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U-22日本代表 平和記念公園で原爆慰霊碑に献花、折り鶴を献納~「BLUE PEACE DAYS」プロジェクト~
2019年11月14日
キリンチャレンジカップ2019 対U-22コロンビア代表戦に向けて広島市内でトレーニングキャンプを行っているU-22日本代表は13日(水)、広島の平和記念公園を訪れ、横内昭展監督代行ならびにキャプテンの中山雄太選手が原爆慰霊碑に献花しました。また、平和について考える「BLUE PEACE DAYS」プロジェクトの一環として全国のファン・サポーターの皆さまから届けられた折り鶴を、選手たちが代表して献納しました。
今回、国内で初めて行われるU-22日本代表の試合は、世界に二つしかない被爆地である広島と長崎の地で開催されます。チームは献花・献納後に原爆資料館に移動し、語り部の山本定男さんから被爆体験のお話を伺いました。昭和6年生まれで被爆時は中学2年生だった山本さんから、原爆投下直後の様子や戦争の恐ろしさについて約1時間講話をいただき、選手たちは真剣に聞き入っていました。
「想像を絶する話。僕たちのまわりには当たり前のように平和があるけれど、世界には平和ではない国・地域もある。サッカーを通じて平和の大切さを発信できればと」と中山選手。高宇洋選手も、「自分たちが広島で試合をする意味を考えて、平和を考えるきっかけを、自覚を持って発信していきたい」とコメントしていました。多くの選手にとって、初めて直に聞く話だっただけに、「大事な時間だった。自分自身、人間性を高めていきたい」(小川航基選手)と、東京オリンピック世代として、またスポーツ選手としてのそれぞれの役割を再認識していました。
監督代行・選手コメント
横内昭展 監督代行
被爆体験をされた方の話をお聞きし、平和のなかで日常を過ごしていることについて、また平和を続けていくために何ができるのか、を考えさせられる時間となりました。選手たちもこうした話を聞く機会は少ないですし、今回、広島、長崎でU-22日本代表の試合を行うことについて、あらためて感じてくれたと思います。平和があってスポーツができることへの感謝の気持ちを、スポーツを通じて発信していきたいと考えています。
MF 三好康児 選手(ロイヤル・アントワープFC)
話を聞かせていただくのは初めてでしたが、そういった歴史があって今の日本が成り立っているとあらためて感じましたし、自分たちが何不自由なく生活できていることにあらためて感謝したいと感じました。スポーツは平和の象徴。自分たちが、サッカーができているのも平和があってこそです。だからこそ、その平和の象徴となれるような試合がしたいと思いますし、人々にも感動してもらえるような試合を自分たちがすることが恩返しになると思います。
活動報告
U-22日本代表/U-22コロンビア代表 平和記念公園 原爆慰霊碑献花などの様子
「BLUE PEACE DAYS 平和のパスを、世界へ、未来へ HIROSHIMA・NAGASAKI」プロジェクト
公益財団法人 日本サッカー協会は、11月17日(日)にエディオンスタジアム広島で、12月28日(土)にトランスコスモススタジアム長崎で開催するU-22日本代表のキリンチャレンジカップ2019において、「BLUE PEACE DAYS 平和のパスを、世界へ、未来へ HIROSHIMA・NAGASAKI」プロジェクトを展開します。
世界最高峰のスポーツの祭典であり、スポーツを通した人間育成と平和を目的としたオリンピック。その東京大会に向けて強化を進めるU-22日本代表が、チームを立ち上げてから初めて国内で行うこの試合を被爆地である広島、長崎で行うことから、本プロジェクトを通してスポーツにできること、スポーツがあること、スポーツを楽しむことなどの意味を考える機会にしたいと考えています。
U-22日本代表 対 U-22コロンビア代表
開催日時:2019年11月17日(日) 12:50キックオフ(予定)
会場:広島/エディオンスタジアム広島