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チーム紹介vol.4 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ
2016年04月07日
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグが4月9日(土)に開幕します。
開幕戦は東西それぞれの全カードを同じ地域で行う「セントラル方式」で新シーズンが始まります。WESTはヤンマースタジアム長居と万博記念競技場で、EASTは味の素スタジアム 西競技場とアミノバイタルフィールドで開催します。
今回はEASTの下記5チームをご紹介します。
青森山田高校
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 2位】
昨季はMF神谷優太選手(→湘南ベルマーレ)、DF常田克人選手(→ベガルタ仙台)という攻守の2枚看板を擁し、過去最高の2位でシーズンを終えた。今季はキャプテンを務めるMF住永翔選手を中心に、GK廣末陸選手、MF高橋壱晟選手、嵯峨理久選手、FW鳴海彰人選手と昨季の主力が多く残っている。
しかし、5年にわたりプレミアリーグの過酷さを経験している黒田剛監督は、「そう甘くはない。今のままでは残留は難しい」と帯を締め直す。昨季の安定したディフェンスラインを支えていたメンバーが卒業し、廣末はU-19日本代表選出で不在になることも予想されるため、守備に関しては不安がある。ただ、3月に行われたサニックス杯国際ユース大会では3位という好成績を収め、経験不足が不安視された守備陣も確実に成長しつつある。「失点をしない、負けないサッカーをして、少ないチャンスをモノにするということをしたたかにできるか」(黒田監督)。東北の雄はまず残留を最低ラインの目標とする。
監督コメント
黒田剛 監督
今年で6回目の出場です。昨年は降格争いになるのではないかと思っていましたが、なんとか選手が頑張り、準優勝という過去最高の成績を収めることができました。今年のリーグもかなり大変なチーム構成になりますが、なんとか食らいついて残留できるように頑張りたいです。
鹿島アントラーズユース
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 1位/チャンピオンシップ優勝】
昨季、高円宮杯チャンピオンシップを制した鹿島アントラーズユースだが、頂点を極めた熊谷浩二監督は「10番目のチームだと認識しています。まずは8位以内に入って残留を目指したい」と謙虚な姿勢を崩さない。「自分たちの立ち位置を分かってやることが大事になる」と足元を見つめる。
ただし、対戦相手は鹿島ユースをディフェンディングチャンピオンと見てくるだろう。“王者”の称号は、誇りを与えてくれると同時に、ライバルチームにもモチベーションの源となる。そこに立ち向かうことは並大抵のことではない。だからこそ、「今年はより緻密さを出していかないと難しいと思う」と監督は今季の指針を示す。「戦術的にもそうだし、パスの精度もそう。最初から植え付けるのは難しいけれど、徐々に時間と回数を増やしたい」(熊谷監督)。高円宮杯プレミアリーグは長期に渡るリーグ戦だ。1年という時間をうまく使うことで選手たちは大きく成長する。それをどこまで積み重ねられるかが勝負となりそうだ。
監督コメント
熊谷浩ニ 監督
非常に拮抗した素晴らしいリーグだと思っています。昨年同様、まずは残留を目標に精一杯頑張りたいです。
大宮アルディージャユース
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 3位】
2年目の挑戦に、新たな色合いで臨む。初参戦となった昨季は、前線を厚くする【4-3-3】の攻撃的なスタイルで一時は首位に立つなど、高い評価と3位という好成績を残した。一方、今季はトップチームが採用している【4-4-2】で安定した守備を実現しつつ、速攻あり、遅攻ありと多彩な攻撃を目指す。大塚真司監督は「大宮ユースらしくボールを支配して主導権を握る試合運びを目指したいが、場合によっては素早くゴールを目指す。そのタイミングを選手が自分たちでつかめるようになってほしい」と理想を語った。
選手は「昨季ほどの技術力はない」と口をそろえるが、3年生は、ジュニアユース時代にクラブ初の全国タイトルを獲得した。速攻や突破、球際の守備では昨年にない迫力を見せる。MF長谷川元希選手は「昨年ほど期待されていないと思うけど、シーズンが始まったら驚かせたい」と言い放った。技術と頭脳を生かすパスワークに強気の精神を宿し、冷静かつ情熱的な戦いで頂点を狙う。
監督コメント
大塚真司 監督
このリーグに参加して2年目になりますが、昨年一年間戦って非常にタフなリーグだと感じました。途中で首位に立った時期もありましたが、年間を通して戦い抜くことが課題となりましたので、今年は一年間このリーグをタフに戦えるよう、選手、スタッフ、クラブでしっかりこのリーグに向き合っていきたいと思います。
市立船橋高校
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 4位】
いくつもの輝かしい戦績の中で一つだけ欠けているものがある。市立船橋高校は全国高校総体で8回、全国高校選手権で5回、そして今大会の前身である全日本ユース選手権の優勝経験もある名門校だが、2011年に新設されたプレミアリーグのタイトルは、まだ手に入れていない。1年次から主軸を担っているMF高宇洋選手は「(プレミア参入)3年目の集大成。結果にこだわりたい。市船がまだ取っていないチャンピオンシップを自分たちで勝ち取りたい」と目標を話した。昇格2年目の昨季は上位を争ったが、最終節を残して優勝の可能性が消滅。悔しさを味わった。
今季は、主将の杉岡大暉選手を中心とした最終ラインが、守備だけでなく攻撃でも存在感を発揮しそうだ。FWが前線で起点を作り、中盤が走ってダイナミズムを生み、最後方から迫力のある攻撃参加で相手の守備網を切り崩す。あと一歩で逃した場所に、3回目の挑戦でたどり着く。堅実に戦い、強かに勝つ――市立船橋高校の伝統を見せつける。
監督コメント
朝岡隆蔵 監督
非常にタフな試合が続くので、楽しみにしています。選手、チームの一年後の成長を期待して、楽しんで戦いたいと思います。
柏レイソルU-18
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 8位】
一昨年のプレミアリーグEAST参入即優勝から一転、昨年は残留争いに巻き込まれて苦しいシーズンを送ることとなった。下級生が多く試合に出る中で、個々のタフネスが増していって最後に勝ち切れたのは今季につながる要素と言えるだろう。
186cmの大型DF城和隼颯選手、昨季1年で大きく成長を遂げたDF宮本駿晃選手、そして2年前のチャンピオンシップに1年生として出場していたDF古賀太陽選手とディフェンスラインに「経験者」が多く残っているのも強みと言える。昨季はカップ戦を含めて活躍の目立ったFW大谷京平選手の存在も心強い。またU-17日本代表のMF田中陸選手、FW中村駿太選手など今季の大ブレイクが期待される逸材もひしめく。
布部陽功前監督のトップチームコーチ就任に伴い、開幕1カ月前にしてクラブOBである永井俊太新監督が誕生となる予想外の事態となったが、「柏レイソルアカデミーとしての方針は一貫しているので」(同監督)戦術変更などでの大きな混乱はなさそうだ。タイトル奪還に向けて、“太陽王子”の新シーズンが始まる。
監督コメント
永井俊太 監督
選手に寄り添い、日々の時間を大切にしたい。毎試合ベストな準備をし、チャレンジしたいと思います。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ EAST 第1節
2016年4月9日(土)
11:00 市立船橋高校 vs アルビレックス新潟U-18(味の素スタジアム 西競技場)
13:30 FC東京U-18 vs 清水エスパルスユース(味の素スタジアム 西競技場)
2016年4月10日(日)
10:30 大宮アルディージャユース vs 鹿島アントラーズユース(アミノバイタルフィールド)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 青森山田高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:30 柏レイソルU-18 vs 横浜F・マリノスユース(味の素スタジアム 西競技場)
※全試合入場無料
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