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ユニバーシアード日本代表 準決勝でイタリア代表にPK戦で敗れ3位決定戦へ
2015年07月12日
第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州) 準決勝
2015年7月11日(土) キックオフ11:00 試合時間 90分(45×2)
Yeonggwang Sportium Football Field(韓国/光州)
ユニバーシアード日本代表 0-0(前半0-0、後半0-0、PK戦 1-3) ユニバーシアードイタリア代表
スターティングメンバー
GK: 前川黛也
DF: 湯澤聖人、新井一耀、萩間大樹、髙橋諒
MF: 奥山政幸、重広卓也、澤上竜二、端山豪、長谷川竜也
FW: 岡佳樹
サブメンバー
GK: 福島春樹
DF: 田上大地、室屋成
MF: 小林成豪、和泉竜司、松下佳貴、木本恭生、八久保颯
FW: 呉屋大翔
交代
59分 長谷川竜也 → 和泉竜司
65分 端山豪 → 小林成豪
75分 岡佳樹 → 呉屋大翔
90+3分 重広卓也 → 田上大地
マッチレポート
ユニバーシアード日本代表は、準決勝でユニバーシアードイタリア代表と対戦しました。90分を終えてスコアレスドローのまま、勝敗はPK戦に委ねられましたが、日本は3人の選手がPKに失敗し、1-3のスコアで敗戦。決勝へと駒を進めることはできませんでした。
選手をローテーションで起用し、コンディションを調整しながら戦ってきた日本に対し、イタリアはレギュラー選手を固定してここまで勝ち上がってきました。高温多湿の気候の中、連戦続きの相手選手は後半に体力が低下すると予想し、前半はゆっくりとボールを回しながら相手の出方をうかがいます。イタリアのカウンターやサイドチェンジを警戒しながらも、拮抗した展開が続きました。日本は20分過ぎから次第に攻撃のチャンスを掴みますが、相手GKの好守もあり0-0で前半を折り返します。
「もうひとつ攻撃のギアをあげないとあのディエンスを崩せない」という、ハーフタイムの神川明彦監督の指示を受け、日本は後半立ち上がりからラインを押し上げて攻撃を仕掛け始めます。しかし、堅守を誇るイタリアのゴールをなかなか割ることができません。早めに交代のカードを切り、MF和泉竜司選手、MF小林成豪選手、FW呉屋大翔選手といったここまで点をとってきた選手を前線に送り込んで先制点を狙いますが、試合終盤にはイタリアの猛攻を受けて防戦一方になってしまいます。粘り強い守りでイタリアの攻撃を跳ね返すものの、そこから攻撃の形を作ることができず、両チーム無得点のまま試合は終了。大会規定により、延長戦は行わずにPK戦へと突入しました。
PK戦で先攻を取った日本ですが、1番目のDF湯澤聖人選手のシュートはバーに当たり、2番目のキッカーであるDF田上大地選手のシュートも相手GKに止められてしまいます。3番目のMF奥山政幸選手がようやくPKを成功させますが、対するイタリアは3人全員が成功。さらに日本は、4番目のDF新井一耀選手のシュートがポストを叩いてしまいます。この結果、日本はPK戦に1-3で敗れて決勝進出とはなりませんでした。前回大会と同じく準決勝敗退となり、3位決定戦にてユニバーシアードブラジル代表と銅メダルをかけて戦います。3位決定戦は13日16:00から、Naju Public Stadiumで行われます。
監督・選手コメント
神川明彦 監督
今日の試合は1点勝負だと思ったので、先制点をとられたら厳しいだろうと思っていました。そのため、0点で抑えながら攻守の切り替えのところでギアをあげていけばチャンスになると伝えていました。今日のメンバーはコンディション重視で、この高温多湿の中で相手より動ければという期待を込めて送り出した選手たちです。交代のカードを含め、想定していた通りでその部分での悔いはありません。ただ、スコアが0-0だったので、カウンターを警戒して前掛かりになれなかった。90分間で勝ちに行くかどうかを考えて、ラスト5分のところでPK戦で勝つことを選択しました。ファイナリストになってメダルを確定させたかったのですが、それができず残念です。僕の力不足でした。
重広卓也 選手(阪南大)
前半は守備に徹底して攻撃に体力を使わず、後半は自分の持ち味である裏に出るプレーを出そうと思っていました。後半は相手の足が止まってくるのがわかっていたので、とにかく1点をとろうと前からいったのですが、クロスの質や精度が低く、シュートに対する反応がイタリアより遅れていたので、決めきることができませんでした。相手のほうが1枚上手だったと思います。
奥山政幸(早稲田大)
イタリアは非常に守備の固いチームでした。ある程度のところまではボールを持たせてくれるのですが、ゴール前や最後の勝負をするところでは規律正しく守ってくる。そんな中で、相手の嫌がるところ、危険なところへのパス、顔出しができませんでした。もっと積極的に前に出て、チャンスを作らないといけないと思いました。次はこのチームで戦える最後の一戦です。チーム一丸となって戦い、必ず勝って銅メダルを持って帰りたいと思います。
新井一耀 選手(順天堂大)
後半は主導権を握って攻め込んでいたのですが、そこで1点をとれなかったため、PK戦という形になってしまいました。最後に自分たちの甘さ、弱さが出てしまったと思います。PK戦はずっと準備をしてきたのですが、練習で決められても本番で決められないのは、それが本当の今の実力だということです。相手GKの位置を見て、サイドのほうを狙いすぎて外してしまいました。力みすぎて、平常心ではいられなかったことが、いちばんよくなかったと思います。
髙橋諒 選手(明治大)
全体的に攻撃の形があまり作れず、自分もなかなかオーバーラップすることができませんでした。まずは0点で抑えようと意識していた前半と違い、後半はこの45分間で点をとりにいこうと、回数は少ないながらも何度かチャンスを作れたと思います。ただ、日本ではとられないようなファウルも多く、相手からボールを奪うとほとんどがファウルと判断されてしまうことが難しかったです。
スケジュール
第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州) | ||
---|---|---|
7月2日(木) | 2-1 | vs. ユニバーシアードイラン代表(Jeongeup Public Stadium) |
7月5日(日) | 1-0 | vs. ユニバーシアードブラジル代表(Yeonggwang Sportium Football Feild) |
7月7日(火) | 4-0 | vs. ユニバーシアードマレーシア代表(Jeongeup Public Stadium) |
7月9日(木) | 1-0 | 準々決勝 vs. ユニバーシアードフランス代表 (Mokpo Football Center Secondary) |
7月11日(土) | 0-0 PK戦 (1-3) |
準決勝 vs. ユニバーシアードイタリア代表 (Yeonggwang Sportium Football Field) |
7月13日(月) | 3位決定戦 vs. ユニバーシアードブラジル代表 (Naju Public Stadium) |
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