ニュース
JFAエリートプログラム 女子U-13 トレーニングキャンプ、学び・考え・実践する充実のキャンプを終了
2018年03月30日
3月26日(月)にスタートしたJFAエリートプログラム 女子U-13トレーニングキャンプが29日(木)、最終日を迎えました。最終日も天候に恵まれ、気温が上がる中でのトレーニングとなりましたが、選手は疲れも見せず集中してトレーニングに臨み、最後は紅白戦でキャンプを締めくくりました。翌月からカテゴリーがひとつ上がり、U-14となる選手たちですが、お互いに成長してまた会えることを約束し、4日間のキャンプは終了しました。次の活動は、8月に中国遠征を予定しています。
監督・選手コメント
狩野倫久 監督(ナショナルトレセンコーチ/SAGAWA SHIGA FC)
U-13年代最後となる3回目の活動は、23名(FP20名、GK3名)を選考しました。今回のキャンプでは攻守両面における「技術」と「個人戦術」の向上、エリートプログラム女子U-13として今まで「積み上げてきたこと」の確認・継続をすることを大きな目的としました。初日には、びわこ成蹊スポーツ大学の協力によりASE(Action Socialization Experience)を行ったことでキャンプのスタートからグループとしてお互い積極的にコミュニケーションを取り、協力し合う姿が見られました。今回はトレーニングの他に、Uスポーツクラブ(男子U-15)と至学館高校の2チームと練習試合を行いました。守備では激しさと厳しさを持ってプレスをかけ、積極的にボールを奪いにいくこと。攻撃ではプレッシャーを受ける中でのテクニックの発揮、準備と判断、そして攻守の切り替えなど、体格、パワー、スピードが勝る相手に対し、どのようにして戦うかなど、試合を通じての気づきが多く、キャンプ中も大きな変化と成長が見られました。
今回はプログラムのレクチャーの他に、活動の振り返りに時間を割きました。まず各個人で成果と課題、その中で今後に向け特に重要なこと、を書き出し、グループに分かれ、ディスカッションをしました。そのグループ内での共通点を探り、各グループから出た意見や共通項目をさらに絞り、自分たちで、考えを導き出すことに取り組みました。ディスカッションから「どんな相手にも1対1で粘り強く守備すること」、「プレースピードを上げること(特に判断・観る)」、「1つ1つのプレーを、世界基準にこだわってプレーすること!」を挙げていきました。同じようにASEや日常の取り組み中の振り返りとして「リスクを恐れず挑戦し、それを次につなげるため考え話し合いそして仲間と協力し、信頼すること」を重要なこととして、皆の共通理解を深め合いました。
今回のキャンプは、取り組みに主体性があり、状況の変化にも対応する臨機応変な姿も印象的でした。4日間の活動で選手はオンザピッチ、オフザピッチの両方で大きな刺激を受け、非常に内容の濃い、充実したキャンプとなりました。最後に今回この様な活動の場を提供いただいた、びわこ成蹊スポーツ大学をはじめUスポーツクラブ、至学館高校などご協力いただいた関係者の皆さまに心より感謝いたします。
GK #2 田島伊織 選手(INAC神戸U-15)
今回のキャンプに参加して、とても良い仲間、良い環境でサッカーができ、本当に良かったです。シュートやクロス、パスの質などどれもレベルが高いと感じました。ゲームでは、私がチームで意識しているビルドアップやパスの質などを発揮することができました。シュートの対応も、良い準備をすることやポジショニングを意識することができました。また、それだけではなく、今後の課題も見つけることができました。クロスの対応で、迷ってしまう場面が多かったのですが、コーチからいろいろ教えてもらい、セットプレーなど、いかなる場面でもGKがリーダーシップをとってチームを動かせるようにしなければいけないことが改めてわかりました。所属チームに帰っても、今回のキャンプで学んだことを日頃から意識して、チームの勝利に貢献できるように、また今後もエリートプログラムに呼んでもらえるよう、努力していきたいです。
FP #10 鈴木愛理沙 選手(ヴィクサーレ沖縄フットボールクラブ・ナビィータ)
今日はキャンプの最終日でした。初日にやったASEや、これまでの練習の集大成として紅白戦を行いました。私はFWだったので、確実に点を決めること、アクションを積極的に起こし、チャレンジすることを意識しました。しかし、ボールをもらって前へ向けても相手の強いプレッシャーに勝てず、なかなかゴールにつなげることができませんでした。そこで仲間と話し合い、もっと簡単にボールをはたき、裏へのロングボールを多くしたら、シュートへつなげる機会を増やすことができました。仲間とコミュニケーションを取り合い、ゴールできたところもあり、良かったと思います。ただ、ボールコントロールなど課題もたくさんありました。すぐに修正できることではないのですが、これからチームに帰っても、この4日間で学んだことを続けて、満足のいくプレーができるように頑張りたいと思います。
FP #11 森田千尋 選手(高知学園女子サッカー部/JFAアカデミー今治)
キャンプ最終日は、この3日間だけでなく、今までやってきた全てを出し切ろうという気持ちでプレーしました。紅白戦では、ミスをしてしまうことが多くありましたが、そのミスで奪われたボールを取り返しに行く切替えがすぐにでき、自分のミスをカバーすることができました。ただ、やはりまだ自分のプレーが全て出しきれたわけではなかったので、チームに帰っても、このキャンプで見つけた自分の改善点のレベルアップを意識し、良かった点はもっと伸ばせるよう努力していきます。この4日間で得たものを今後も意識してプレーしていきたいと思います。
スケジュール
3月26日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
3月27日(火) | AM/PM | トレーニング |
3月28日(水) | AM/PM | トレーニング |
3月29日(木) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/28 JFA×花王「アタック」 JFAソーシャルバリューパートナーとJFAサポーター契約を締結 ~オフィシャル衣料用洗剤として日本代表活動やイベントへ提供、環境・教育に対する取り組みを協業~
- 日本代表 2024/11/27 「潜入ツアー ~JFAハウス編~」を初開催! サッカーに関わるすべての方へ!今年もありがとうキャンペーン2024
- 日本代表 2024/11/27 ビーチサッカー日本代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(12.1-5@沖縄/宜野湾市)
- 審判 2024/11/27 【SPECIAL】優れた審判員がいる国には 素晴らしいサッカーがある~デイビッド・エラリーIFABテクニカルダイレクター インタビュー
- 大会・試合 2024/11/26 株式会社hacomonoと「U-12カテゴリーパートナー」契約を締結 JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会