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Jヴィレッジで2017年度第8回JFA理事会を開催
2017年09月15日
日本サッカー協会(JFA)は9月14日(木)、福島県のJヴィレッジで今年度8回目となる理事会を開催しました。
2011年の東日本大震災以降、東京電力福島第1原発事故対応の拠点となっていたJヴィレッジですが、来年夏の再開(グランドオープンは2019年4月の予定)に向けて復旧作業が進んでいることから、「理事の皆さんにも復興が進んでいる状況を見てもらい、引き続き、日本サッカー界としてサポートしていくことを確認したい」(田嶋幸三JFA会長)と、Jヴィレッジでの開催となりました。
なお、Jヴィレッジでの理事会は3回目となります(1997年、2013年、今回)。
会議前に理事らが施設を視察。駐車場や資材置き場となっていたピッチも芝の張り替えが行われており、2019年に新たに完成する宿泊棟、全天候型練習場も急ピッチで工事が進んでいました。
田嶋会長は養生中の真緑のピッチを見ながら、「この20年の日本サッカーの発展はJヴィレッジ抜きには語れない。すぐにでも代表が練習できそうな状況になっていて嬉しい」と喜びを口にしていました。
理事会は、Jヴィレッジに隣接するJFAアカデミー男子寮「柊」の会議室で行われ、最初に福島県サッカー協会(福島FA)の小池征会長が挨拶に立ち、JFAやJリーグ等サッカー界からの支援に対する感謝と、現在の復興状況や風評被害を払拭するための福島FAの取り組みなどについて説明しました。
理事会では、「リスク管理規則」を制定することが決議されました。これは、今年3月の理事会で決定した「内部統制基本方針(案)」に基づき、“損失の危険の管理に関する規程その他の体制”を構築すべく制定したものです。
また、JFA指導者海外研修プログラムの一環として、元日本代表でアルビレックス新潟の監督などを務めた黒崎久志氏をブンデスリーガ(ドイツ)のFCケルンとFCシャルケ04に派遣することも報告されました。
このプログラムは、原則として日本代表経験のある若手指導者を対象に実施するもので、海外に派遣して研さんを積ませ、将来の日本代表コーチングスタッフを担う指導者を養成することを目的にしています。同プログラムでの派遣は今回の黒崎氏が初となります。
各種大会の報告では、チャイニーズ・タイペイで開催されたユニバーシアード競技大会の期間中、日本男子チームがトレーニング後に練習施設周辺のゴミ拾いをしたことが地元の話題になり、住民の皆さんから高い評価を得たというエピソードが紹介されました。
ユニバーシアードでは、男子が3大会振りの優勝、女子が準優勝を果たしています。
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