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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 浮上を狙う名古屋が東福岡と対戦
2016年07月15日
WEST第9節の注目試合
名古屋グランパスU18 vs 東福岡高校
高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第9節が7月16日(土)と17日(日)に開催され、17日には名古屋グランパスU18(愛知)と東福岡高校(福岡)が対戦します。
名古屋は現在6位と中位にいますが、首位のセレッソ大阪U-18(大阪)との勝点差は13。ここまで連勝することができず、思うように勝点を伸ばせていません。ただ、明るい話題もあります。前節ガンバ大阪ユース(大阪)戦を無失点に抑えるなど、課題となっていた守備に改善の兆しが見えました。
山崎真監督は東福岡戦に向けて、「全員守備・全員攻撃を実践したい。粘り強く守りつつ攻撃にも人数を割けるようにしたい」とコメント。攻撃陣はここまで全8試合のうち3試合で3得点以上を挙げているだけに、いい守備からいい攻撃につなげたいところです。
対する東福岡は、名古屋に勝点8差をつけて4位に位置していますが、慢心はありません。森重潤也監督が「(名古屋は)攻守に力があって、本来ならば6位にいるチームではないと思う」と語るように、しっかりと脇を締めて今回の一戦に挑みます。
森重監督が強調するもう一つの要素は、「相手よりも、自分たちに負けないように」という心の持ち方です。11時にキックオフする名古屋戦は暑さとの戦いでもあります。「自分たちのゴール前でいかに相手を自由にさせないか、相手のゴール前での精度をいかに上げるか。そのベースには強靭な精神力が求められる」と指揮官は語ります。
シーズン前半戦最後の試合を勝利で飾るのはどちらのチームか注目です。
監督・選手コメント
山崎真 監督(名古屋グランパスU18)
東福岡は高体連トップクラスの強豪で、特に攻撃に長けたチームだと思います。自分たちは相手の攻撃に対してしっかりと守ること。無失点を意識して戦いながら、持ち味である攻撃につなげれば、勝機は広がるはずです。前節のガンバ大阪ユース戦では、アウェイで無失点に抑えることができ、選手たちも自信を深めた様子でした。守備面の収穫を今節もキープしつつ、点を奪いにいきたい。名古屋は攻撃が魅力のチームですので、点を取って勝点3を積み上げられればと考えています。
田中彰馬 選手(名古屋グランパスU18)
自分たちの持ち味は、ボールを奪ってからのショートカウンターの速さです。東福岡戦はサイドでの1対1に勝つことで試合の主導権を握り、チャンスにつないでいきたいと思っています。僕の特長はサイドでボールを受け、ドリブルで縦に突破した後、クロスを送ること、中央にカットインしてシュートを打つことです。東福岡との試合では、中盤ではシンプルにプレーし、サイドやゴール前ではドリブルで相手をかわして得点に絡む働きをしたいと思います。全国レベルのDFとの勝負を楽しみにしています。
森重潤也 監督(東福岡高校)
上位陣と勝点差を離された感もありますが、この試合に勝って、しっかりと食らいついていきたいと思います。シーズン前半戦最後の試合ですし、いい形で締めくくればインターハイへの勢いがつく。その意味でも、今節は重要です。週半ばには豪雨で学校が休校に、部活も中止になる事態に見舞われましたが、選手たちにはリフレッシュの時間ができたと前向きに捉えてほしいです。けが人は回復にあて、少しでもいい状態でこれからの戦いに臨むことができればと思います。
児玉慎太郎 選手(東福岡高校)
全員が東福岡のスタメンをとりたいという“競争心”とチーム全体がプレミアリーグを制覇したいという“向上心”が今年のチームのストロングポイントです。次の試合は一つの区切りなので、チームの雰囲気を盛り上げていきたいです。ディフェンスラインをしっかりコントロールし、冷静にプレーできるとことが自分の強みなので、体を張って無失点でチームの勝利に貢献できるプレーをしたいです。同年代でトップレベルの試合で、自分の力がどれほど通用するか、自分が成長しているかどうかがわかるのでとても楽しみにしています。
名古屋グランパスU18 vs 東福岡高校
日時:7月17日(日) 11:00キックオフ
会場:名古屋市港サッカー場
アクセス:名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「野跡駅」下車、徒歩約5分
プレミアリーグWEST第9節
7月16日(土)
10:30 大津高校 vs 京都サンガF.C.U-18(大津町運動公園 球技場)
15:00 神戸弘陵学園高校 vs 大分トリニータU-18(いぶきの森球技場)
7月17日(日)
16:00 セレッソ大阪U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(セレッソ大阪舞州グラウンド)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs ガンバ大阪ユース(いぶきの森球技場)
大津高校(熊本)は連敗脱出をかけて京都サンガF.C.U-18(京都)との一戦に臨みます。第2クール未勝利の神戸弘陵学園高校(兵庫)は、大分トリニータU-18(大分)と対戦。大分は今季初の勝点獲得を狙います。17日は上位陣同士の戦いが続きます。首位セレッソ大阪U-18(大阪)と、2位サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)による「首位決戦」は必見。ここ5試合で3勝2分けと好調のヴィッセル神戸U-18(兵庫)は、ホームで3位のガンバ大阪ユース(大阪)と対戦します。
JFA-TV
第9節を前に、第8節ダイジェスト映像をお届けします。
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