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全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016 FC今治が優勝
2016年11月28日
2016年11月25日(金)から27日(日)にかけて、千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムにて「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016」決勝ラウンドの6試合を行いました。
大会3日目の27日(日)は、第一試合で「ヴィアティン三重(全社枠3/三重県)」と「鈴鹿アンリミテッドFC(全社枠2/三重県)」の三重県ダービーとなる対戦が実現しました。
両チームとも、前日までの結果が一勝一敗と勝ち点で並んでおり、この試合の勝利チームが大会2位以内確定となるという条件とあり、緊張した雰囲気の中で、試合は10:45にキックオフ。
試合は開始10分で動きます。 ヴィアティン三重のGKのペナルティーエリア内でのプレーがファウルと判定され、鈴鹿アンリミテッドFCがPKを獲得します。10番の北野純也選手がキーパーの手の先をすり抜けるコースでボールを左隅に流し込み、先制します。
今年6回目の対戦カードとあって、お互いの気持ちがぶつかる激しい展開がつづきますが、前半35分にヴィアティン三重の6番 坂井将吾選手が13番藤牧祥吾選手に浮き球のパスを送ると、自分で相手DFの間を縫ってコースをつくり、左足でシュート。これが同点弾となり、試合は振り出しに戻ります。前半終了直前の43分にはヴィアティン三重がコーナーキックを獲得。8番石川貴啓選手がボールを上げると、ゴールポスト近くで落ちてくるボールを狙っていた3番キャプテンの加藤秀典選手がヘディングシュート。チームの上昇気流を作る逆転ゴールが生まれます。
前半は2-1とヴィアティン三重がリードして折り返し、後半に入ると、鈴鹿アンリミテッドFCがゴール前に迫るシーンが増えます。
しかし、ヴィアティン三重は、61分コーナーキックのチャンスから、3番加藤選手がまたもヘディングで得点。さらに2分後の63分にも13番藤牧選手が追加点を上げ、4-1と一気に突き放します。
終盤にかけて鈴鹿アンリミテッドFCも反撃を重ねますが、得点につなげることができず、試合は4-1でヴィアティン三重が勝利しました。
また、第二試合では「三菱水島FC(全社枠3/岡山県)」と「FC今治(四国/愛媛県)」が対戦し、3-0でFC今治が勝利を収めました。
3日間の対戦の結果、以下の通り順位が決定しました。
順位
優勝
FC今治(四国/愛媛県)
準優勝
ヴィアティン三重(全社枠3/三重県)
第3位
鈴鹿アンリミテッドFC(全社枠2/三重県)
監督コメント
海津英志 監督(ヴィアティン三重)
2日目(対FC今治)も勝てれば少し楽になったんですが、今治さんとの力の差がありました。ただ、最終的にはどんな形であっても、この3戦目、「鈴鹿さん(鈴鹿アンリミテッドFC)に勝てないと、JFL昇格はない」というのは最初からわかっていたので、今シーズン6回目の対戦で、初めて勝つことができて、率直に嬉しいです。5年前チームが出来たときは、鈴鹿さんは雲の上の存在で、「とにかく何とか追いつこう」という気持ちで1年1年やってきて、今年同じリーグでやっぱり鈴鹿さんは非常に強いチームでした。今までこの対戦カードでは、先制されるとなかなか勝てなくて、逆に先に点をとっても後半の立ち上がりで追いつかれたり、うまくできなかったんですが、今日は選手たちもすごく落ち着いていて、やることを徹底して、選手たちもこれをやり続けようということで一丸となっていたところが勝因と思います。お互いに刺激し合うことによって、良いライバルということでやってこれた、鈴鹿さんに成長させていただいたなという思いです。
クラブが始まって、県3部から2部1部、東海リーグと、順調にあがってきて、一番みなさんが苦労しているこの大会を、1年で通過できたことは、嬉しい半面、クラブの立ち上げからのビジョンに共感して、地域の方々・サポーターやスポンサーの方々など本当に沢山の方々が応援してくださったこと、何より関わった選手が、本当にヴィアティンを愛してくれて、サッカーだけじゃなく地域での活動にも地道に取り組んでくれたことなど、すべてのことがつながって、今日の結果だと感じています。昇格要件を満たすことが出来ました、まだ決まったばっかりなので、今日はこの喜びにひたっていたいなあという思いがあります。選手にも少し休んでもらって、来年への力をつけていきたいなと思います。
吉武博文 監督(FC今治)
自分たちの試合の後の第2試合の結果で2位以内が確定し「ほっとした」という気持ちでした。昨日(2日目:vs ヴィアティン三重戦)は、選手に「サッカーが大好きだという気持ちを思い出してやってほしい」と伝え、勝てたことは良かったです。JFL昇格の条件である成績を取れた最大の要因は、クラブ全体の力であると思っています。フロント・選手・サポーターすべての力が集結した結果で、誰かが一人頑張ったから、というものではないと思います。今年のシーズンがスタートした時から、(来年今治に出来る)5000人のスタジアムを満員にするような、サポーターの皆様に来てもらえるような、魅力あるゲームをすることをテーマとしてきました。 また来年からの新しいステージに向けて、さらにやっていきたいと思います。本当に心から喜べる瞬間は少ないと思っていますので、今日は、選手たちに思う存分喜びに浸ってもらいたいと思います。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016
1次ラウンド
富士北麓公園陸上競技場、富山県総合運動公園陸上競技場、西条市ひうち陸上競技場
2016年11月11日(金)~11月13日(日)
決勝ラウンド
ゼットエー・オリプリスタジアム
2016年11月25日(金)~11月27日(日)
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