ニュース
U-22日本代表、石垣市民の前で白熱の紅白戦を展開
2015年12月30日
8日目を迎えた石垣島でのトレーニングキャンプもいよいよ佳境を迎えます。
久しぶりに晴れ間がのぞいた29日は午前、午後の二部練習。午前の練習では、これまでのフィットネストレーニングよりフィジカルの負荷を少し落としたスピード系のトレーニングを実施しました。その後、パス&コントロール、攻守に分かれてのポゼッション練習を行った後にフォーメーションからのフィニッシュの練習でより戦術的な落としこみを図り、午前中を終えます。
午後はウォーミングアップからパス&コントロール、4サーバー+9対9のポゼッション練習を行った後、いよいよ本キャンプ集大成の紅白戦が行われました。途中で選手を入れ替えながらトータルで54分間、大勢集まった石垣市民の前で熱のこもった戦いを見せます。開始早々、MF大島僚太選手がゴールを決めると、DF植田直通選手のヘディングシュートや、MF豊川雄太選手のCKからFWオナイウ阿道選手のヘディングシュートとゴールが続きます。FW久保裕也選手、DF岩波拓也選手もゴールネットを揺らすと試合は終了。選手たちは54分間にこのキャンプの成果、オリンピック最終予選への想いを存分に発揮しました。
夕食時に手倉森監督から「明日がキャンプの最終日。今年最後のトレーニングとなるが、しっかりやって来年につなげていきたい。良い状態で、良いテンションで全てのトレーニングをやれている。あと一日、最後まで集中を切らさずやっていきましょう。そして、良い年を迎えましょう」と選手たちにメッセージが送られ、8日目が終わりました。
キャンプ最終日の30日は午前中に練習を行った後にチームは解散。最終予選メンバーの残り2名は、手倉森誠監督が羽田空港に到着後、発表となります。
監督・選手コメント
手倉森誠 監督
今日の紅白戦はイメージしていた通りの展開でした。詰めないといけない部分はありましたが、日本代表に選ばれている責任と責任がぶつかり合った白熱したゲームで、チームの雰囲気が締まったように感じます。これからも高まり合える、そんな正直なゲームをしたいと思います。AFC U-23選手権決勝までの6試合を描きながら、1試合目の重要性を感じながら、グループステージ1位通過を目指しながら。階段を登りながらの活動になると思いますが、そこに対してまだ万全な状態ではありません。カタールに入ってからの10日で徐々に良い状態にしていきたいです。
DF 松原健 選手(アルビレックス新潟)
今日の紅白戦ではセットプレーで得点できた場面があったので、その点は良かったです。チーム自体は日に日に結束力が増していますし、オリンピックに出場するんだという強い気持ちが表れていると思います。チーム内で激しい競争があることは最初から分かっていることですし、どういう立場になってもどれだけできるかを監督も求めていると思います。タイミング良くサイドから攻撃参加できていますし、中にいるプレーヤーとのコンビネーションも良くなってきていますが、まだ全て上手くいっている訳ではありませんので、最終予選までに微修正していきたいです。オリンピックの出場権を必ず取る、という強い気持ちを持って戦えば必ず勝てると思います。
DF 奈良竜樹 選手(FC東京)
キャンプ終盤で合流しましたが、他の選手から結構きつかったと聞いていました。実際疲れているようにも見えましたが、今日の紅白戦ではみんな意識高くプレーできていましたし、有意義なキャンプだったと思います。個人的な課題を改善する方法を模索しながらプレーできたことは良かったですが、最終ラインはチームをどうコントロールするかが求められると思いますので、コーチングやラインコントロールなどはもっと連携を高めていきたいです。カタール・UAE遠征でもそうだったように、きれいにいかない部分もたくさん出てくると思いますし、今日の紅白戦の状態ではやられる気がします。AFC U-23選手権で優勝するために、選ばれた23人全員が高い意識を持たないといけません。日本の上手いプレーを出せる機会は一試合の中でそう多くないと思います。それよりも体と体のぶりかり合いや、泥臭い部分が勝敗を分けると思いますので、いかに怖がらずに戦うかが重要になってきます。
DF 安在和樹 選手(東京ヴェルディ)
紅白戦で自分の持ち味はあまり多く出せませんでしたが、少ない攻撃参加のチャンスで持ち味を出せたと思います。11月でシーズンが終わっていたのでキャンプ序盤は体がきつかったですが、やっていくうちに徐々にコンディションが上がっていったので、良い状態で一週間を過ごせました。久しぶりに他の選手とプレーしましたが、以前よりもさらに雰囲気が良くなっています。
MF 豊川雄太 選手(鹿島アントラーズ)
紅白戦ではアシストすることはできましたが、自分がいたチームは上手く戦うことはできませんでした。個人個人はアピールするこができたと思います。最終予選メンバーの残り2枠に入るためにやるべきことはやりました。この一週間、チームとしての雰囲気も良いですし、個人としても調子を上げてこられたので非常に良いキャンプになりました。
スケジュール
12月23日(水) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
12月24日(木) | AM/PM | トレーニング |
12月25日(金) | AM | トレーニング |
12月26日(土) | AM/PM | トレーニング |
12月27日(日) | AM/PM | トレーニング |
12月28日(月) | AM | トレーニング |
12月29日(火) | AM/PM | トレーニング |
12月30日(水) | AM | トレーニング |
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/25 フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(11.28-12.1@千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- 2024/11/25 令和6年能登半島地震 復興支援活動 サッカーファミリー復興支援チャリティーオークション第8弾、本日より開始
- 大会・試合 2024/11/25 大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル