JFAエリートプログラム女子U-14は14日(金)、EAFF U-15 Girls Tournament 2017へ出場するため中国へ出発し、今年2度目となる活動をスタートさせました。選出されたメンバー20名は、午後8時に中国・上海の宿舎に到着しました。各地域から集まった選手たちは、自宅を出てから12時間～15時間という長旅となり、遅い夕食をとって翌日からのトレーニングに備えました。期間中は、公式練習、試合が一日置きにあり、初戦は16日(日)、中国との対戦となります。

コーチ・選手コメント

西村陽介 ナショナルトレセンコーチ／医療法人雨宮病院
今回の中国遠征は20名の選手を招集しました。エリートの約束である「観て・感じて・行動する」「失敗を恐れずに積極的に行動（プレー）する」を確認し、選手には「特別な場所(海外)だからこそ何事にもチャレンジしよう！そして進化しよう！」そのために、「アジアのレベルを体感し自分(達)の現在のレベル、いかなければいけないレベルを確認しよう」ということ、「日本を代表してきていることの自覚・責任、立ち振る舞いといったことにもこだわろう」ということを共有しました。サッカーのテーマである「サッカー理解の確認・積み上げ」「試合で使えるテクニックの獲得・発揮」「攻守に関わり・繋がり続ける」をトレーニングで確認し、試合でどこまでできるのか、何が通用して何が足りないのかということを検証し次のステップアップに繋げていきたいと考えています。

日本とは違う環境でオン ザ ピッチ・オフ ザ ピッチでどのように選手たちが考えて行動し、気づきや学びを増やしていけるのか。また各国の選手・スタッフ、大会役員、ホテルの方々とどのようにコミュニケーションを取り繋がれるのか。日本チームの明るさ・ひたむきさなどをどの程度伝えられるのかなど、成長できる場所・時・人などを大切にして期間中全力で取り組んでいきたいと思います。

熊本地震から1年が経ち、4回目の活動では熊本でトレーニングキャンプを行わせていただき、サッカー関係者はじめ様々な方に多大なサポートを頂きました。我々の元気な姿、ひたむきなプレー、感謝の気持ちを中国から届けられるように選手・スタッフ一丸となり頑張りたいと思います。

石川璃音 選手（JFAアカデミー福島）
中国遠征に向けて今日は移動をしました。飛行機の中では時間を決めて睡眠をとったり、軽い歩行やストレッチをしたり工夫をしました。また、移動中、荷物を全員で協力して運んだり管理をすることを通し、たくさん学ぶことがありました。これからトレーニング、試合があるので、体のケアを大切にし、良い結果を残して日本に帰りたいと思います。

大宮央 選手（愛媛FCレディースMIKAN）
エリートプログラム1日目は中国への移動でした。成田空港に集まると、まず、今回の遠征の約束や課題、テーマについて確認をしました。JFAのウェアに着替え出発の準備をする時から、みんなで話し合ったり、協力をしたりしてコミュニケーションを取ることができました。出国の際、西村監督から、「日本を代表する気持ちを持った立ち振る舞いをしよう」と言われました。フライト中はメンバーでコミュニケーションを取ったり、今大会の意気込みを書く時間に使いました。私の意気込みのひとつは、「気持ちで負けないこと」です。他国にはフィジカル面で圧倒されると思います。私は体が小さいのですが、気持ちやプレーでは絶対に負けないようにしたいです。20人でこの中国遠征を最高のものとし、笑顔で終われるようにしたいです。

佐藤千優 選手（FC バイエルン ツネイシ レディース/JFAアカデミー今治）
今日は、中国へ向けて移動をしました。出発前、空港では今回のテーマを確認しました。このエリートプログラムは、現段階で優れているということではなく、所属や各地域で先頭に立ちリードできる選手を目指す、という意味が大きいです。ただ、今回の大会は、日本を代表して戦います。20人のうち、一人でも抜けてしまうと、「日本」というチームは成り立ちません。今回、初めて会う選手もいましたが、初対面の選手とも自分から話をして積極的に情報を共有しました。明日からトレーニングが始まります。良い時、悪い時が出てくると思いますが、常に全力でピッチを走り回りたいです。そのためには、食事の面でも積極的に食べ、エネルギーを摂っていきたいです。20人で切磋琢磨し、3戦全勝を目指して頑張ります。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。