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全国シニア(60歳以上)サッカー大会、4強がそろう

2014年06月02日

全国シニア(60歳以上)サッカー大会、4強がそろう

6月1日(日)、第14回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)フェスティバル2日目を行いました。全国シニア(60歳以上)はグループ第2節と第3節を開催、厳しい暑さの中で各チームが熱戦を繰り広げました。

グループAでは千葉四十雀SC(千葉)が第2節で高知昭和OB会(高知)を2-0で退けて連勝。高知昭和OB会、静岡県選抜(静岡)、宮城フェニックスサッカークラブ(宮城)がいずれも勝点を伸ばすことができない中、千葉四十雀SCは第3節を残して準決勝進出を決めました。

連覇を狙う大阪シニア60(大阪)は、徳島カバロスシニア60(徳島)との第2節で6-0と大勝。続く第3節では、シニア岡山FC(岡山)に2失点を喫し、前回大会から続く無失点記録は7試合でストップしたものの、4強に進んでいます。第2節、第3節と連勝して巻き返した福岡60雀フットボール倶楽部(福岡)は、あと一歩及びませんでした。

前回大会でベスト4入りを果たした東京都選抜(Lazos27/東京)は、堅守を武器に勝点を伸ばしました。第1節に4得点を挙げた浜松怪童クラブ(静岡)との一戦を1-0で制すと、第3節には後半の2得点で岩手60(岩手)から勝点3を奪取。3戦無失点で準決勝に駒を進めています。

グループDでは、兵庫県シニア60選抜(兵庫)が勝ち名乗りを上げました。広島県選抜60(広島)との第2節は試合終了間際に追い付かれたものの、第3節に嫌な流れを引きずりません。SUPER GOAL 3(北海道)との一戦では前半のうちに3得点を挙げるなど、5-0の完封勝利で準決勝入りを果たしています。

大会最終日の本日は、決勝ラウンド(準決勝)2試合と、決勝戦を開催。千葉四十雀SCは大阪シニア60と、東京都選抜(Lazos27)は兵庫県シニア60選抜と、決勝進出を懸けて戦います。日本一に輝くのはどのチームか、注目です。

選手コメント

木島幸人 選手(信州惑々サッカークラブ)
第2節のSUPER GOAL 3戦では、先発することができて嬉しかったです。今年、自分より若い選手がチームに加わったことで、僕は控えに回ることが多くなり、モチベーションを保つのが大変でした。けれど、こうして先発して、相手との1対1を防ぐこともできたので良しとします。僕がピンチを救った直後に仲間が決勝点を取ってくれたということで、チームメイトは僕のストレスを感じていたのかもしれません(笑)。ともあれ、みんなとサッカーができてうれしい。「生涯現役」と言っている仲間に負けじと僕も頑張ります。地元・軽井沢で30代の選手たちと、上田では40歳以上の選手たちと一緒にプレーしていますし、気持ちは若い頃のままです。

藤口光紀 選手(広島県選抜60)
楽しいです。「サッカーって、こんなに楽しかったっけ?」と思うくらい楽しい。試合が終わった後の解放感は、現役時代を上回るかもしれません。芝生のピッチでボールを蹴ることができて幸せですし、このような大会がもっと増えればいいなと思います。こうしてプレーする中で、健康でいることの大切さも感じています。「一度身につけた技術は何歳になっても衰えない」と言われますが、それは健康な体があってこそ成り立つもの。健康でないと、動くことができません。ましてや私のように、この大会に向けて密かにトレーニングすることもできない(笑)。やはり、日ごろのコンディショニングが重要なのだと、実際にプレーをしていて感じます。

関強史 選手(浜松怪童クラブ)
鹿児島SFC O-60との第3節は、勝つしかありませんでした。前々回大会の優勝チームとして意地を見せなければいけない中で、何とか先制点を決めることができて良かったです。みんな、何歳になっても少年のような心を持っていると思います。シニアで日本一になりたいという目標があるから、サッカーを楽しむことができています。真剣勝負は最高で、それは子どもにとってもシニアにとっても同じことだと思います。僕自身、このような全国大会でプレーさせていただき、敗れても悔しさを感じられなくなったら、終わりだと思っています。サッカーは僕の人生そのものですし、どれだけ年齢を重ねても「プレーする以上は勝つこと」を目標としています。

熊谷信彦 選手(東京都選抜/Lazos27)
第2節、第3節ともにタフな試合になりましたけれど、勝って1次ラウンドを突破することができて良かったです。最終ラインを正確に統率すれば、相手に崩されない自信がありました。全員が忠実に役割を担うことができ、全体の連係がスムーズなところが、3戦連続無失点につながっているのではないかと思います。次は準決勝。昨年、私たちが突破できなかった壁ですし、今年は日本一だけを目指して頑張ってきたので、まずは決勝進出を決めたい。少し、高望みしていると思われるかもしれませんが、個人的には昨年、50歳以上の全国大会で優勝を経験したので、今回は60歳以上の大会でもチームを優勝に導き、二つのカテゴリーで頂点に立ちたいです。

第14回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

2014年5月31日(土)~6月2日(月)
藤枝総合運動公園サッカー場(天然芝)、藤枝総合運動公園陸上競技場(天然芝)、藤枝市民グラウンド(天然芝)、中外製薬工業株式会社藤枝工場グラウンド(天然芝)

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