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第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会 「楽しむ気持ちを忘れずプレーしてほしい」室田祐希選手(ペスカドーラ町田)インタビュー後編
2018年01月05日
U-15年代のフットサルチーム日本一を決める「第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会」が2017年1月6日(土)から愛知県豊田市で3日間開催されます。今回はフットサル日本代表のFP室田祐希選手(ペスカドーラ町田)に、大会に出場する選手たちに期待することを聞きました。
――室田選手は、Fリーグでも有数のテクニシャンです。日本代表の試合で、ヒールリフトで決めたゴールは世界的にも話題になりました。あのようなテクニカルなプレーが見られるのも、フットサルの特徴だと思います。
室田 フットサルのボールは、サッカーボールより小さくて重いから、ヒールリフトはやりやすいんですよ。ペスカドーラ町田に移籍してから、エスポラーダ北海道のときほどは、そういう派手なプレーは減りましたね。でも、ああいう派手なプレーというのは見ていて面白いと思うんです。自分が観客だったら、そういう面白いプレーが見たいですしね。もちろん、相手をからかっているつもりはありません。サッカーだと、なかなかヒールリフトをする場面もありませんし、そういうプレーができるのもフットサルの良いところだと思います。そういう型にはまらない選手も必要だと思うし、テクニカルなプレーにもチャレンジする選手がいても良いと思います。
――この全日本ユース(U-15)フットサル大会はノックアウト方式の短期決戦です。全日本フットサル選手権に似ているところもありますが、こうした大会を戦うコツはありますか?
室田 僕はリーグ戦でも、ノックアウト方式でも、いつもどおりにプレーすることしかしていないんですよね。「ノックアウト方式だから」とか、「負けたら終わりだから慎重に」と考えることもありません。とにかく普段の自分のプレーをするように心がけています。ミスを恐れないで、普段からやっていることをそのまま出せばいいと思います。
――大会で期待することはありますか?
室田 今振り返ると、サッカーをやっていたときに自分が気づけていなくて、プロに進んで行った選手が気づいていたのが、“考える”ということだったと思うんです。そのことに、フットサルを始めてから気づきました。サッカーをやっていたときは、何も考えずに与えられた練習を、ただこなしていたんです。この練習にはどういう意図があるのかと考えてやるだけでも、全然違います。あとは、「今日の練習ではパスミスをしない」とか、何か一つ自分で目標を立てて、1回1回の練習から意識することが大事です。その積み重ねが大きな差になりますし、この大会を機に、考えてプレーする選手が増えてくれたらいいなと思います。
――最後に、今大会に出場する若い選手たちにメッセージをお願いします。
室田 僕も負けるのは嫌いですが、選手はみんな負けず嫌いだと思います。この大会は、日本一を決める全国大会ですから、勝ち、負けにこだわりつつも、根底にあるフットサルを楽しむ気持ちを忘れないでプレーしてほしいと思います。そして何年後かにFリーグやフットサル日本代表で、一緒にプレーできる選手が出てくることを期待しています!
第23回 全日本ユース(U-15)フットサル大会
大会期間:2018年1月6日(土)~2018年1月8日(月・祝)
会場:愛知県/スカイホール豊田
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