U-21日本代表は18日(木)、AFC U-23選手権中国2018の準々決勝・対U-23ウズベキスタン代表戦を翌日に控え、中国の江陰市で午前中にトレーニングを行いました。

ミーティングを経てグラウンドに向かったチームは、フォーメーションを組んでの11対11でのゲーム形式やセットプレーを確認したのち、最後にはPKを実施して最終調整しました。

12月のM-150カップ決勝で日本をPK戦の末に下したウズベキスタンは、AFC U-23選手権で初のベスト8入り。「攻撃により重きを置いたチーム」と話すのは、実際に対戦した井上潮音選手。森保監督も、「個々の選手が経験豊富で質が高い。成熟している大人のチーム」と語ります。公式会見でRavshan Khaydarov監督は「日本はM-150カップとは違うチームだが、我々も変えた部分がある。ウズベキスタンは、タフなグループを戦い抜いてきた。プレッシャーはない。ここからは毎試合が決勝と思って戦う」と静かに自信をのぞかせていました。

中3日のウズベキスタンに対し、日本は中2日で大会4試合目を迎えます。1月2日に始動し、活動期間も長くなってきたことで、精神的にも身体的にも選手たちにとっては厳しい状況が続きます。それでも、手応えを掴んでいる選手、試合で悔しい思いをして次こそはと準備をする選手、ベンチで味方選手のプレーに刺激を受けた選手、それぞれがこの活動でひとつでも多くを吸収しようとし、前向きな空気がチームを包んでいます。森保監督が練習後、個別に選手たちと話し込む姿もお馴染みの光景となってきました。「全6試合を戦いたい」と選手たちは口を揃えます。

この日ようやく休息日を迎えた大会は、前日までにベスト8が揃い、最後の2枠には韓国、ベトナムが入りました。日本は準々決勝に勝利すれば、韓国対マレーシアの勝者と準決勝を戦うことになります。

いよいよ迎えるノックアウトステージ、まずは準々決勝・対ウズベキスタン戦。試合は16:00（日本時間17:00）キックオフです。

監督・選手コメント

森保一 監督
一試合一試合を大事に戦うなかで、ひとつでも多くの試合を行いたいと選手たちにも話してきました。結果を求めると同時にコンセプトの共有を図るという難しい状況に、選手たちはよくトライしてくれています。改善しなければいけない点は多いですが、3勝という結果が出ているなかで課題を同時に得られていることをポジティブに捉えています。ウズベキスタンは、U-23カテゴリーでも大人のサッカーをするチーム。今大会でも1敗してから巻き返してきていますし、精神的、肉体的にもタフだと感じています。こういった強い相手に対し、精神的にもいい準備をして、我々が持てる100％の力を出して勝ちたいです。

DF #22 立田悠悟 選手（清水エスパルス）
誰が出てもやれるようにしたいですし、ここからは総力戦です。ウズベキスタンは縦に速く、カウンターもある。トップとトップ下の選手に特徴があるので、相手の起点をつぶせればと思います。セットプレーは自分たちの武器になってきているので、得点というかたちでもチームに貢献したいです。

MF #13 岩崎悠人 選手（京都サンガF.C.）
先制点が大事になるので、どんどん仕掛けていきたいです。相手は勢いのあるチームですが、引くのではなく、こちらも勢いを持って臨みたい。最後まで大会を戦いたいですし、アジアの大会は貴重な体験なので、次につなげるためにも強い気持ちでプレーしたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC U-23選手権 中国2018

大会期間：2018年1月10日(水)～1月27日(土)

日本代表戦：
第1戦 1月10日(水) vs パレスチナ代表
第2戦 1月13日(土) vs タイ代表
第3戦 1月16日(火) vs 朝鮮民主主義人民共和国代表
準々決勝 1月19日(金) vs ウズベキスタン代表

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