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オーストラリアサッカー連盟と審判交流プログラムを実施
2015年04月27日
日本サッカー協会では毎年、様々な国との審判交流プログラムを実施しています。今年はオーストラリアとの交流プログラムが初めて実現し、日本から2名の審判員がオーストラリアでのA-Leagueを担当し、オーストラリアからの2名の審判員がJ1リーグを担当します。
オーストラリアは、先日行われたAFCアジアカップ2015で優勝し、2014年シーズンのAFC Champions LeagueでもWestern Sydney Wanderersが優勝を果たしている強豪国です。今回の交流プログラムは、日本にとっても非常に有効です。
派遣審判員
3月6日~3月13日:山本雄大
担当試合:
Round 20: Brisbane Roar vs. Western Sydney Wanderers
Round 21: Adelaide United vs. Central Coast Mariners
3月26日~4月4日:榎本一慶
担当試合:
Round 23: Newcastle Jets vs. Adelaide United
Round 24: Brisbane Roar vs. Central Coast Mariners
招聘審判員
Christopher BEATH 氏
Jarred GILLETT 氏
期間:4月27日~5月4日
担当試合:J1第8節・第9節
審判員コメント
山本雄大 プロフェッショナルレフェリー
3月5日から13日の日程でオーストラリア・Aリーグとの交流プログラムに参加させていただきました。私は、ブリスベンとアデレードでそれぞれ1試合ずつ、合計2試合を担当しました。
今年の1月にAFCアジアカップ2015に参加していたため、オーストラリアに滞在している間にA-Leagueをテレビで見ることはありましたが、実際に笛を吹かせていただけるということで、普段のフィジカルトレーニングだけではなく、インターネットで試合映像を確認したりして、派遣までの期間に準備を行いました。
現地で実際に担当したA-Leagueは、非常にフィジカルコンタクトが多く、球際も非常に激しく、90分間、集中を切らすことができない試合でした。また、フィジカルコンタクトでは「倒れた方が負け!」という雰囲気で、選手は常に身体をぶつけ合い、観客もコンタクトを楽しんでいるように感じました。
試合の前後では、各地域の審判員の方々と交流する機会もあり、色々なカテゴリーの審判員と一緒にトレーニングをしたり、食事をしたりと、アットホームな雰囲気で生活をさせていただきました。
今回の機会に感謝するとともに、この経験を自分自身のレフェリングに活かしていきたいと思います。
榎本一慶 1級審判員
3月26日から4月4日までの期間、オーストラリアとの交流プログラムに参加し、A-Leagueを2試合を担当させていただきました。(1戦目:ニューキャッスル vs. アデレードユナイテッド、2戦目:ブリスベンロアー vs. セントラルコースト)
ブリスベンでは、地元の審判員のトレーニングにも参加させていただき、フィジカルトレーニングを行いました。内容はインターバルトレーニングが中心で、かなりハードな内容でした。
そして、Aリーグの試合では、Jリーグの試合とは違い、フィジカルコンタクトが非常に強く、簡単には倒れないサッカーでした。またファウルで笛を吹いた後のリスタートが早く、アクチュアルプレイングタイムも長いように感じました。試合後のスタジアム全体の雰囲気もとても良いものでした。
今回の経験を活かし、今後のレフェリングの向上に繋げていきたいと思います。このようなプログラムに参加させていただき、感謝しています。
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