女子GKセレクションキャンプが7月8日(金)、大阪府のJ-GREEN堺で始まりました。このキャンプは、日本サッカー協会公式Webサイト「JFA.jp」上で、なでしこジャパン（日本女子代表）のGKを目指す意欲ある参加者を募り、全国から応募があった約70名の中から小学生16名、中学生12名の合計28名を選出し、実施しました。

小雨混じりの生憎の空模様でしたが、北海道から沖縄まで、全国各地から集まった選手たちは、元気にピッチに立ち、キャンプをスタートさせました。

自己紹介を交えてのウォーミングアップから始まり、フィジカル測定、そして小学生、中学生のグループに分かれて、ゲームを行いました。

また、夜のミーティングでは、今回コーチとして参加していただいている元なでしこジャパンの山郷のぞみさんから、自身の経験談を交えて選手たちへレクチャーをしていただきました。

明日9日(土)からは、本格的なGKトレーニングを行っていきます。

コーチコメント

永井響介 ナショナルトレセンコーチ
全国より小・中学生合わせて28名の選手が、堺ナショナルトレーニングセンターに集まりました。初日ということもあり、程よい緊張感に包まれながら活動がスタートしました。オープニングのミーティングではピッチ上ではもちろん、オフ・ザ・ピッチのところでも様々なところに意識をもって積極的にチャレンジしようと話がありました。トレーニングは、フィジカル測定とゲームを実施。積極的に仲間と関わろうとする姿勢が見られ、年齢・学年関係なくコミュニケーションをとることができました。また、選手たちは高いモチベーションをもってゲームに取り組んでおり、素晴らしいトライが多くありました。夕食後のミーティングでは、各自の自己紹介と山郷コーチより「GKとして大切なこと」についてレクチャーがありました。2泊3日と限られた時間の中ですが、充実したキャンプとなる予感の一日でした。

選手コメント

石鍋結衣 選手（修徳中高校女子サッカー部）
キャンプ初日はフィジカルテストを行いました。私は、キック力やスローでのボールを飛ばす力がなかったので、キャンプが終わる時には必ず今よりも飛ばせるようにしたいです。また、最後の試合の時は、GKとFW、DFをやりました。FWの時はゴールキックのボールの貰い方で、私のできることをチャレンジしようとプレーをしましたが、動き方やフェイントをかけることができず、相手にボールを奪われてしまうことが多くありました。DFの時は、相手の前で止まることができなかったので、もっと止まれるように相手のプレーを見て動いていきたいです。GKの時は、自分のプレーを出すことができたので良かったと思います。ただ、まだまだ出せるプレーもあるので、もっと粘り強く泥臭くプレーができるように残りの二日間頑張っていきたいです。

石川愛紘 選手（スフィーダ世田谷FCユース）
まず行ったフィジカルテストでは、自分の長所と短所が分かりました。チームに戻ってから、長所は伸ばして、短所は克服ができるようにしていきたいです。ゲームでは、仲間と積極的にコミュニケーションをとって連携プレーや声掛けができ、自分の長所を出すことができました。GKの時も、うまくコミュニケーションがとれ、無失点に抑えることができました。明日からは本格的にGKの練習が始まるので、集中して取り組み、GKのスキルを身に着けたいです。また、仲間とももっと仲良くなり、更に充実した時間にできるように明日も頑張りたいです。

田村亜沙美 選手（千葉中央FC U12ガールズ）
今日はフィジカルテストを主に行いました。40メートル走や反復横跳び、オーバースロー等といった測定を行い、私は40メートル走や左足のキックはうまくできましたが、オーバースローや反復横跳びがあまりうまくいかなかったので、キャンプが終わってからも練習をしたいと思います。また、夜にはミーティングで自己紹介を行いました。あと二日間ですが、みんなの名前を覚えていきたいと思います。明日はGKのトレーニングに入るので、しっかりと自分の力を発揮したいと思います。

山内夏実 選手（INAC多摩川ジュニア）
私がこのGKキャンプに参加した理由は、まず全国の女子GKのレベルがどれくらいなのかを知りたかったですし、JFAのコーチに教わって、更にレベルアップしたいと思い、参加しました。また、全国各地のGKの仲間と交流をしたいと思ったからです。キャンプでは、全ての行動を積極的に行い、オンザピッチはもちろん、オフザピッチでも、他の人に見られても恥ずかしくないような行動をしたいです。このキャンプに選ばれなかった人がたくさんいる中で参加させてもらったので、しっかりと自覚を持って行動したいです。三日間頑張ります。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。