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「試合の入りからアグレッシブに」U-22日本代表、ジャマイカ戦に臨む~キリンチャレンジカップ2019
2019年12月28日
東京オリンピック世代を率いるU-22日本代表の森保一監督は12月27日(金)、翌日に控えるキリンチャレンジカップ2019 U-22ジャマイカ代表戦を前に、試合会場となるトランスコスモススタジアム長崎で公式会見に臨み、「まず勝利を目指して戦い、その上で選手たちには個々のパフォーマンスを最大限に発揮してほしい」と試合に向けた思いを口にしました。
来年の7月に開催される東京オリンピック、そして来月に迎えるAFC U-23選手権タイ2020に向けて強化を進めるU-22日本代表は、28日(土)に国内でのキリンチャレンジカップ2019に臨みます。今回は先月の広島に続いて被爆地である長崎で試合を行うことで“BLUE PEACE DAYS”と名付けた平和を考えるプロジェクトを展開しています。
U-22ジャマイカ代表を指揮するのは、1998年にFIFAワールドカップフランスの第3戦で日本代表と対戦した際にジャマイカ代表の一員としてプレーしていたセオドア・ウィットモア監督。レジェンドが率いるチームは、身体能力が高く、強靭なフィジカルを備えた選手たちが揃う、力のあるチームです。
自身の地元である長崎、そして世界に2つしかない被爆地の一つで試合を行うことに言及した森保監督は「試合を通して、平和を発信すること、そして平和だからこそサッカーができる、サッカーに携われる、サッカーを見ていただくことができるというのを発信できれば」と語り、今回の試合に挑む意義について説明しています。
また指揮官は、先月のコロンビア戦の反省として「意思疎通が足りず、お互いの良さを出せなかった、チームとして機能できなかったことを反省点として持っている」と話しつつ、「選手たちは積極的にコミュニケーションをとって、ピッチ内外でより良い準備をしてくれている」と選手たちの変化を口にしています。
その上で、「まずは選手個々に持っているものは見せてほしいと思っています。選手たちは、絶対に勝って、応援して下さる方々に勝利を届けたい気持ちで準備している。良いパフォーマンスを発揮できるようにメンタルの準備もしっかりやっていきたい。試合の入りからアグレッシブに」と試合への期待を明かしました。
公式練習では招集された23人全員が全体練習に参加。公開された冒頭15分の練習ではランニングやボール回し、短いダッシュを繰り返す練習などで体を温め、コンディションを整えていました。またGKの3選手はシュート処理などを行い、感覚を確かめていました。
先月に続いて招集された中山雄太選手は「ジャマイカは身体能力の高さがすごくあるなと感じています。あとはどちらかというと個が特化していると思うので、そこのバトルには負けたくないです」と意気込みを語っていました。
試合は12月28日(土)19:20キックオフ予定です。
監督・選手コメント
U-22日本代表 森保一 監督
明日のキリンチャレンジカップ2019は、選手たちには良い準備をしてもらい、そこから今持っている最高のパフォーマンスを最大限に出してもらいたいと思っています。国内でやる難しさ、またプレッシャーもかかってくると思いますが、いい意味でそれを力に変えられるように、スタジアムで応援してくれる方々、メディアを通して応援してくれる方々に喜んでいただけるように戦います。
DF #2 岩田智輝 選手(大分トリニータ)
いまチームはよりお互いがコミュニケーションを取っていますし、いいコミュニケーションが取れていると思います。(森保監督は)前回は広島、今回は長崎ということで、自分たちがプレーすることでたくさんの方々に影響を与えられるようなプレーをしようとおっしゃっていました。チームとしてピッチ外でもサッカーのことをお互いが話し合っているので、そこを合わせられればと思います。
DF #3 中山雄太 選手(PECズヴォレ)
ジャマイカは身体能力の高さがすごくあるなと感じています。あとはどちらかというと個が特化しているので、そこのバトルには負けたくないです。ただ、日本らしさは組織力でもありますし、そこでアドバンテージを奪えればいいと思います。コミュニケーションですり合わせてきた部分があるので、難しい一戦にはなると思いますが、頑張ります。
MF #6 長沼洋一 選手(愛媛FC)
サイドでミスマッチが出る場面も想定していますが、自分が1対1になった時には積極的に仕掛けたいです。裏抜けも得意ですし、そこは積極的に出せればと思います。自分の持っているものをしっかり出し、こないだの試合(U-22コロンビア戦)は負けてしまったので、今回はいい試合をして勝ちたいです。
MF #14 東俊希 選手(サンフレッチェ広島)
ジャマイカ戦はアグレッシブに戦いたいです。相手の方がフィジカル的には上だと思いますけど、そういうところでも球際で負けずに勝つことで、見ている人が感動するような試合をしたい。それに加えて、自分が得点に絡んだり、勝利に貢献できれば最高です。やっぱり誰がスタメンで出てもおかしくないチームなので、自分は自分の役割をこなすだけだと思います。
U-22日本代表 対 U-22ジャマイカ代表
開催日時:2019年12月28日(土) 19:20キックオフ(予定)
会場:長崎/トランスコスモススタジアム長崎
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