『第32回デンソーカップチャレンジサッカー 熊本大会』が2月16日(金)、熊本県の大津町運動公園で開幕しました。

オープニングゲームは、前回大会と同じ全日本大学選抜対九州選抜の対戦となりました。前回は0-4と全日本大学選抜に完敗を喫している九州選抜は、その雪辱をはたすべく、立ち上がりからFWの前田翔吾選手らが中心となって積極的にゴールを狙います。0-0のまま後半に入ると九州選抜はさらに攻勢を強め、58分には古川愛基選手が左サイドから上げたクロスに、梅田魁人選手が頭で合わせて先制。先制を許した全日本大学選抜も紺野和也選手が左サイドからチャンスをつくり、旗手怜央選手らがゴール前に迫りますが、なかなか得点にいたりません。さらに76分には井上健太選手のミドルシュートがバーを叩き、86分には小柏剛選手がゴールするもオフサイド。全日本大学選抜のゴールは遠く、先制点を守りきった九州選抜が、全日本大学選抜を下す大金星を挙げました。

単独地域選抜として2回目の参加となる東海選抜は、関東B・北信越選抜と対戦しました。試合が動いたのは21分。東海選抜・土居智之選手の直接FKが、相手選手に当たってそのままゴールに入り、オウンゴールで東海選抜が先制します。しかし関東B・北信越選抜はその7分後、氣田亮真選手がこぼれ球を詰めて同点に追いつきます。さらに前半終了間際の45分にも氣田選手が追加点を挙げて逆転に成功。後半の60分にも諸岡裕人選手が3点目を決めてリードを広げます。東海選抜は西口黎央選手、栗田マークアジェイ選手を立て続けに投入して前線を活性化させますが、関東B・北信越選抜の最終ラインを崩し切れません。逆にアディショナルタイムに突入した90+1分には交代出場の関東B・北信越選抜の高橋潤哉選手が決定的な4点目を挙げて試合終了。4-1で逆転勝利を収めた関東B・北信越選が、2回戦に進みました。

前回3位の関西選抜は北海道・東北選抜と対戦。互いに点を取り合うシーソーゲームとなりました。12分、北海道・東北選抜の本吉佑多選手がポストの跳ね返りを詰めて先制点を挙げると、関西選抜も早々に選手交代で体制を整え直し、34分に草野侑己選手のゴールで同点とします。関西選抜はハーフタイムに関西リーグ得点王の中野克哉選手、52分には毎熊晟矢選手を投入。試合のペースを握ると、65分には田中駿太選手がこぼれ球を詰めて逆転ゴールを決めます。しかし76分、北海道・東北選抜の松尾佑介選手がドリブルで突破をはかると、左足を振り抜いてゴール。試合は再び振り出しに戻り、そのままPK戦へと突入しました。PK戦ではどちらのキッカーも失敗することなく6巡目まで進みました。しかし7巡目で関西選抜のGK白坂楓馬選手が相手のシュートをストップ。関西選抜がPK戦を制し、辛くも勝利を収めました。

前回大会王者・関東選抜Aの初戦は、その実力を存分に見せつける結果となりました。関東選抜A、中国・四国選抜ともに慎重な滑り出しとなった試合は、思わぬ形で関東選抜Aが先制します。23分、相馬勇紀選手が放ったフリーキックは、中国・四国選抜のGK宮野光雄選手が反応するもファンブルしてゴールイン。1-0で関東選抜Aが試合を折り返します。さらに58分、関東選抜Aは大橋祐紀選手が追加点を挙げると、途中出場の坂元達裕選手が立て続けに2点を奪取。4-0と大きくリードを広げると同時に、中国・四国選抜のシュートをわずか1本に抑える完勝で、連覇への一歩を踏み出しました。

選手コメント

梅田魁人 選手（九州選抜／福岡大学）
今日のゴールは、クロスが入ってくることを信じて、思い切って飛び込んだ結果だと思っています。結果的に僕自身がゴールをすることはできたのは、個人的にはとてもよかったのですが、気を緩めることなく、明日の試合に向けて、チームとして準備をしていきたいと思います。

氣田亮真 選手（関東B・北信越選抜／専修大学）
先制されましたが、すぐに切り替えて点を取ることができてよかったと思います。結果的には2点に絡むことができましたが、今日の自分はミスが多く、90分間戦えていなかったと思います。今日出た反省点をしっかり活かして、次の試合ではチームメイトといいコンビネーションのプレーができればと思います。

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第32回デンソーカップチャレンジサッカー　熊本大会

開催期間：2018年2月16日(金)～2月18日(日)
会場：熊本／大津町運動公園
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