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U-21日本代表 決勝前日 ドバイでのトレーニングを打ち上げる
2022年03月29日
U-21日本代表は28日(月)、ドバイカップU-23の決勝を翌日に控え、最後のトレーニングを行いました。
選手を集めた大岩剛監督は、「ドバイで最後のトレーニング。決勝のためにいい準備をしよう。激しく、でも楽しく、元気だしていこう!」と話し、トレーニングを始めました。ウォーミングアップからの球回しでは5人のグループから8人のグループに人数を変えながら、その後に続くゲーム形式につなげます。ロングキックやヘディングで実戦感覚を高め、ラダーを使ったステップ、ポールを使ったスラロームから短い距離のスプリントでアジリティに働きかけます。その後、8人対8人に常に攻撃側に入るフリーの選手1人を加えたハーフピッチゲームを行いました。ゲームでは大岩監督の求める激しさが随所に見られ、各選手が決勝に向けて心身を仕上げている様子が伺えます。最後はセットプレーの守備を確認して全体トレーニングは終了。選手たちはシュートやフィード、ロングボールへの対応など、各々最後の仕上げをしてドバイでのトレーニングを打ち上げました。
この日の気温も前日に続いて26℃程度と過ごしやすく、60分+個々人のトレーニングという形でコンパクトにまとめられたトレーニング。気負わず、ベストコンディションで決勝のサウジアラビア戦を迎えます。
決勝のサウジアラビア戦は日本時間29日(火)25時キックオフ予定です。
選手コメント
GK #23 佐々木雅士 選手(柏レイソル)
ここまでの2試合とも出場した鈴木彩艶選手、小久保玲央ブライアン選手が無失点で終えてくれて、チームとしてはいい状態で最終戦を前にトレーニングができていますし、試合後のトレーニングにもふたりともといいモチベーションで臨んでくれているので、僕自身も気持ちよくトレーニングできています。出場はまだわかりませんが、最終戦でチャンスがあれば100%の状態でプレーできると思っています。試合に出たら、存在感を示したいです。そのためにはまずは失点をゼロに押さえることだし、守備陣を安定させるコーチングやカバーリングで90分プレーしたいです。
DF #2 西尾隆矢 選手(セレッソ大阪)
決勝ということで、相手もサウジアラビアという素晴らしいチームと戦えるので、結果にこだわってプレーして、勝つことができれば自分たちにとって自信にもつながりますし、個人的にもいいプレーをしてアピールにつなげたいです。他の選手もそうだと思いますが、それぞれ自分がやりやすい守り方があって、自分もそこを意識して対人プレーをしていて、試合中はずっと相手を見て癖を見抜いたりしながら今までずっとやってきました。国際試合になるとセットプレーは大事になる中で、コーチ陣も色々と考えてくれています。キックや入っていくタイミングなどまだ合わない部分も多々ありますが、そこはネガティブに捉えるのではなく、ここから準備できる段階にあるとポジティブにとらえて何回もチャレンジしていくことで結果につながればいいと思います。そこで点を取れれば自信にもなるので、トライし続けることが大事だと思います。
FW #9 鈴木唯人 選手(清水エスパルス)
初戦のクロアチア戦は久しぶりの海外チームとの試合ということもあって、うまくいくとも思っていませんでしたし、自分としても体があまり動かなくて、いいパフォーマンスが出せませんでしたが、所属チームやリーグでも外国籍選手とプレーしているので、特別なことを感じることはありませんでした。攻撃面でチームをうまく回すために自分が間でボールを受けることや、チームを前進させることは求められていると思いますし、それ以外にももちろんゴールという結果は求められていると思います。守備の部分でも前線からいくところは見せていきたいです。集まってから初戦まで時間もなく、また試合間はトレーニング組とリカバリー組で分かれることもあって、コミュニケーションは大事だと思っていました。どの選手も他の選手の意見を受け入れて、チームとしていい方向を向いてやっていこうとする所がこのチームの良いところだと思うので、チームとして全員でコミュニケーションを高めていることが今の結果につながっていると思っています。
Dubai Cup U-23
大会期間:2022年3月20日(日)~2022年3月29日(火)
会場:ドバイ(UAE)/Al Awir Stadium、Al Maktoum Stadium
TV放送:CSテレ朝チャンネル2