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フットサル日本代表、コロンビアに2連勝 ~国際親善試合第2戦~
2016年01月31日
フットサル日本代表は1月30日、大阪市中央体育館で行われた国際親善試合第2戦で2012年のFIFAフットサルワールドカップベスト4のコロンビアと対戦。逸見勝利ラファエル選手の2ゴールなどで4-2の勝利を収め、来月ウズベキスタンで行われるAFCフットサル選手権へ向けた最後の国内強化試合2連戦を連勝で終えました。
27日に東京で3-2の逆転勝ちを収めた第1戦の先発メンバーから日本はGKを関口優志選手に代えて藤原潤選手を起用。立ち上がりから積極的に動いて、相手のギャップを突いて攻撃を仕掛けます。
日本滞在6日目となったコロンビアも第1戦より鋭い動きを見せて、アンヘジョット・カロ選手、アンドレス・レジェス選手ジュリアン・ディアス選手が立て続けにシュートを放って日本ゴールを脅かしますが、GK藤原選手が好セーブを連発して、ゴールを守ります。
日本の先制点はその直後の4分57秒でした。相手ボールのインターセプトから右サイドへ出た仁部屋和弘選手へパスを出し、仁部屋選手からのゴール前への折り返しに酒井ラファエル良男選手が合わせました。
先制で攻撃のリズムを得た日本は、直後にも第1戦で2得点した森岡薫選手がシュートを放って相手ゴールに迫ります。そして5分52秒には、森岡選手がドリブルで切り込んで生まれたチャンスに吉川智貴選手が反応して、中央からの一撃で相手ゴールネットを揺らしました。
しかしコロンビアも反撃に出ます。9分37秒にカロ選手-ハメス・カスティジョ選手とつないで、最後はディアス選手が決めて1点を返しました。
その後、コロンビアはルイス・ポベダ選手を中心に攻撃を仕掛け、日本が押し込まれる場面が続きますが、日本は冷静な動きで相手をブロックして簡単に打たせません。
後半早々、より激しく出て来たコロンビアがファウルを繰り返し、24分過ぎには日本は直接FKから逸見選手が鋭いシュートを放ちます。その後も西谷良介選手のキックインに仁部屋選手が合わせるなど、日本の流れが続きますがなかなか追加点が奪えません。
コロンビアも中央に入った選手が振り向いてシュートを狙う場面を何度か作りますが、日本は相手にしっかり体を寄せて阻止します。
試合が再び動いたのは29分32秒でした。逸見選手が中央をドリブルで持ち込んでシュートを放ち、日本のリードを2点差に広げました。
しかし、連敗を避けたいコロンビアは31分14秒にウィルマル・ラミレス選手のゴールで再び1点差に迫り、その後も速攻でゴール機会を探ります。さらに試合残り4分18秒からはパワープレーを展開。その攻防で日本は吉川選手が2枚の警告を受けて退場になります。
コロンビアは試合終了直前にはウィルマル・ラミレス選手とジュリアン・ディアス選手がクロスバーやポストを叩く場面を作りますが、日本はGK藤原選手を中心にフィールドの3選手でゴールを死守します。
そして終了1秒前、ボールを奪った日本は逸見選手が狙ったロングシュートがコロンビアの無人のゴールに決まり、4-2で試合を終えました。
2連勝を手にしたフットサル日本代表は、2月10日に始まるAFCフットサル選手権に臨み、上位5チームに与えられるワールドカップ出場権と大会3連覇を目指します。
監督・選手コメント
ミゲル・ロドリゴ 監督(フットサル日本代表)
何度も流れが変わる試合でした。最初の10分は良かったのですが、その後はコロンビアの流れになり守備で持ちこたえました。後半は拮抗した展開で、3-1にした後に早めに追加点が獲れていたら試合を決めることができたと思いますが、疲労もあって3-2にされてしまいました。最後のコロンビアのパワープレーでは引き分けにされてもおかしくない展開でしたが、勝負運もあったと思います。選手は疲れて苦しくて冷静さを欠くような状態でも、精神的に強く冷静にやろうという感覚を持っていたので、そこが非常に良かったです。これはAFCフットサル選手権で非常に重要な要素です。チーム戦術やメカニズムは心配ないので、大会までにフィジカルコンディションを上げて、セットプレーでマンマークしてくる相手への対策などに取り組みたいと考えています。
GK #12 藤原潤 選手(バルドラール浦安)
コロンビアは個人能力が高く、まず先に失点しないように集中して入ろうと心がけていました。早い時間に先制されそうになったところを防ぐことができて、自分たちの先制点へつなげることができたと思います。試合終了直前に退場者が出たのは残念でしたが、こういう緊迫した試合で、AFCフットサル選手権へ向けて3人で守る良いシミュレーションになりましたし、修正点を見つけることができたと思います。AFC選手権では厳しいグループに入りましたが、まずワールドカップ出場権を獲得して、その後に僕らだけの3連覇というチャレンジに臨みたいです。チームは良い方向へ向かっていると思います。
FP #7 逸見勝利ラファエル 選手(SLベンフィカ ポルトガル)
2試合とも勝てて、1試合目から狙っていたゴールを2試合目で決められて、うれしいです。最後の得点は、中が空いたので狙いました。ラッキーでしたが、みんなが最後まで守備で頑張っていたので獲れたゴールです。まだ足は重いですが、大事なのはAFCフットサル選手権です。しっかり休んでしっかり練習していきたいです。
FP #9 森岡薫 選手(名古屋オーシャンズ)
第1戦で2ゴールを決めたので相手が自分を警戒していましたが、その分、周りを活かすことができました。ただ、もう少し、相手のペースに付き合わずにプレーすることや、相手が嫌がるプレーをできるようにしたいです。今の代表チームには勝ちが必要なので今日は勝てたことが大きいと思っています。
オスマル・フォンネグラ 監督(フットサルコロンビア代表)
第1戦の後、可動性とボールポゼッションを修正して臨みましたが、まだ個人的なミスが多くて簡単にゴールを決められてしまいました。それでも全体的に第1戦よりもダイナミックなプレーができました。日本はチーム全体のレベルが非常に高いことが強みです。それを磨いていけばワールドカップでも素晴らしい結果を残せるでしょう。
JFA-TV
スケジュール
1月19日(火) | PM | トレーニング |
---|---|---|
1月20日(水) | PM | トレーニング |
1月21日(木) | PM | トレーニング |
1月22日(金) | AM/PM | トレーニング |
1月23日(土) | AM/PM | トレーニング |
1月24日(日) | AM/PM | トレーニング |
1月25日(月) | AM/PM | トレーニング |
1月26日(火) | PM | 公式トレーニング(国立代々木競技場第一体育館) |
1月27日(水) | 3-2 | 国際親善試合 vs フットサルコロンビア代表(国立代々木競技場第一体育館) |
1月28日(木) | AM | トレーニング |
1月29日(金) | PM | 公式トレーニング(大阪市中央体育館) |
1月30日(土) | 4-2 | 国際親善試合 vs フットサルコロンビア代表(大阪市中央体育館) |
※時間は全て現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
AFCフットサル選手権ウズベキスタン2016
2016年2月10日(水)~2月21日(日)
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