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SAMURAI BLUE 9月の最終予選へGK谷選手、MF柴崎選手らが選出

2021年08月27日

SAMURAI BLUE 9月の最終予選へGK谷選手、MF柴崎選手らが選出

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は8月26日(木)、9月に行われるFIFAワールドカップ2022カタール・アジア最終予選の初戦のオマーン代表戦(大阪・吹田)と第2戦の中国代表戦(ドーハ)に臨む日本代表メンバーを発表。東京オリンピックを戦ったU-24日本代表からGK谷晃生選手(湘南ベルマーレ)が初選出され、MF柴崎岳選手(レガネス)が約10カ月ぶりに復帰となりました。

ワールドカップ7大会連続出場を目指して、9月のアジア最終予選の2試合に臨む日本代表メンバー24人は、日本が8戦全勝で突破した2次予選を戦った顔ぶれが中心の構成です。
DF吉田麻也選手(サンプドリア)、MF遠藤航選手(VfBシュツットガルト)、MF伊東純也選手(KRCヘンク)、2次予選9得点のMF南野拓実選手(リバプールFC)らの名前が並び、今月7年半プレーしたドイツからJリーグに復帰したFW大迫勇也選手(ヴィッセル神戸)、神戸からスコットランドへ渡って活躍のFW古橋亨梧選手(セルティック)も選出されました。
一方、日本が2012年大会以来の4位に入った東京オリンピックに臨んだU-24日本代表からは、準々決勝ニュージーランド戦のPK戦を含めて全6戦で活躍したGK谷晃生選手(湘南ベルマーレ)が初選出です。
そのほか東京2020大会を経験したメンバーからは、MF久保建英選手(RCDマジョルカ)、MF堂安律選手(PSVアイントホーフェン)、今季からドイツに活躍の場を移したMF板倉滉選手(シャルケ04)、DF冨安健洋選手(ボローニャFC)、DF中山雄太選手(PECズヴォレ)が選ばれ、5月の2次予選ミャンマー戦に引き続いて最終予選のメンバーに入りました。
森保監督は今回の選手選考について「東京オリンピックを振り返って、SAMURAI BLUEに選ばれてもおかしくない選手、選ぼうかと思った選手もいる」と話し、選手のコンディションや所属クラブでの状況などを考慮したと説明しました。
また、昨年11月のオーストリア遠征以来の代表復帰の柴崎選手については、「世界で戦うために必要なこと、我々が世界で勝っていくための基準も把握してくれていると思っている。高い基準を持ってチームを引っ張っていくプレーをしてもらいたい」と期待を寄せていました。
今回の2連戦では、第2戦で対戦する中国が新型コロナウイルス感染症の防疫措置として厳しい入国制限を設け、国内での国際試合開催が困難なため、第1戦のオーストラリア戦を含めて第3国のカタールに開催地を変更。すでに現地で合宿を開始しており、オマーン代表も約1ヵ月の欧州合宿を経て日本に乗り込んで来ます。
森保監督はオマーンと中国について「2次予選を見ると、個々の良さを活かしながら、組織的に戦えるチーム」と語り、「準備期間があるので、戦術の上積みをしてくる」と警戒。「与えられた時間のなかで相手のことをしっかりとインプットしながら、我々が持っている力を100%発揮できるように準備していきたい」と話しています。
一方で、兼任してきたU-24代表とSAMURAI BLUEで選手の融合を図りながら強化を進めてきたことに触れて、「多くの選手たちがすでに1チーム2カテゴリーのSAMURAI BLUEのラージグループで活動してきた。選手たちは違和感なく、また融合して、スムーズに力を発揮できると思う」と語り、これまで戦いを共にしてきた選手たちに期待を示しました。
チームは8月30日から再び始まる戦いへ向けて準備を始めます。9月2日(木)のオマーン戦は大阪の市立吹田サッカースタジアムで行われ、その後チームは中国戦を戦うドーハへ移動します。
森保監督は、「最終予選に出てくるチームは全て強豪ばかり。難しい試合ばかりだと思うが、一戦一戦、我々が勝つんだという思いを持って臨みたい」と言葉に力を込めました。

コメント

森保一監督
カタールのワールドカップへ向けて、いよいよ最終予選を戦います。厳しい戦いの連続になると思いますが、一戦一戦、最善の準備をして全力で勝利を目指して戦い、厳しい予選を必ず突破して本大会へ駒を進めるように、チーム一丸となって頑張ります。勝利できるようにしっかり対戦相手を分析して対応し、選手の持っている力を100%発揮できるように試合へ向けて準備したい。今、コロナ禍で多くの地域で緊急事態宣言下にあり、制限がある中で国民のみなさんが大変な思いをしながら過ごされています。勝利で喜んでもらい、選手の頑張りを見て励ましのエールとなるような戦いをしたいと思っています。
これまでのオリンピック代表とSAMURAI BLUEの活動は、すべて今後の日本サッカーの強化を念頭にオリンピックの先の目標を考えて1チーム2カテゴリーで融合しながら進めてきました。今後も選手たちは違和感なく融合して、スムーズに力を発揮できると思っています。オリンピックチームのメンバーをフル代表に移行しながら、今回オリンピックには選ばれなかった選手たちとともに融合させて、チームのレベルアップを図りながら最終予選につなげていきたい。オリンピックに出た選手たちは間違いなく全員がレベルアップにつながる経験ができましたし、日本代表を目指している選手たちは大会での日本の戦いを見てくれていたと思っています。大会の6試合で世界の強豪と戦って、日本代表の強みと最後に足りなかった部分は出ていました。そこを一人ひとりが感じて、これからの日本代表の強化や選手個々の成長につなげてくれると思っています。

反町康治 JFA技術委員長
いよいよワールドカップ最終予選がスタートします。現在新型コロナ感染の状況が芳しくない、非常に厳しい状況の中ですが、日本でスタートできることを嬉しく思っています。政府をはじめ、たくさんの方のご尽力で開催できることに感謝を申し上げます。ありがとうございます。
最終予選はこれまでの2次予選とは全く違います。一戦一戦の重み、初戦の重要性、アウェイでの過酷な環境、コロナ禍でのストレスのある生活からのゲーム…。いろいろな意味で大変な中での戦いになりますが、その中でも決してぶれることなく、日本のサッカーを前面に押し出して、いい成果を出していきたい。オリンピックを終えて日本代表への理解度やサッカーへの関心が高まってきています。ぜひとも、その力をSAMURAI BLUEの力に変えて頑張っていきたいですし、全面的にサポートしていきます。

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