リオデジャネイロオリンピックへ出場する日本代表チームは7月21日(木)、羽田空港から大会へむけて出発しました。

この日の朝、チームは前日まで合宿を行っていた千葉県内のホテルから空港へ向けて出発。空港では前夜のJ2 リーグの試合を終えたMF矢島慎也選手（ファジアーノ岡山）、トレーニングパートナーの選手たち、シェフの西芳照さんと合流しました。

手倉森誠監督は空港に集まった報道陣に対して、「サッカーは全競技の一発目なので、オリンピックが盛り上がるかはサッカー日本代表にかかっている。最初に入って最後に帰って、熱い出迎えをしてもらえるようにできればいい」と抱負を口にしました。

搭乗前には日本代表サポーティングカンパニーである日本航空による出発セレモニーが行われました。チームを代表して手倉森誠監督とキャプテンの遠藤航選手（浦和レッズ）が花束とモデルプレーン、メッセージフラッグを受け取りました。

手倉森監督は「我々サッカーオリンピック日本代表が、リオオリンピックの先陣を切って勝ってあらゆる競技団体に良い火をつけられるように、そこに全力を注げるように準備して参りたいと思います」と抱負を語ると、遠藤選手も「国を背負う覚悟と戦う気持ちを持ってブラジルに渡り、100％良い準備をして、必ずメダルを持って帰ってきたいと思います」と力強く挨拶をして、日本を後にしました。

チームは欧州でフライトを乗り継ぎ、22日(金)にサンパウロに入り、その後、国内線へ乗り継いで直前合宿を行う北東部沿岸部にあるアラカジュに入ります。

男子サッカー競技は大会開会式前日の8月4日(木)に始まり、日本はグループBでナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと対戦します。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
時差調整のために早川コーチの勧めを実戦して今朝まで起きていました。出発にあたって、とてもリラックスしています。メダルを獲得するためにはやらなければいけないことは分かっているので、感情のコントロールをして、チーム内でイライラしてストレスを掛け合わないこと、ネガティブなことを一切言わないことを、チームみんなで確認しました。千葉合宿では短い時間でしたが、オーバーエイジの選手たちがチームに融合したがっていると感じました。リオのオリンピックが熱い大会になるように、初戦のナイジェリア戦に勝てるよう、ピッチで力を発揮したいと思います。なでしこジャパンがいない大会で我々に課せられた使命は大きいですが、メダルを獲って帰ってきたいと思います。

DF #3 遠藤航 選手（浦和レッズ）
いよいよ始まるという気持ちです。あまり高ぶりすぎず、リラックスして、時差対策をしっかりして移動していきたいと考えています。オーバーエイジの選手が入って、しっかりコミュニケーションをとりました。向こうでも現地の環境に早く対応できればコンディションは整っていけると思います。与えられた練習メニューをこなして準備していきたいです。オリンピックで100％の準備をして100％の力を出して、良い結果を出して帰ってきたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。