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【Match Report】U-21日本代表 カタール撃破でドバイカップ連勝飾り、決勝へ進出!!
2022年03月27日
アラブ首長国連邦(UAE)で開催されている国際親善大会ドバイカップU-23の第2戦が現地時間26日(土)に行われ、U-21日本代表はカタールと対戦しました。
2年後の第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)を目指して今年から大岩剛監督の指揮下で活動を始めたチームは第1戦でクロアチアを1-0で撃破。カタールとの第2戦に向けては先発メンバーから8名を変更し、フレッシュな布陣となりました。
GKには小久保玲央ブライアン選手(SLベンフィカ)、DFは半田陸選手(モンテディオ山形)、鈴木海音選手(栃木SC)、木村誠二選手(モンテディオ山形)、加藤聖選手(V・ファーレン長崎)、中盤には松木玖生選手(FC東京)、川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)、斉藤光毅選手(ロンメルSK)、荒木遼太郎選手(鹿島アントラーズ)、甲田英將選手(名古屋グランパス)、そして1トップには細谷真大選手(柏レイソル)が入りました。
大幅にメンバーが入れ替わる中でしたが、鈴木選手が「第1戦で出られない悔しさがあって、この2戦目は『絶対にやってやろう』という気持ちがあった」と語ったように、モチベーション高く試合に臨みます。
ただ、大岩監督が「前半は少し自分たちの思惑とは違う展開になりました」と振り返ったように、初めて一緒にプレーする選手もいる中で攻守で意図が噛み合わない場面もあり、鈴木選手が「もっとセンターバックがボールを持ち出すプレーをするべきだった」と猛省したように、ミスが出る中で消極的なプレーも増えました。前半はチャンスの数で日本が上回ったものの、ペースを握り切ることはできずに折り返しを迎えます。
ただ、戦術的にも精神的にもハーフタイムでしっかり立て直した後半は、内容も大きく改善します。53分にはスローインで相手の隙を突き、右サイドを破った細谷選手の折り返しを斉藤選手が受けると、冷静なコントロールから「DFの股を狙えて良かった」と振り返った通りの技巧的なシュートを流し込み、先制に成功します。
その後も試合は日本ペース。GKの小久保選手を含めた一体感のある守りで相手の攻勢も跳ね返すと、86分のことでした。CKのこぼれ球を途中出場のMF山本理仁選手(東京ヴェルディ)が豪快なジャンピングボレーで蹴り込み、貴重な追加点を奪い取りました。そして試合は2-0のまま終了。難しい展開となったゲームで、しっかり白星を掴み取りました。
大岩監督は、「1試合目と全く違うメンバーで臨んだが。後半しっかりと修正をして、自分たちの狙いというものが非常にたくさん出た」と試合を振り返りました。
この結果により日本の決勝進出も決定。29日(火)に同じく2勝を挙げたサウジアラビアと対戦することとなりました。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
前半はスペースを有効活用できていなかったり、勇気を持って押し上げることができない部分がありましたが、ハーフタイムで修正することができました。攻守に物足りなかったので、そこは要求しました。今日は苦労した部分もありますが、アジアを戦っていく以上は起こり得ることで、そこも良いシミュレーションになっていると感じています。
DF #25 鈴木海音 選手(栃木SC)
前半の入りから、相手の勢いに対して、自分を含めた後ろの選手がうまくはじき返せていなかった印象があります。そこで相手を自分がつぶせていたら、もっと楽に試合を運べていたと感じています。国際試合は会場の雰囲気やレフェリーを含めてちょっと違うと思いましたし、それも含めて充実していました。
MF #7 山本理仁 選手(東京ヴェルディ)
カウンターのリスクがあるポジションでもあったので、シュートで終わろうと思っていました。それがたまたまああいう形で綺麗にミートしてゴールに入ってくれました。もし自分が出たらアシストやゴールでアピールしたいと思っていたので、それができたことは素直に嬉しいです。ただ、ゲーム運びやボールの保持の仕方は反省点です。それは次につなげていきたいと思います。
MF #10 斉藤光毅 選手(ロンメルSK/ベルギー)
シンプルに「嬉しいな」という気持ちが正直なところです。ずっと「欲しい」「欲しい」と言っていたゴールを取れて、ホッとしている気持ちもあります。前半1回ポストに当てて、ちょっと焦っていた気持ちもありました。ただ、その中でもああやってゴール前で落ち着いてゴールできたのは成長かもしれません。このメンタリティは続けていきたいです。
Dubai Cup U-23
大会期間:2022年3月20日(日)~2022年3月29日(火)
会場:ドバイ(UAE)/Al Awir Stadium、Al Maktoum Stadium
TV放送:CSテレ朝チャンネル2