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キリン×日本代表パートナーシップ40周年 記念トークイベントを実施
2018年12月12日
「キリン×日本代表 パートナーシップ40周年記念トークイベント」が12月11日(火)に日本サッカーミュージアムで開催され、公益財団法人日本サッカー協会(JFA) 田嶋幸三会長、キリン株式会社 磯崎功典代表取締役社長、SAMURAI BLUE(日本代表) 森保一監督が登壇しました。
1968年のメキシコオリンピックで銅メダル獲得という快挙を成し遂げた日本でしたが、それから10年間はワールドカップやオリンピックの予選敗退が続き、“冬の時代”を迎えていました。
しかし、そんな時代に転機が訪れます。遡ること41年前、原宿にあったキリンビールの本社と、JFAが事務所を構えていた岸記念体育会館が山手線を隔てて向かい側にありました。スポンサーを探していた長沼健専務理事(当時)がキリンの社長を訪ね、これを快諾したことがきっかけとなり、キリンとJFAの長い歴史がスタートしました。
78年5月には「ジャパンカップ」が始まります。「国際試合の経験はほとんどできなかった」(田嶋会長)時代でしたが、大会には海外の単独チームが来日し、15試合が開催されました。およそ16万人のサッカーファンが本場のサッカーを目の当たりにすることとなります。
1980年大会から「ジャパンカップキリンワールドサッカー」に名称変更し、1985年に現在の名称である「キリンカップサッカー」が初開催されました。
1990年代には日本サッカーの環境は大きく変化を遂げます。92年には、関係者の長年の努力が実り、国や地域を代表するチーム同士の大会となります。そんな記念すべき92年大会では、森保監督が日本代表デビュー。森保監督は「その前に南米選手権で優勝したアルゼンチンを前に“落ち着け、落ち着け”と言い聞かせていた」と当時を振り返り、「すごく素晴らしい経験をさせていただいた。この試合から日本代表と対戦国の代表と試合ができることになり、その国際経験が今の日本代表にもすごく生きていると思う」と続けました。
1997年にキリングループが日本代表オフィシャルスポンサーとなり、「キリンチャレンジ」、「キリンビバレッジサッカー」が始まります。さらに2000年からは「キリンチャレンジ2000」でU-23日本代表、01年からは日本女子代表、07年からはフットサル日本代表、ビーチサッカー日本代表へのサポートがスタート。支援の幅は各年代の代表へと広がり、現在では全カテゴリーを支援していることになります。
キリングループでは、代表の強化にとどまらず、「サッカーの機運を高めるため」(磯崎社長)グラスルーツや地域貢献の支援も行っています。2011年に東日本大震災が起こると、東北3県の累計700校で「JFAキリンスマイルフィールド」を6年間開催し、約10万人の子どもたちに笑顔を届けました。昨年からは、「より地域に寄り添い、人と人のつながり、絆づくりを目的に」(磯崎社長)名称を「JFAキリンビッグスマイルフィールド」と進化させました。
2015年にオフィシャルスポンサーから、オフィシャルパートナーに呼称が変更。「ビールや飲料はサッカーと同じく素晴らしいコミュニケーションツールだと思っているし、親和性の高いもの。そういうことを念頭に置いてこれからも応援していきたい」と磯崎社長。イベントの最後には長年のサポートへの感謝の気持ちを込めて、田嶋会長と森保監督から磯崎社長へ40番の背番号入りの記念ユニフォームが贈呈されました。
登壇者コメント
田嶋幸三 公益財団法人日本サッカー協会(JFA)会長
40年の歴史でいかにキリン様のサポートを得てわれわれが強化されてきたかということを再認識しました。われわれの先輩たちに感謝すると共に、キリン様にも感謝し、これからもぜひ一緒に同じボートで進んでいきたいと思います。
磯崎功典 キリン株式会社 代表取締役社長
今でこそワールドカップに出場することがファンの方は当然のように思われていると思いますが、70年代、80年代は最終予選を突破することが大変難しく、今以上に厳しい時代でした。日本代表も、キリンも、良いときもあれば、厳しいときもあります。だからこそ、私たちは日本代表の応援だけではなくて、ファンの方、サポーターを中心とした世の中の人を応援して、共に走って、共に叫んで、そして、倒れても共に立ち上がるということをしてきました。これからも応援し続けるつもりです。応援していく姿勢というのは40年間、そして、これからも全く変わらないと思います。キリンはこれまで飲み物を通じてお客様の生活に寄り添ってきましたし、人々の日常を応援してきました。サッカーを応援する活動も、ゴールを目指す姿と全く同じだと思います。キリンはサッカーを通じて人を応援して、これからも飲み物、サッカーを通じて人を応援し続けていく姿勢を貫いていきたいと思います。
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
この40年間のキリン様のご支援でわれわれは素晴らしい活動、素晴らしい経験をさせていただいて、日本代表の成長につながってきていると改めて感じました。そして日本代表ファミリーの強化だけでなくて、サッカーをより多くの方に知っていただくこと、サッカーと地域を結びつけてくださること、サッカーと人を結びつけてくださるサポートをしていただけていることは本当にありがたいことです。われわれは日頃、支援していただいていることを、結果をもって、そして、サッカーの成長、発展をもって恩返しさせていただければと思います。
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