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第3回JFL担当審判員研修会を開催
2019年07月24日
第3回JFL担当審判員研修会が7月7日(日)・15日(月・祝)に東京のJFAハウスで分散開催されました。7日(日)は9人、15日(月・祝)は16人の審判員が参加しました。
競技規則改正の講義やグループディスカッションを行い、担当審判員はシーズン後半戦に向けてさまざまな情報を共有しました。
インストラクターコメント
土本泰 1級インストラクター
7月15日(月・祝)に、第3回JFL担当審判研修会(後半)がJFLハウスで開催されました。後半の参加者は審判員16人、JFLコーチ3人でした。小川佳実審判委員長は開会の挨拶で、審判員に「答えを求めるのではなく、考え方を創る」と述べました。
講義1では「競技規則の改正」を太田潔S級審判インストラクターから受けました。2019/20年の改正は・選手の振る舞い(行為・行動)の向上と「リスペクト」の向上・より長いプレーイングタイムの確保・「公平・公正さ」と「魅力度」の更なる向上を目指したもので、審判員からもいくつかの質問があがっていました。
講義2では「ヘディングの競り合い」シーンの映像を視聴し、3つのグループでディスカッションしました。同じ映像でしたが、グループ内で意見が統一されることはありませんでした。
講義3では事前のアンケートを基にグループでテーマを選択し、「なぜこのテーマを選んだか、どのように解決するか、試合にどう生かすか」をディスカッションすることとしました。3つのグループが取り上げたテーマは、「コミュニケーションの取り方」が2グループ、「PA付近のポジショニング」が1グループでした。
最後に太田インストラクターから、「前半戦は大きなトラブルもなく進んできた。後半戦もコンディショニングを整えながらがんばってほしい」と審判員に向けた激励がありました。
参加者コメント
松本康之 1級審判員(愛知県)
競技規則は多くの改正点があり事前に映像と文章で確認をしていましたが、あらためて講義を受け、より理解を深めることができました。グループディスカッションは2つのテーマで話し合いを行いました。1つ目は「空中にあるボール、ヘディングの競り合いの見極め」をテーマとして、全員で同じ映像を見て、判定する際の考慮点(接触部位、配慮(力・距離・安全性)、意図(不用意)、踏み切る位置、角度など)の確認・共有を行いました。2つ目はレフェリング上で困っていること・疑問に思っていることについて、問題点・解決策を話し合いました。グループ毎に課題が異なっており、他グループのディスカッション内容を聞き様々な学びがありました。今回の研修会を活かし、一つひとつの判定を大切にし、見ている方々にも納得していただける判定を心掛けてまいります。
大橋侑祐 1級審判員(静岡県)
競技規則改正の講義では、今回大きくルールが変更になるということもあり、様々な疑問点などを用意して解説を受けました。審判員から多くの質問が出て非常に充実した講義になりました。グループディスカッションでは、「ヘディングの競り合い」というテーマが与えられグループごと話し合い様々な意見が飛び交いました。主審のポジショニングや競り合う選手の考慮点、ジャンプするタイミングなど色々なことを考えて正しい判定に結び付けていかなければならないと改めて勉強になりました。今後も研修会で学んだことを活かし競技規則を理解して「選手のために全力で」を念頭に置き、誠心誠意試合に臨んでいきたいと思います。
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