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フットサル トルクメニスタン代表が東京都内で強化合宿を実施
2016年12月08日
JFA公認海外派遣指導者の中村恭平監督と前川義信コーチ率いるフットサル トルクメニスタン代表が11月17日(木)から30日(水)まで、日本で初めてとなるキャンプを東京都府中市を中心に行いました。今回のキャンプは、来年9月にトルクメニスタンの首都アシガバットで開催されるアジアインドア・マーシャルアーツゲームズに向けたチームの強化が目的であり、滞在期間中に計6試合のトレーニングマッチを行いました。
トレーニングマッチの結果は以下の通りです。
フットサルトルクメニスタン代表 トレーニングマッチ結果
日程 | スコア | 対戦チーム |
---|---|---|
11月22日(火) | 2-1(0-1) | リガーレ東京(関東1部リーグ所属) |
11月23日(水) | 3-5(1-2) | フーガドールすみだ(Fリーグ所属) |
11月24日(木) | 3-2(1-1) | 府中アスレティックFC(Fリーグ所属) |
11月26日(土) | 4-5(3-2) | ファイルフォックス府中(関東1部リーグ所属) |
11月29日(火) | 3-5(0-3) | バルドラール浦安(Fリーグ所属) |
11月30日(水) | 1-2(1-0) | ペスカドーラ町田(Fリーグ所属) |
23日(水)には、ゼビオFリーグ2016-2017第21節(府中アスレティックFC対バサジィ大分 ペスカドーラ町田対シュライカー大阪)を2試合観戦しました。
また、オフとなった27日(日)は選手・スタッフが東京駅・渋谷・表参道などの観光地を訪れ、日本の多様な文化に触れ、驚きを隠せない様子でした。
監督・コーチ・選手コメント
中村恭平 監督
本年7月より、トルクメニスタンのフットサル代表監督に就任し、同国に居を構えて指導をスタートしました。文化や習慣の異なる国での指導は、困難なことが多いのですが、日本で当たり前のことが通用しないこともあり、まずは指導者の我々のことを知ってもらうことで相互の理解を深めていきたいという思いからこのキャンプが実現しました。また、同国のフットサル事情は日本に比べると恵まれた環境とは言えないのが現状です。
しかしながら、自国開催のアジアインドアゲームズでメダルを取りたいと意気込む関係者の熱意は強く、その期待に応えるためにもアジアで強豪国の日本でキャンプを行い、チームの現在地を把握することが目的でした。
6試合のトレーニングマッチでは、各クラブにご協力いただき、大変実りの多い経験となりました。また対戦した日本のクラブにとっても貴重な国際経験となったと喜んでいただいたことが、両国の未来に向けての大きな成果だと感じています。来年の大会に向けてまだまだ解決すべき課題は多いのですが、一つ一つ組み上げていくことで、しっかりと成果を出し、両国の信頼関係をより強固なものにすることを目標に活動を続けていきたいと思います。
前川義信 コーチ
7月末に首都アシガバットに向かい、約4か月がたちました。私は日本以外での指導経験もありましたが、宗教・人種・言語の違いがある中での仕事は簡単ではありません。その反面、やりがいのある充実した時間でもあり、より深く物事を考え、フットサルに真摯に取り組む時間にもなりました。今回の日本キャンプで4か月間の成果を図り、チームの現在地を知ることができました。彼らは日本のフットサル環境や選手の取り組みに大きく感化されていました。来年9月にトルクメニスタンで行われるアジアインドアゲームズに向けて強化を進めていくうえで、この日本でその一歩を踏めたことは、トルクメニスタンフットサル代表の今後の取り組みに大きな影響を与えることになると確信してます。今回のようなスポーツの強化と発展を通じた交流によって、国と国が距離を詰めていく力になれたなら幸いです。この場を借りて、トルクメニスタンフットサル代表チームの強化のためにトレーニングマッチを引き受けていただいた6クラブ、並びに他にもご協力を申し出ていただいたクラブ、ご協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げたいと思います。今後も続いていくトルクメニスタンフットサル代表の強化に今回得た事を生かしていきたいと思います。
アマドフ・ロブション 選手
日本のフットサルの環境に驚きました。すべてのことが我々の国とは異なり、多くのことを日本から学ぶことができました。我々のフットサルはまだまだこれから発展している段階ですが、この経験を代表のキャプテンとしてトルクメニスタンの多くの選手と国民に伝えていきたいと思います。心から感謝しています。
オウィコ・イスマエル 選手
日本のクラブはどのチームもとても強く、戦術が優れていました。我々はこのような経験をさせてもらったトルクメニスタン大統領に感謝しています。またこのような機会を与えてくれた日本サッカー協会とトルクメニスタンサッカー連盟に感謝しています。