11月11日(日)に行うノルウェー女子代表との国際親善試合に向けて、なでしこジャパン（日本女子代表）は10日(土)、試合会場の鳥取市営サッカー場 バードスタジアムで、公式練習に臨みました。

報道陣には冒頭15分のみを公開とした中、選手たちはリラックスした表情で調整。15分以降は非公開で、翌日のノルウェー戦を見据えた練習を行いました。

練習後には鳥取県の平井伸治知事から「ぜひ明日は素晴らしいプレーで、鳥取でいい思い出を残してください」と激励を受け、鳥取県名産の梨などを寄贈いただきました。そして最後には「明日はいい試合になりますように、祈るウェー（いノルウェー）」と、平井知事のユーモアあふれる励ましに、なでしこジャパンの選手・スタッフ一同は、一層和やかなムードに包まれました。

また、練習の前には、なでしこジャパンの高倉麻子監督が、同会場で公式前日会見に臨みました。

「ノルウェーという非常に歴史のある強いチームが日本に来てくれて、ここ鳥取で試合ができることを楽しみにしています」と、FIFAランキング13位（2018年9月28日発表）の強豪との対戦を歓迎しながら、「（AFC女子アジアカップとアジア競技大会を終えて）選手がこの後、どのような変化を加えていくのか、チームがどう変化していくのかを楽しみにしています」と話し、FIFA女子ワールドカップ フランス2019へのリスタートとなる、翌日の試合に期待をかけました。

国際親善試合ノルウェー女子代表戦は鳥取市営サッカー場 バードスタジアムで11月11日(日)14時キックオフ予定です。

監督・選手コメント

高倉麻子 なでしこジャパン監督
私たちなでしこジャパンは6日に鳥取に入り、新しいメンバーも加わった中で、どのような合宿がスタートするのか楽しみにしていましたが、非常に元気で、やってやるという気持ちに満ちた表情で日々のトレーニングに臨んでくれました。選手には、次のワールドカップを目指す代表チームの一員として、とにかく自分のプレーを表現してもらいたいと思っています。明日は内容も結果も伴った、なでしこらしい試合をお見せしたいと思います。

DF #22 清水梨紗 選手（日テレ・ベレーザ）
今回は多い人数が合宿に招集されたので、練習でも競争意識が一層ありますし、みんなが大きな責任を持ってプレーしているように思います。そういった周りの選手を見ながら、自分自身のプレーを見直していますし、そういう意味でもいい合宿ができています。今年、アジアで厳しい試合を戦ってきたメンバーがそろっているので、コミュニケーションもしっかり取れていると思います。ノルウェーにはうまい選手や速い選手がいるので、試合に出場したら対人プレーで負けないことを考え、積極的に攻撃参加していきたいと思います。

FW #8 岩渕真奈 選手（INAC神戸レオネッサ）
今回の合宿では、身体が大きく速い相手に対しする練習を多く積んできました。明日は一人ひとりがしっかり戦い、いい結果を残したいと思います。自分が若い時に周囲に生かしてもらっていたように、周囲を生かすプレーも増やしていきたいです。今年はアジアの大会で2回優勝して少しは自信になりましたが、内容が伴っていたかというと自分はそうは思いません。選手は満足できていないと思います。FIFA女子ワールドカップまで半年くらいしかないので、明日のような試合を大切にしていきたいです。

マルティン・ショーグレン ノルウェー女子代表監督
FIFA女子ワールドカップへの準備の試合で、世界一となった日本チームと対戦できることを、とてもうれしく思っています。女子ワールドカップへの準備として、この試合はとても重要なゲームになると思います。2011年の女子ワールドカップでは、日本が女子サッカーを全ての点でレベルアップさせました。その後の大会でも（日本を）見ていますが、スキルの高いサッカーをやっていることは変わっていません。明日の試合は厳しい試合になると思いますが、ベストを尽くしていいゲームにしたいです。

スケジュール

※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。

国際親善試合

2018/11/11(日)　14:00 キックオフ(予定)
なでしこジャパン（日本女子代表） 対 ノルウェー女子代表
鳥取／鳥取市営サッカー場　バードスタジアム

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