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第21回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会 ジェフとJFAアカデミー福島が決勝へ
2016年07月29日
第21回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会の準決勝が、7月28日(木)に開催されました。
準決勝 第1試合
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15 0-0(前半0-0、後半0-0、PK3-0)INAC神戸レオネッサU-15
準決勝第1試合は、拮抗した展開が続きます。7年ぶりの準決勝進出を果たしたジェフが立ち上がりから積極的なドリブル突破でINACを押し込みましたが、中尾純菜選手を中心とした粘り強い守りを崩せません。前半終了間際には、中尾萌々選手がゴール前にこぼれたボールを押し込もうと試みますが、ゴールの枠外に逸れて前半を終えました。
後半に入ってもジェフのペースで試合が進む中、54分にはここまでシュートチャンスのなかったINACに決定機が到来。森文佳選手が味方のスルーパスに抜け出し、ペナルティーエリア右からシュートを狙いましたが、GKの正面に飛びました。試合はこのまま決着がつかず、迎えたPK戦でジェフの守護神・伊藤七海選手が活躍を見せます。「こんなに止められるとは思わなかった」と振り返るとおり、3本連続でINACの選手のキックを阻み、勝利を手繰り寄せました。
監督・選手コメント
伊藤七海 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
今大会に入ってからチームの雰囲気がよくて、今日も試合を楽しむことができました。最後は足が動かずに苦しかったですが、最後まで走り切る相手に負けたくないという思いで、みんな頑張ってくれました。親がしっかりと支えてくれ、コーチがサッカーを教えてくれたお陰で、ここまで来ることができました。ベンチ外になった選手もしっかりと私たちをサポートしているので、感謝の気持ちを忘れず、あと1勝して全国制覇したいです。
米津美和 監督(INAC神戸レオネッサU-15)
未熟な部分もありましたが、選手たちは頑張ってくれたと思います。もともと攻撃力のあるチームだったのですが、いつも押し込まれると失点してしまう脆さがありました。今大会、粘り強い守りで耐えることができたことは彼女たちの成長の証だと思います。自信に満ちあふれた選手が少ない中、初出場で準決勝に進むことができたのは大きな収穫です。関東の強豪と互角に戦えたことで、選手に自信がついたと思います。より上を目指すためには何が必要かを学んだ大会でした。
準決勝 第2試合
ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ 0-2(前半0-0、後半0-2)JFAアカデミー福島
第2試合は、序盤からJFAアカデミー福島がテンポいいパス回しで試合の主導権を握りましたが、「暑さもあって、普段よりミスが多かった」(見汐翔太監督)ためにゴール前での精度を欠き、前半を0-0で終えました。
試合が動いたのは後半開始直後の33分。石田千尋選手、岩井蘭選手とパスをつなぎ、最後は城和怜奈選手がゴール左隅に決めてJFAアカデミー福島が先制に成功します。41分には相手のペナルティーエリア付近でFKを獲得すると、富岡千宙選手が「自主練でも決めている得意な形」で豪快なシュートを決め、さらに点差を広げます。
耐える時間が続いたノジマステラも、残り5分を切ってから猛攻を始めます。59分には右サイドでのスローインから田村笑菜選手が、60分には坂本あかり選手がJFAアカデミーのゴールを狙いましたが、ゴールネットを揺らすことはできず。JFAアカデミーが2-0とリードを保ったまま、タイムアップを迎えました。
選手コメント
古池優佳 選手(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
勝てなくて悔しいです。今日は暑さの影響で苦しいときに声が出ず、走ることもできませんでした。それでも、今大会は試合に出られない選手が一生懸命応援してくれ、声援に応えるために試合に出ている選手が全力で戦うことができました。全国の強豪と対戦したことで、自分たちに足りないところ、通用するところも分かりました。優勝することができずに残念ですが、最後は勝って、全国3位で終わりたいです。
富岡千宙 選手(JFAアカデミー福島)
昨年は暑さに対応できず、決勝で敗れて悔しい思いをしました。今年は、対策として走り込みなど苦しい練習を積んできました。みんなで声をかけ合いながらチームプレーに徹することが、私たちの特徴です。今日の試合も苦しいときにみんなで声を出せたからこそ、耐え抜くことができたのだと思います。ここまでは、数的有利の状況をつくる動きなど、練習で意識してきたテーマを全員で共有しています。調子もいいので、決勝では昨年のリベンジを果たしたいです。
7/30(土) 決勝戦展望
最終日の7月30日(土)に大阪・J-GREEN堺で決勝を開催します。「池田(祐樹)監督を日本一にしようと頑張ってきた」(黒古ひとみ選手)というジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15は、ここまでの4試合で1失点の堅守が持ち味。前線からアグレッシブに奪いにいく戦い方と、中尾萌々選手らによるサイド攻撃を披露できれば優勝に近づくはずです。
対するJFAアカデミー福島は、昨年に続いて今回が2度目の日本一へのチャレンジ。ここまで、19得点2失点と、攻撃陣の活躍が目立ちます。見汐監督が挙げる決勝のポイントは、「前向きな姿勢」を貫くことです。「疲れが溜まってきたから、うまくいかないのは分かっている。その中でも、ポジティブな気持ちでいられるかがカギ」と話します。ともに勝てば初優勝となる大一番は、11:00にキックオフの予定です。
決勝戦
2016年7月30日(土) キックオフ 11:00
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15 (関東2/千葉) vs JFAアカデミー福島 (東海1/静岡)
3位決定戦
2016年7月30日(土) キックオフ 9:00
INAC神戸レオネッサU-15(関西2/兵庫) vs ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東5/神奈川)
決勝戦、3位決定戦は、JFA.jpにてインターネットライブ配信予定
※回線の状況や閲覧環境により、一部ご覧いただけない場合がございます。予めご了承ください。
第21回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会
2016年7月23日(土)~2016年7月30日(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
大会情報はこちら
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