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ハリルホジッチ監督、国内候補合宿へ意欲
2015年05月12日
SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は5月11日、翌日から始まる代表候補合宿を前に千葉県内で報道陣の取材に応じ、「選手にダイレクトに私のフットボールのメッセージを伝えたい」と熱く語りました。
12、13日に千葉県内で行われる短期合宿は国内でプレーする選手のみが対象で、2日間で3回のトレーニングセッションを予定しています。
招集メンバーは、DF岩波拓也(ヴィッセル神戸)、MF遠藤康選手(鹿島アントラーズ)、FW杉本健勇選手(川崎フロンターレ)ら代表候補初選出の7選手をはじめ28選手です。
プロジェクターに選手リストを映し出して説明し、昨年のFIFAワールドカップ以来の代表活動となるFW大久保嘉人選手(川崎フロンターレ)について監督は、「2シーズン連続で得点王を獲得し、今季も得点を取り続けている。32歳だが全く問題ない。今、代表には点を取る選手が少ない」と述べました。
ハリルホジッチ監督は、今回の短期合宿が6月に始まる2018 FIFAワールドカップアジア地区2次予選と8月のEAFF東アジアカップを念頭に置いた準備の一環であると言及。「練習を通して選手を見ると、多くのことを発見することができるし、選手とダイレクトな関係を作ることができる」と説明しました。
さらに、就任以来チーム内に競争心を植え付けたいと話している指揮官は、「ここからできるだけ多くの選手を発見し、何人かは代表入りして欲しい」と期待を口にしています。
ハリルホジッチ監督は4月18日に欧州視察へ発ち、今月9日に日本に戻りました。欧州ではドイツ、イタリア、イングランドなどに滞在し、各地で日本人選手がプレーする試合に足を運び、選手たちと懇談を重ねたことを明かしました。
「選手たちは私の訪問をとても喜んでくれた。いろいろな話をして、個人的にも多くを伝えたし、彼らからいろいろな情報ももらった。日ごろプレーできていない選手には勇気を与えて、自分の席を取るためにもっと練習するようにと言った。良い時間だった」と振り返りました。
ハリルホジッチ監督は、この日の午後にスタッフと共にトレーニングキャンプを行う練習場を視察。その後、ホテルに戻ってスタッフミーティングを実施し、12日から始まるトレーニングキャンプに向けて、最終確認を行いました。
コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE (日本代表) 監督
この合宿で行いたいことは、より良く選手を知ることと、私のフットボールのメッセージを伝えることです。6月にFIFAワールドカップアジア地区予選も始まり、8月にはEAFF東アジアカップもあります。その準備も含めて、選手にダイレクトにメッセージを伝えたいと考えています。今回選出したメンバーには代表経験のある選手も何人かいます。年齢も大事ですが、より良いコンディションの選手を呼びました。なかには実戦数が少ない選手もいますが、合宿に呼ぶに値する能力があると判断しました。ハイレベルなフットボールでは細かな部分で違いが出ます。細かなことがハイレベルでのプレーの準備になることを伝えたいですし、勇気づけることで選手たちのプレーを向上させたいと考えています。日本代表に競争心を植え付けたいので、ここからできるだけ多くの選手を見出して、何人かに代表に入って欲しいと願っています。
スケジュール
5月12日(火) | PM | トレーニング |
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5月13日(水) | AM/PM | トレーニング |