームにも持ち帰り、意識を高く持って練習することで自分のものに出来るように取り組んでいきたいと思います。また、オフザピッチでもオンザピッチに向けて常に自分の100%以上の力を発揮できるようにするために何が必要なのか考え行動することが出来たので、継続して取り組んでいきたいです。
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