AFC U23アジアカップ カタール 2024予選を戦うU-22日本代表は9月8日(金)、バーレーンのマナマ市内でU-22パレスチナ代表との第2戦に向けて前日練習を行いました。

パリオリンピック出場権獲得に向けた初めての公式戦となったパキスタン戦を6-0で勝利し、チームは幸先良いスタートを切りました。初戦から一夜明け、パキスタン戦に先発したフィールドプレーヤー10名は宿舎内での調整を行い、他のメンバーは練習会場で汗を流しました。次戦は中2日で迎えるパレスチナ戦ですが、限られた時間の中で相手の対策をチームミーティングで共有するなど、最善の準備を進めています。

パレスチナ戦前日は第一戦の先発メンバーも合流し、19:00から全体でのトレーニングに臨みました。フィールドプレーヤー（FP）とGK陣に分かれてウォームアップから始まったトレーニングは、FPはジョギング＆ストレッチやステップワーク、その後にパス＆コントロールやロンド（ボール回し）、二人一組でのロングボール＆ヘディングと進み、GK陣も合流してからは攻守それぞれのセットプレーに長く時間を割き、細部の確認を進めました。

パレスチナは初戦でバーレーンに勝利しているため、第2戦はグループ首位を争う一戦となります。大岩剛監督は初戦直後に、「一戦目でパレスチナが勝利したことで、彼らの士気も上がっているだろう。二戦目の重要さは変わらないが、我々もより士気を上げていく必要がある」と、すでに次戦を見据えていました。U-22パレスチナ代表戦は9日(土)21:30キックオフ（日本時間10日3:30）です。

監督・選手コメント

大岩剛 監督
初戦は、この環境や暑さの中でも勝利することが大事でしたし、コンディションを上げることも重要なことでした。我々の予想や想定を超えたこと、想定外のことが起きたら、こういう短期決戦では逐一対応することが必要です。選手たちが自身を冷静な状況に持っていくことが求められます。パレスチナは、しっかり守ってカウンターを仕掛けてくる印象です。我々もリスクマネジメントをしないと痛い目に遭うと思います。試合展開として、点が取れなくても焦れずにやっていきたいです。お互いに意思を共有することが大事ですし、この気候との我慢比べでもあります。第一戦は初戦の緊張感があったと思いますが、二戦目でも選手たちに期待したいです。

MF #16 松木玖生 選手（FC東京）
この暑さには慣れませんが、この環境でサッカーをすることで自分自身の経験値も上がりますし、適応できればと思っています。（初戦のパキスタン戦では攻撃の際、）個人的にもペナルティエリア内に入っていこうと思っていましたし、それは大岩監督からも求められていたことです。個で局面を打開できる選手になりたいです。チームだけでなく、個人のところもさらにコンディションを上げていきたいです。

MF #20 山田楓喜 選手（京都サンガF.C.）
初戦のパキスタン戦で何度か自分に得点チャンスがありましたが、力みもあって、うまく決められませんでした。3本目くらいには適応したかったです。いろいろとデザインした中で、セットプレーで点を奪えたことはよかったです。自分自身、試合勘は特に問題ありません。練習から試合のようにやっていますし、練習でやっていることを試合でしっかりと出せればと思っています。

AFC U23アジアカップ カタール 2024予選

大会期間：2023年9月4日(月)～9月12日(火)
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