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フットサル日本代表、コロンビアに逆転勝ち ~国際親善試合第1戦~

2016年01月28日

フットサル日本代表、コロンビアに逆転勝ち ~国際親善試合第1戦~

フットサル日本代表は1月27日、コロンビア代表との国際親善試合第1戦を東京・国立代々木競技場第一体育館で行い、森岡薫選手の2得点で3-2の逆転勝ちを収めました。

来月のウズベキスタンで行われるAFCフットサル選手権での3連覇と今年9月のFIFAフットサルワールドカップコロンビア2016への出場権獲得を目指す日本と、自国開催のワールドカップへ向けて強化を進めるコロンビアとの対戦は、積極的なプレーの応酬になりました。

先手を取りたい日本でしたが、2012年ワールドカップ4位のコロンビアに試合開始23秒で得点を許し、いきなりのビハインドに立たされます。

アンヘジョット・カロ選手に森岡選手がボールを奪われ、ホナタン・トロ選手に繋がれて右サイドから決められて、2012年ワールドカップにも出場した2選手のコンビネーションに先手を許してしまいました。

日本は逸見勝利ラファエル選手、森岡選手、仁部屋和弘選手、滝田学選手らが次々とシュートを浴びせますが、中央を固めるコロンビアに、なかなかゴールを割れません。

しかし12分31秒、仁部屋選手の左サイドからのパスに渡邉知晃選手がゴール前逆サイドで左足を合わせて同点にしました。

日本は守備でも冷静な対応を見せ、前半終盤のコロンビアのカロ 選手、トロ選手のシュートを室田祐希選手、清水和也選手がブロック。1-1で前半を折り返します。

後半も両者は積極的なプレーを展開しますが、23分21秒、「自分か失点に絡んでいたので、なんとか取り返したかった」という森岡選手が、中央に空いたスペースに切れ込んで豪快な一撃を相手ゴールに叩き込み、日本は2-1のリードを奪います。

反撃に出たいコロンビアは26分過ぎにウィルマル・ラミレス選手が右サイドから強打で日本ゴールを狙いますが、GK関口優志選手が好セーブで対応し、ゴールを割らせません。

31分02秒には森岡選手がドリブルで仕掛け、相手マークを振り切って右足を振り抜き、この日2得点目となる一打をゴールネットに突き刺し、チームのリードを2点差に広げました。

1月19日からの国内合宿でフィジカル中心に取り組んだという日本は、この日は短い時間で選手を入れ替えながらプレーを展開。試合終盤のスタミナを懸念していたミゲル・ロドリゴ監督に「うれしい驚きだった」と言わしめた、高い集中力と精力的な動きを最後まで維持します。

残り5分でパワープレーに出たコロンビアに、37分57秒にハメス・カスティジョ選手のゴールで1点を返されましたが、日本は3-2のリードを最後までキープして勝利を手にしました。

日本の国立代々木競技場での勝利は2008年5月4日のウクライナ戦以来です。ミゲル監督体制では初となり、当地で続いていた未勝利記録を4試合(1分け3敗)で止めました。

コロンビア戦との第2戦は、1月30日に大阪市中央体育館(14:15キックオフ予定)で行われます。

試合詳細はこちら

監督・選手コメント

ミゲル・ロドリゴ 監督
合宿であれだけ追い込んでいたにも関わらず、最後まで高い集中力で技術的、戦術的にも質の高いプレーができて、正直少し驚いていますし、良かったと思います。世界4位のチームに勝つのは簡単なことではありません。ディフェンス主導の試合運びをしたのが効いて、リードして最後苦しくなるところでも耐えることができました。選手のローテーションを短めに行っていましたが、誰が出ても強度を落とさずにプレーできたことも勝因だったと思います。もう少しゴールが入っても良かったと思いますが、相手のGKが普通なら入っている場面で止めていました。AFCフットサル選手権へ向けて順調に準備が出来ていると確認させてくれる結果でした。

FP #9 森岡薫 選手(名古屋オーシャンズ)
コロンビアは「さすが、世界ベスト4」という感じはしましたが、僕たちも世界で戦えるチームになっていると思います。2ゴールを決めたのは気持ちよかったですが、自分が失点に絡んでいたので、なんとか取り返してチームの力になりたいと思っていました。ゴールの場面は、振り向いた瞬間に「打てる」という感じでした。代々木競技場では勝てていなかったので、まずはここで勝つことが目標でした。次は相手もコンディションが良くなってくると思いますが、大阪でも勝てるようにしたいです。

FP #5 吉川智貴 選手(マグナ・グルペア/スペイン)
コロンビアのコンディションは良くなかったと思うので、次の大阪で彼らのコンディションも上がったところでどう戦えるかだと思います。代表チームは2年前と大きく変わったという印象はないですが、2年前よりも選手がコンビネーションや個人のプレーの特長をより良く把握できていて、チームとして成熟していると感じます。

FP #13 渡邉知晃 選手(大連元朝足球倶楽部/中国)
ゴール場面は、仁部屋選手がボールを入れてくれると思っていました。決められて良かったです。コロンビアに勝ち切ることができたのは嬉しいですし、自信になります。次もしっかり勝ってAFCフットサル選手権に臨みたいです。

FP #8 滝田学 選手(ペスカドーラ町田)
世界4位のチームが相手で難しい試合になると思っていましたが、僕たちのホームでいい試合ができてよかったです。早い時間に失点はしましたが、選手はみんな、経験値がありますし、ネガティブにはなりませんでした。いい時間帯も悪い時間帯もありましたが、最後まで良い強度でプレーできたと思います。

オスマル・フォンネグラ 監督(フットサルコロンビア代表)
非常にスペクタクルな試合を見てもらえたと思います。軍配は日本に上がりましたが、我々も良い試合をしたと思いますし、(GK1人を除いて)選手全員を使うことができたのも収穫です。来日して時差調整の時間が短く、終盤は選手に疲れも見えましたが、負けの言い訳にはなりません。個人的なミスから失点してしまいました。日本のセットプレー対策を用意していたのですが、想定外の動きがあって驚かされました。

JFA-TV

  • 森岡薫 選手(名古屋オーシャンズ)インタビュー

  • 渡邉知晃 選手(大連元朝足球倶楽部/中国)インタビュー

  • 仁部屋和弘 選手(バサジィ大分)インタビュー

  • 清水和也 選手(フウガドールすみだ)インタビュー

スケジュール

1月19日(火) PM トレーニング
1月20日(水) PM トレーニング
1月21日(木) PM トレーニング
1月22日(金) AM/PM トレーニング
1月23日(土) AM/PM トレーニング
1月24日(日) AM/PM トレーニング
1月25日(月) AM/PM トレーニング
1月26日(火) PM 公式トレーニング(国立代々木競技場第一体育館)
1月27日(水) 3-2 国際親善試合 vs フットサルコロンビア代表(国立代々木競技場第一体育館)
1月28日(木) AM トレーニング
1月29日(金) PM 公式トレーニング(大阪市中央体育館)
1月30日(土) 14:15 国際親善試合 vs フットサルコロンビア代表(大阪市中央体育館)

※時間は全て現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

国際親善試合

フットサル日本代表 vs フットサルコロンビア代表
[ 第2戦 ] 2016/1/30(土) 14:15キックオフ(予定) 大阪/大阪市中央体育館
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