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チームの完成度を高めるために自分たちに向き合ってトレーニング ~FIFA女子ワールドカップフランス2019
2019年05月30日
なでしこジャパンはFIFA女子ワールドカップフランス2019前最後の強化試合となるスペイン女子代表との国際親善試合を6月2日(日)に控え、フランス北部の街 ル・トゥケでトレーニングをスタートしました。
前日に引き続き気持ちよく晴れ渡った空のもとで行われた午前のトレーニングでは、マーカーを置いたアジリティトレーニングに始まり、グリッド内5対3のパス回し、フリーマンを加えた4対2や4対4、GKを含む6対6のスモールサイドゲームとメニューをこなしました。午後は天気が崩れて途中から雨に見舞われましたが、そんな中でも攻守両方の局面における対人のクロス対策を中心に行い、2回のトレーニングを精力的にこなしました。
フィジカル面ではアジリティ、そして戦術面ではポゼッションしながら全員でボールに関わること。こうした日本の強みをさらに高めていくことと、他方でチームの課題と認識しているクロスの攻防について時間をかけて向き合うことで、チームの完成度を高めていきます。
なでしこジャパンは6月2日(日)のスペイン戦を経て、10日(月)にワールドカップ初戦のアルゼンチン戦を迎えます。
選手コメント
DF #3 鮫島彩 選手(INAC神戸レオネッサ)
皆まだ時差ボケはあると思いますが、素晴らしい環境で気候的にも動きやすいのでコンディションは悪くありません。国内キャンプでは守っている時のスライドなど、守備にテーマを置いたトレーニングしてきたので、実戦でどれだけできるか確認したいと思います。スペインとは2年前のアルガルベカップで戦って、その時はパスを回されて全く奪えず、自分たちがボールを持ってもなかなか前に進めなかったので、そこからさらに状態を上げてきているレベルの高い国に対して、自分たちが今何を課題として取り組んでいくのか確認したいです。
MF #17 三浦成美 選手(日テレ・ベレーザ)
今日はパスの確認が多かったですが、スピードや精度を大事に、ボールを失わないようにするためにひとつひとつこだわって取り組みました。芝生が長くて、すこし粘る感じなので、そこに慣れていかないといけないと思っています。(ル・トゥケは)環境もいいですし、チームもいい雰囲気で、気持ちとしても段々と大会に向かっているなという感じです。自分にとって初のワールドカップなので、不安というよりは、思い切りやろうという思いでワクワクしています。
FW #9 菅澤優衣香 選手(浦和レッズレディース)
トレーニング中もそうですが、ピッチ外でもコミュニケーションが取れているので、すごくいい雰囲気だと思います。こちらに来てまだ3日目なので慣れない部分もありますが、大会までまだ時間があるので、しっかり調整したいと思います。初戦に向かうにあたり、一人一人がしっかりコンディションを上げていくことが大事だと思います。
スケジュール
FIFA女子ワールドカップフランス 2019
大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)
グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表
2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表
2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表
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