第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会（4/18～22）に参加している日本高校サッカー選抜は、4月22日(月)に5位・6位決定戦（第5戦）でFC Everton（イングランド）と対戦しました。

5位・6位決定戦（第5戦）vs FC Everton

日本高校サッカー選抜　1-1(1-0),PK3-5　FC Everton

得点者
14分　水野雄太（日本高校サッカー選抜）
47分　失点（FC Everton）

スターティングメンバー
GK：#21 松田亮
DF：#4 大石悠介、#6 岡井駿典、#19 吉村仁志、#24 後藤裕二
MF：#7 天笠泰輝、#15 水野雄太、#17 武田英寿
FW：#11 バスケスバイロン、#14 鈴木唯人、#20 染野唯月

交代
26分　MF #7 天笠泰輝 → MF #13 秋山裕紀
26分　FW #11 バスケスバイロン → FW #9 宮崎純真
57分　MF #15 水野雄太 → DF #3 豊島基矢

最終順位
6位

獲得賞
ベストFW賞　宮崎純真

マッチレポート

4-5-1のフォーメーションで臨むFC Evertonに対し、前回同様4-1-2-3の布陣の高校選抜はしっかりブロックをつくり、早いアプローチとプレスバックで相手の攻撃を阻む展開が続きます。攻撃ではワンタッチパスを絡めたリズムのいいパス回しでゲームを優位に進めます。

EvertonはGKを含めたビルドアップで攻撃を仕掛けますが、FWまでボールを運ぶことができない苦しい展開となります。14分、相手のサイドを崩した高校選抜水野選手のドリブルシュートで高校選抜が先制しました。
後半に入ってからも、高校選抜はボールへのアプローチと攻守の切り替えの早さからシュートチャンスをつくりますが、ゴールを捉えることができません。一方、FC Evertonは選手交代によりシステムを変え、FWを3人にして前線へ送るボールを増やし、チャンスを作ります。対する高校選抜もDF吉村選手を中心に相手ボールを跳ね返しますが、日本のパスミスからボールを奪われ、同点に。勝負の行方はPK戦にもつれこみます。PK戦では一人が失敗した高校選抜に対し、FC Evertonは全員が成功。PK戦で敗れた日本高校選抜は6位で大会を終えました。

監督・選手コメント

朝岡隆蔵 監督
決勝トーナメントには進めませんでしたが、ここ2試合の選抜チームは手応えある成長を見せて来ていました。このチームでの最後の試合ということを含めて、今まで出来たことを集めるのではなく、それを踏まえてチームベクトルを理解し正しい考え方で判断し、決断して情熱や技術を爆発させることが大事だということ、そして現実は判断や実行の紙一重で結果が変わること、チャンスはそうは転がっていないがチャンスは自分でつかみ取ることを伝えました。合宿からの積み重ねが具体的な組織力や戦力に繋がってきていると感じます。日本高校選抜の意義を思うと、結果は大切ですがこの機会に個々が成長し次へのステップへと自ら扉を開けることにあると思います。今日出場したフレッシュな選手達はそれを実証してくれました。結果はPK方式で負け6位ではありましたが、このチームでなすべきこと、また出来ることを精一杯やり切ることができたと思います。

GK #21 松田亮 選手
昨年の選抜では最後に選考から落ちて悔しい思いをしたので、今年こそはと願い合宿を過ごしました。幸い選考され臨んだ遠征でしたが、チームメイトに勇気をもらい、モチベーションを保ったまま最終戦に出ることが出来ました。緊張の連続で、PK戦になった時「一本止めてやる！」と意気込みましたが残念ながら1本も止められず6位になりました。でも、少しパワーアップできたとも感じるし、遠征に来られてよかったと思っています。応援していただいた方々に感謝します。

DF #19 吉村仁志 選手
本戦になってピッチに立てていなかったのですが、練習も何もかも決して気持ちを落とさないことを心がけやって来ました。ミーティングでの色々な話を具体的にイメージしながら準備をしていたので今日のスタメンでは、思いのほか体を躊躇無く動かすことが出来ました。まだ十分ではありませんが、自信がつきました。結果は残念でしたが、遠征は本当に楽しく過ごすことが出来ました。

スケジュール

※天候等により、トレーニング会場、時間が変更する場合があります。