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初勝利を目指す柏、巻き返しを狙う川崎F ~ACLグループステージ第3節~

2018年03月05日

初勝利を目指す柏、巻き返しを狙う川崎F ~ACLグループステージ第3節~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018グループステージも第3節に入り、3月6日(火)に初勝利を狙う柏レイソルはホームで香港の傑志と、セレッソ大阪がアウェイでタイのブリーラム・ユナイテッドと対戦。7日(水)には鹿島アントラーズがオーストラリアでシドニーFC戦に臨み、2敗で後がない川崎フロンターレはホームにメルボルン・ビクトリーを迎えて巻き返しを狙います。

柏、今大会初勝利へ

2戦を終えて1分1敗でグループE 3位の柏は、ホームに香港リーグ王者の傑志を迎えて今大会初勝利を目指します。

ACL初出場の傑志は昨季リーグ戦と香港FAカップに優勝し、香港シニアシールドも制して3冠を達成。国内リーグでこの3シーズンで優勝2回、準優勝1回と安定した力を発揮しています。現在も12勝2分無敗で首位を走っています。

今季はC大阪でも活躍した元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン選手が入り、攻撃力がアップ。リーグ得点ランクトップのブラジル人FWルーカス選手はACL登録外ですが、9ゴールで得点ランク3位のFWサンドロ選手、元ハンガリー代表MFクリスティアン・ヴァドーツ選手らを擁しています。

しかし、ACLでは初戦をアウェイで天津権健(中国)に0-3、ホームでの全北現代(韓国)戦では0-6と苦戦が続いています。

柏はJリーグでは開幕戦をアウェイで仙台に0-1で落としたものの、ホームでの第2戦で横浜F・マリノスに2-0で勝利を収め、調子は上向きです。

FWクリスティアーノ選手、MF江坂任選手、FW伊東純也選手の攻撃力に、MFキム・ボギョン選手やMF大谷秀和選手の攻守での貢献度も高く、DF小池龍太選手の右サイドでの攻撃参加も魅力です。

ACL初戦を全北現代(韓国)相手に2点先行しながら2-3で落とし、ホームでは天津権健に1-1で引分けて、リードした後の戦い方が課題でしたが、本来の攻撃力と堅守を発揮すれば、勝点3獲得は遠くありません。

連勝を目指す鹿島

第2節にアウェイで水原三星ブルーウィングス(韓国)に2-1で勝って今大会初勝利を挙げた鹿島は、アウェイでオーストラリアのAリーグ王者のシドニーFCに勝って、連勝でグループH首位キープを狙います。

前節2得点でチームを勝利に導いたFW金崎夢生選手が好調で、3月3日(土)のガンバ大阪とのリーグ戦でも決勝点を挙げています。この試合で負傷退場したMF遠藤康選手はその怪我のために戦列を離れますが、交代出場した若手のMF安部裕葵選手や、MF三竿健斗選手らに期待がかかります。

シドニーは16強入りした2016年以来2年ぶり通算4度目の出場。ホームでの水原三星との初戦を0-2で落とし、前節はアウェイで上海申花(中国)に2-2で引分けて勝点1。鹿島戦の勝利で最下位脱出を狙っています。

ブラジル人FWボボー選手は現在リーグ22戦22得点で得点ランクトップ。元ポーランド代表MFアドリアン・ミエルゼイェヴスキ選手も12得点で、セルビア元代表MFミロシュ・ニンコヴィッチ選手と共に攻撃を牽引しています。DFルーク・ウィルクシャー選手や主将のMFアレックス・ブロスケ選手など代表経験者も多く揃っています。

直近のリーグ戦では2位のニューカッスル・ジェッツに敗れて今季2敗目を喫しており、リーグ戦とACLでほぼ同じ顔触れを維持してきた先発を変えるのか、気になるところですが、両者は2011年のグループステージでも対戦し、鹿島が2勝。鹿島にとって相性は決して悪くなさそうです。

C大阪、アウェイで2勝目獲得へ

1勝1分でグループG首位のC大阪は、タイリーグ王者のブリーラム・ユナイテッドの本拠に乗り込んでの戦いです。

ブリーラムはホームで熱狂的なファンの応援に支えられて攻撃的なプレーを見せることで知られ、日本との気温差を含めてC大阪の対応力が試されます。

ブリーラムは、初戦をアウェイでACL 2度優勝の広州恒大(中国)と1-1で引分けながら、グループ2位の済州ユナイテッド(韓国)とのホームでの第2戦で0-2の黒星。しかし、2月に始まったタイリーグでブリーラムは現在4戦4勝で首位に立っています。

リーグではブラジル人FWジオゴ選手が5得点と攻撃の中心ですが、累積警告のためC大阪戦には出場停止です。しかしチームはACL初戦で同点ゴールを決めた、ブラジル人FWエジガル選手や、タイ代表MFジャッカパン・ケオプロム選手や若手MFスパチョク・サラチャート選手、ベネズエラ代表DFアンドレス・トゥニェス選手らを擁しています。

両者は2014年のグループステージで1度顔を合わせており、C大阪がホームで4-0勝利、アウェイではDF山下達也選手の2得点で追いついて2-2で引分けました。

C大阪はMF清武弘嗣選手に加えて、MF福光隆貴選手が練習中の負傷で離脱しましたが、日本代表FW杉本健勇選手、リーグ戦2戦連続得点のFW柿谷曜一朗選手、今季加入で周囲との連携が右肩上がりのFW高木俊幸選手らの活躍に期待がかかります。

必勝を目指す川崎F

グループFで2連敗して後がない川崎Fは、ホームの等々力スタジアムで昨季オーストラリアAリーグ2位のメルボルン・ビクトリーと対戦します。

過去の対戦は2010年グループステージで1度。その時はホーム4-0、アウェイ0-1の1勝1敗でした。そのアウェイ戦でメルボルンの得点を決めたのが、当時、主力選手の一人だったケビン・マスカット現監督でした。その指揮官の下で昨季リーグ2位に入り、今回は2年ぶり6度目出場です。

初戦をホームで蔚山現代(韓国)に3-3と分け、アウェイでの第2戦で上海上港に1-4で敗れました。しかし、オランダ出身FWレロイ・ジョージ選手が初戦で2得点し、第2戦でPKながら得点を挙げたFWコスタ・バーバルーゼス選手はAリーグでも8得点。9得点を挙げている元コソボ代表のFWベサート・ベリシャ選手とともにチームの得点源です。オーストラリア代表経験のあるMFジェームス・トロイージ選手やDFリース・ウィリアムズ選手も健在で、リーグでは4位につけ、現在2連勝と調子は決して悪くありません。

一方、Jリーグ王者として臨んだ今大会で思わぬ苦戦を強いられている川崎ですが、リーグ戦では開幕から1勝1分で、MF中村憲剛選手、FW小林悠選手らが得点をマーク。チームのコンディションや連係も上がってきているようです。グループステージ突破へ勝利が求められる試合で、力量が試される戦いになりそうです。 

大会期間:2018年1月30日(火)~2018年11月10日(土)

次節の試合情報
3/6(火) 19:30キックオフ
グループE 柏レイソル (日本) vs 傑志 (香港)
TV放送:日テレNEWS24(19:15-21:30)

3/7(水) 19:00キックオフ
グループF 川崎フロンターレ (日本) vs メルボルン・ビクトリー (オーストラリア)
TV放送:日テレジータス(18:45-21:00)

3/6(火) 18:00キックオフ
グループG ブリーラム・ユナイテッド (タイ) vs セレッソ大阪 (日本)
TV放送:日テレジータス(19:45-22:00)

3/7(水) 19:30キックオフ
グループH シドニーFC (オーストラリア) vs 鹿島アントラーズ (日本)
TV放送:日テレNEWS24(17:15-19:30)

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