「日本の持つ力と強さを示せるような3連戦にしたい。」
26日はグループIに所属する4カ国の監督が一堂に会した大会公式記者会見が催され、手倉森誠U-22日本代表監督は集まった報道陣に対し大会への意気込みを語りました。

この日の朝、亀川諒史選手と交代で選出された室屋成選手がチームに合流し、これで全23選手が揃いました。

チームは午後4時から試合会場であるシャー・アラムスタジアムで公式練習を行いました。ウォームアップ、アジリティートレーニングで汗をしっかり流した選手たちは、10対10のゲーム、セットプレーの練習と密度の濃い練習で規定の60分間を使い切りました。翌日の試合と同じ時刻、同じ会場で行う練習で、選手たちはスタジアムの雰囲気や芝の感触を確かめながら試合のイメージを膨らませているようでした。

夕食後にミーティングを実施。対戦相手のマカオの分析を行い、チームの目標とコンセプトの確認をしこの日の活動を終えました。

今夜、SAMURAI BLUE新監督の初陣の日に、ここマレーシアで若きサムライたちが躍動します。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
日本は初戦に向けて暑熱順化が必要でしたので、今月16日からマレーシアに入り準備を進めてきました。暑熱順化も順調にできて、コンディションも上がって万全の状態でこの試合に挑めます。将来の日本サッカーの発展にとって重要な3試合となります。「将来、日本のサッカーを発展させるんだ、と考えたときに、その可能性を示す戦いを全て見せなければならない」と選手たちにも話しています。試合によって波が無いように、日本の持つ力と強さを示せるような3連戦にしたいと思います。

DF 4  岩波拓也 選手（ヴィッセル神戸）
所属クラブの試合も含めて試合数をこなしてきているのでコンディションは良いです。3月11日のミャンマー戦では、2月のシンガポール遠征の反省を踏まえ、大勝の中でも無失点で終えることができましたし、また個人としても得点できたので良かったです。マレーシアの気候は最初すごく暑いと感じましたが、チームの練習を消化する内にだいぶ慣れてきました。事前合宿中のトレーニングマッチ2試合では、イージーなミスがあり、攻守の切り替えの部分でも課題が残りました。失点シーンも、もっと集中しなければならなかったと思います。チームとして良い面も悪い面も出たので実りある試合となりました。どの大会でも初戦は大事です。まず初戦を勝って、相手を無失点に抑えチームとしても勢いに乗りたいです。そして、個人としても良いアピールをしていきたいです。

DF 12  室屋成 選手（明治大）
最初のメンバーに選出されなくて悔しい気持ちがありました。声が掛かった時は、追加招集ではありますがすごく嬉しかったです。マレーシアの気候は思ったより暑くないです。今日の公式練習では、まず体をしっかり慣れさせることをテーマにしていましたが、うまく調整できたと思います。チームの雰囲気もとても良かったですし、試合前日に良いトレーニングができました。自分はDFのポジションです。相手に失点させなければチームが負けることはありませんので、失点しないことを最初に考えて、その中でチャンスがあれば自分のストロングポイントである攻撃参加をどんどん見せていきたいと思います。

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