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フットサル日本代表 ワールドカップの開催国・リトアニアで活動をスタート

2021年09月06日

フットサル日本代表 ワールドカップの開催国・リトアニアで活動をスタート

FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021の開幕を12日に控えたフットサル日本代表は3日(金)、ワールドカップの開催国であるリトアニアに到着し、準備の最終段階に入りました。

4月にワールドカップ出場が決定し、6月に入ってグループステージの組み合わせも決まり、いよいよ具体的な準備に取り掛かろうとした矢先に8月に日本で開催予定だった国際親善試合の中止が決定。ワールドカップ直前の強化スケジュール見直しを余儀なくされたフットサル日本代表でしたが、国内キャンプを経てヨーロッパ遠征に出る計画に変更。遠征先のポルトガルとスペインでは、実に約1年8か月ぶりとなる国際試合を5試合組み、失われた時間を取り戻すかのように、実戦を通じた強化に精力的に取り組んできました。新型コロナウイルスの影響による今大会のルール改正で、ヨーロッパ渡航時点では14人だった大会登録人数が16人に拡大されたことを受け、ヨーロッパ遠征に帯同した16人全員が晴れてワールドカップメンバーに決定。7月後半から続く長い時間を共にしてきた仲間の結束はこれまで以上の強さを見せながら活動を続けてきました。

8月7日(土)に始まったヨーロッパ遠征では、ブルーノ・ガルシア監督の母国・スペインに拠点を構え、隣国ポルトガルでのポルトガル戦、ベネズエラ戦、スペインでのアルゼンチン戦、ベトナム戦、スペイン戦と計5試合を戦い、1勝1分3敗という結果を残しています。ヨーロッパ、アジア、南米といった大陸間で異なる特徴を持つ強豪国とのマッチメークは、経験値を単に上積みするだけでなく、戦い方の引き出しを増やし、幅のあるチーム作りを実現しています。

9月1日(水)にスペインでの活動を終えたフットサル日本代表は、翌2日(木)に空路と陸路でワールドカップ開催国のリトアニアに移動。日付が変わった深夜の到着だったため、3日(金)のトレーニング初日はレクリーエーションメニューを中心にした軽めの調整に留めると、4日(土)、5日(日)と徐々に負荷を高めてトレーニングを再開させました。完成度を高めるためにトレーニング前に映像を使ったミーティングを行い、全員が細部に渡るコンセプトを共有・イメージした上でトレーニングに臨みます。攻守の両局面はもちろんのこと、フットサルの特徴的な戦術であるパワープレーや、キックイン、セットプレーまで、試合を想定した高い強度を再現しながら確認を続けていきます。

7日(火)にはアフリカ大陸王者のモロッコとの国際親善試合が決まり、ワールドカップに向けた総仕上げの試合に臨みます。

14日(火)の日本のワールドカップ初戦・アンゴラ戦まであと8日です。

選手コメント

GK #1 関口優志 選手(名古屋オーシャンズ)
小さな頃からの夢であり目標だった、フットサルワールドカップのメンバーに選ばれたことを本当に嬉しく思っています。このために人生をかけて頑張ってきたので、ワールドカップの舞台では自分の最高のパフォーマンスを出し切りたいと思います。日本は2016年の前回大会の出場権を獲得できず、大好きなフットサルを辞めてしまいたいと思うほどの悔しい思いをしました。その雪辱を晴らすためにも、まずは日本フットサル史上最高順位を目指して頑張ります。コロナ禍で現地での応援は難しい方が多いと思いますが、日本からテレビ中継を通じたたくさんの応援をよろしくお願いします。

FP #13 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
ワールドカップ開催国のリトアニアに着いて3日目の練習が終わりました。ワールドカップに向けてチームの準備は最後のフェーズに入り、これまで以上にチームとして成長出来ていると感じています。自分自身としては、納得のいくプレーはまだまだ出来ていませんが、毎日少しずつでも成長していけるように頑張ります。コロナ禍にあって世界が大変な状況の中、僕たちの活動は沢山の方々の尽力の下に実現しています。このことに感謝する気持ちを忘れず、日本代表の誇りと責任を持って全力で戦います。引き続き応援のほどよろしくお願いします。

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