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キリンチャレンジカップ2018 ガーナ戦へ向けてワールドカップ候補選手を選出
2018年05月19日
SAMURAI BLUE(日本代表)の西野朗監督は5月18日(金)、FIFAワールドカップロシア2018前の最後の国内試合となる今月30日(水)のキリンチャレンジカップ2018ガーナ代表戦(神奈川/日産スタジアム)へ向けたメンバーを発表し、香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)、岡崎慎司選手(レスター・シティ)、本田圭佑選手(CFパチューカ)らが選ばれました。
4月の監督就任後初めての試合となるガーナ戦へ臨む27人は、本大会に予備登録されたメンバー35人からの選出で、西野監督は大会最終メンバー23人を「基本的にはこの27人の中からと考えている」と話しています。
今回のメンバーには、乾貴士選手(エイバル)と柴崎岳選手(ヘタフェ)、長友佑都選手(ガラタサライSK)のほか、浅野琢磨選手(VfBシュツットガルト)と井手口陽介選手(クルトゥラル・レオネサ)がそれぞれ昨年11月、12月以来となる代表復帰。国内からはJリーグ首位のサンフレッチェ広島から青山敏弘選手が、約3年ぶりに選ばれました。
また、主将には長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)が指名されました。
東京都内で会見に臨んだ西野監督は、「6月19日(火)にW杯の大舞台で最高のコンディションになるであろうという選手たちを予測して招集した」と述べ、「固執したシステムやポジショニングだけではない。ポリバレントな質、対応力は間違いなく求められる」として、本大会で戦い抜くためには選手には複数のポジションでの力を発揮できることが必要という考えを示しました。
一方で、指揮官はヨーロッパと国内とのシーズンの違いや負傷明けなど選手のコンディションについて「刻々と選手の状態が変わる」と指摘。選考の難しさについて触れ、直前の負傷で2選手の招集を見送ったことを明かし、21日(月)に始まる合宿で選手の状態を確認しながら、場合によっては追加招集の可能性もあることを口にしました。
西野監督は、「ガーナ戦がロシア大会への第一歩であることは間違いない。そのテストに対しての27人という考え」と話しています。
日本代表は6大会連続6度目の出場となる今回のワールドカップではグループHで、6月19日(火)にコロンビア代表、24日(日)にセネガル代表と、28日(木)にポーランド代表と対戦します。
チームは週明けからの合宿で調整を開始。30日(水)のガーナ代表戦の翌日、31日(木)ロシア大会に臨む最終の23人を発表の予定。その後、6月上旬からオーストリアで直前合宿を行い、8日(金)にスイスのルガーノでスイス代表と、12日(火)にはオーストリアのインスブルックでパラグアイ代表と強化試合を実施する予定です。
コメント
西野朗 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今月14日(月)にラージリストの35人をFIFAへ提出しましたが、残念ながらその後に2人の選手をコンディションのために選考できないことになり、33人から今回の27人を選考しました。現在調子の良いパフォーマンスを出している選手たち、今までの実績と経験値のある選手たち、そしてこれから将来へ向けてポテンシャルの高い、可能性のある選手たちなど、選考に際してはいろいろと見るべき要素が多くありますが、選手たちは決してトップコンディションではありません。国内と海外でシーズン制が違うなかで選手たちのコンディションが一番揃いにくい状況でもあります。刻々と状況が変わっていくので、バックアップの選手たちを含めた中でチームを作り見極めていくことが必要と考えています。今回27人を選びましたが、選手たちの状態を見て、キャンプ中に追加招集も考えられます。この27人が21日(月)からの合宿に良い状態で来てくれることを願っています。
ただ、6月19日(火)のワールドカップの大舞台で最高のコンディションになるであろうという選手たちを予測して招集しました。どういうチームができるか、想像力を働かせながらチームと選手を見ていかなくてはならないと考えています。(大会初戦の)コロンビア戦で勝ちに行くために、選手のいろいろな掛け合わせの中でベストな選択をしていきたい。一番良い選手、一番良いグループ、チームを考えていきたいと思っています。チームはバランス的なものもありますが、選手には固執したシステムやポジショニングだけではない、対応力が間違いなく求められます。このリストにもポリバレントな質を持った選手がたくさんいます。選手たちには柔軟に対応していく力や戦い方を持ってほしいので、たくさんのオプションを考えて伝えていきたいと思っています。
田嶋幸三 JFA会長
非常に楽しみな顔ぶれになっていると思います。貴重な合宿の期間、有意義に素晴らしい内容でやってもらいたい。ガーナ戦で素晴らしい成果を収めることと、その次につながる合宿をしてもらいたいと思っています。
関塚隆 JFA技術委員会委員長
いよいよ21日(月)からキャンプが始まります。西野監督の下、スタッフと選手が結束してFIFAワールドカップを迎えられるように、全力でサポートしていきたい。ガーナ戦はワールドカップへ向けて大切な一戦になります。本大会でコロンビア、セネガル、ポーランドと戦うために、ガーナ戦をしっかりとやっていきたいと思っています。
スケジュール
2018年5月30日(水) 19:25キックオフ(予定)
神奈川/日産スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ガーナ代表
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