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高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 12月19日に開幕
2015年12月17日
U-15年代の日本一を決する第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が12月19日(土)、茨城県各地で開幕。決勝の地・味の素フィールド西が丘(東京)を目指した戦いが間もなく始まります。開幕を控え、ここでは前回大会の様子をプレーバックします。
第26回大会には全国9地域協会から選出された32チームが出場、ノックアウト方式で順位を争いました。各チームが大会序盤から熱戦を繰り広げる中で準決勝に勝ち進んだのは、ヴィッセル神戸U-15(関西2)、京都サンガF.C.U-15(関西3)、サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(中国1)、そしてFC東京U-15深川(関東2)と、いずれもJリーグの育成組織でした。
神戸と京都の準決勝第1試合は序盤から拮抗した展開に。神戸の今岡陽太選手がチャンスをうかがえば、京都も後半から出場した津野絢世選手を中心に神戸ゴールを狙います。0-0で迎えた72分、神戸は今岡選手が思い切りの良いシュートを決めて先制に成功、この1点を守り切って、決勝進出を決めました。
第2試合では広島とFC東京が対戦。FC東京は前半、CKに吉田和拓選手がヘディングで合わせて先制に成功しましたが、その後は小気味良くパスを回す広島の後手に回ります。それでも自陣ゴール前に堅陣を敷き、得点は許さず。1点のリードを保ったままタイムアップを迎え、決勝へと駒を進めました。
神戸とFC東京による決勝は、日本一を決するにふさわしい熱戦になりました。最初に試合を動かしたのは神戸。21分、速攻の担い手となった前川智敬選手のパスを左サイドの上田寛選手が折り返すと、最後は今岡選手がヘディングで合わせて先制点をマークします。
地元・東京で声援を受けるFC東京も黙ってはいません。32分に獲得したPKを品田愛斗選手が決めて同点とします。このゴールで勢いに乗ったFC東京はさらに攻勢を強めましたが、神戸の身を呈した守備に遭い、逆転にはいたらず。試合は延長戦に突入します。
ここでも両者ともに譲らず、一進一退の攻防を演じる中、延長後半にFC東京がスコアを動かします。92分、長谷川大貴選手がペナルティーエリア右を突破してゴール中央にボールを送ると、吉田和拓選手がボレーシュートで合わせて逆転に成功。吉田選手は7分後にも速攻から加点してチームに2点のリードをもたらすと、FC東京が3-1で神戸を退けてU-15年代のチャンピオンに輝きました。
なお、この大会の決勝戦でFC東京の1点目を記録した品田選手は現在、FC東京U-18で奮闘中。高円宮杯U-18プレミアリーグをはじめ、各大会でコンスタントに出場機会を得て、存在感を示しました。品田選手のほかにも、柏レイソルU-18の中村駿太選手(柏レイソルU-15出身)や横浜F・マリノスユースの堀研太選手(横浜F・マリノスジュニアユース出身)がU-16日本代表候補に選出されるなど、昨年の高円宮杯U-15を経験した選手たちが成長した姿を見せています。12月19日(土)から始まる今大会でも、将来性あふれる選手たちのプレーに注目してください。
高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2015年12月19日(土)~12月28日(月)
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