【Match Report】U-22日本代表 アメリカに1-4で敗れる

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【Match Report】U-22日本代表　アメリカに1-4で敗れる

2023年10月19日

【Match Report】U-22日本代表　アメリカに1-4で敗れる

アメリカのフェニックスで活動中のU-22日本代表は現地時間の10月17日(火)、フェニックス・ライジングFCスタジアム（Phoenix Rising FC Stadium）でU-22アメリカ代表と国際親善試合を行いました。

すでにパリオリンピックの出場権を手にしているチームとの一戦に、日本は3日前のメキシコ戦から先発メンバーを5人入れ替えて臨みました。GKに佐々木雅士選手（柏レイソル）、DFに木村誠二選手（FC東京）、畑大雅選手（湘南ベルマーレ）、バングーナガンデ佳史扶選手（FC東京）、チェイスアンリ選手（VfBシュトゥットガルト）、MFに山本理仁選手（シントトロイデンVV）、藤田譲瑠チマ選手（シントトロイデンVV）、三戸舜介選手（アルビレックス新潟）、松木玖生選手（FC東京）、山田楓喜選手（京都サンガF.C.）、FWに細谷真大選手（柏レイソル）が入りました。

立ち上がりから激しくプレッシャーをかけてきたアメリカに対して、日本は受けに回ってしまいます。早くも6分にはスコアが動きました。チェイス選手の横パスが相手選手に渡り、ゴールに繋げられてしまいました。

その後、「前からハメられるようになった」と三戸選手が振り返ったように、日本がボールを奪えるようになっていきます。16分の松木選手のシュートはわずかにゴール右に逸れ、23分の細谷選手のシュートは相手に防がれましたが、35分、日本のコーナーキックのこぼれ球を松木選手が決めて追いつきます。ところが、日本の流れだった45分に左サイドから突破を許し、勝ち越されてしまいました。

1-2で迎えたハーフタイム、日本は3人を交代します。畑選手に代わって内野貴史選手（フォルトゥナ・デュッセルドルフ）、チェイス選手に代わって西尾隆矢選手（セレッソ大阪）、バングーナガンデ選手に代わって大畑歩夢選手（浦和レッズ）がピッチに送り出されました。

57分に3点目を失うと、68分に近藤友喜選手（横浜FC）、新井悠太選手（東洋大）と、スピードが武器のウインガーを投入して攻撃のギアを上げていきます。なかでも右ウイングに入った近藤選手は何度も仕掛けてゴール前にクロスを流し込みました。

しかし、「自分たちの流れのときにポロッと失点してしまった」と山本選手が悔やんだように、73分にセットプレーから4点目を奪われてしまいます。その後、田中聡選手（湘南ベルマーレ）、福井太智選手（FCバイエルン・ミュンヘン）がピッチに入りましたがゴールは遠く、1-4で敗れました。

U-22日本代表の次の国際親善試合は、11月18日(土)に静岡のIAIスタジアム日本平で開催されるU-22アルゼンチン代表戦となります。

監督・選手コメント

大岩剛監督
試合が終わってすぐ選手たちに、「ビルドアップのところなど、狙いとしていることがやれた部分があったにもかかわらず、1-4で敗れたのはなぜなのか」という話をしました。「ピッチ状況など、いろんなエクスキューズはあるけれど、試合で何が出るかというと、自力が出るわけだから、そこに目を背けず、次に向けていいレッスンにしよう」と。（相手のスピードは）分析どおりでした。出てきた相手をどう裏返すのか、利用するのか。そういうことを準備していましたが、出すことができませんでした。

MF #7 山本理仁選手（シントトロイデンVV／ベルギー）
1-4で終わるような試合内容ではなかったと思いますが、自分たちが攻めている時間帯にポロッと失点してしまいました。そうなると、チームの士気も下がってしまいます。自分たちが攻めているときのリスク管理や、攻撃したあとにセカンドボールを拾って2次攻撃、3次攻撃と、連続性のある攻撃ができなかったのは反省点です。もっと余裕を持って相手を揺さぶれたら良かったのですが、それができませんでした。僕と（藤田）譲瑠（チマ）が中心となってやっていかなければいけないと思います。

MF #16 松木玖生選手（FC東京）
（得点シーンに関して）目の前にボールが転がってきたので、落ち着いて流すことができました。アメリカは90分通して良いチームでした。自分たちも良い場面を作れましたが、決め切るところの差が出たと思います。せっかく前線でボールを奪えてもなかなかゴールに繋げられませんでした。アメリカはサイドでしっかり起点を作ってゴール前に流し込んできたので、そういうところは見習わないといけないと思います。1失点目はすごくもったいない失点だったので、ああいうシーンをなくしていかなければいけません。