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国際協力機構(JICA)、JFA、Jリーグが サッカーを通じた開発途上地域の発展に向けて連携協定を締結
2015年09月17日
独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)、公益財団法人日本サッカー協会(以下「JFA」)、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」)の三者は、9月17日、開発途上地域への国際協力の効果的かつ効率的な実施と、スポーツを通じた国際協力の一層の発展を目的として、連携協定を締結しました。
開発途上地域においては、スポーツを通じた人々の健康増進、青少年の育成、スポーツによる地域振興や平和の推進などのニーズが高まっています。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、日本がスポーツを通じた国際貢献を果たしていくことが一層求められています。
サッカーは、開発途上地域においても、未来を担う子供たちに広く愛されているスポーツです。JFA及びJリーグは、サッカーを通じた国際化・途上国支援等を推進しています。JICAは、ボランティア事業を中心にサッカーを含むスポーツを通じた国際協力を展開しています。これまで三者は、JFAの指導者を開発途上地域にJICAのボランティアとして派遣し、派遣国のサッカー選手、指導者、審判などを育成し、またJリーグ所属クラブがJICAの「世界の笑顔のために」プログラム(注1)を通じて、開発途上地域にサッカー用品を寄贈したり、開発途上地域から招聘されたJICAの研修員を試合会場へ招待し、国際交流の機会を創出する等の連携を取ってきました。
本連携は、こうした取り組みを一層強化するとともに、日本政府が推進するスポーツ国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」(注2)にも資するものです。
なお、本件における連携の概要と今後の事業予定は以下のとおりです。
概要
(1)目的
開発途上地域におけるサッカーを通じた人々の地域開発・振興、健康増進、生活レベルの向上、及び災害復興・平和構築
(2)連携内容
①開発途上地域におけるサッカーを通じた国際協力
・開発途上地域への日本人指導者の派遣及び同地域からの研修受け入れ等を通じた、サッカー選手、コーチ、審判、マネジメント関係者等人材の育成及び制度・仕組み等の整備
・開発途上地域に派遣されるボランティア等に対する技術的な支援・助言
・2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関連したスポーツを通じた国際協力
②JリーグとJICA国内機関との地域連携
③開発途上地域における国際サッカー大会運営への協力
今後の事業予定
・ラオスでのサッカー教室への指導者派遣
・ボスニアにおけるスポーツを通じた平和構築支援事業
・JICAのボランティアとして現地でサッカー指導を行う者への事前研修及び指導教材の提供
・JICAが日本で行う研修に参加する開発途上地域の研修員とJリーグとの交流イベント
・Jリーグ試合会場等においてJICAのボランティア募集情報を提供 他
注1)開発途上地域で必要とされている、スポーツ、文化、教育、福祉などの関連物品のご提供者を、日本国内で募集し、JICAが派遣中のボランティアを通じ、世界各地へ届けるプログラム。
注2)2020年までに、100を超す国々で、1000万人の人々にスポーツの喜びを届けるプログラム。
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