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U-21日本代表 翌日のトレーニングマッチを見据えてトレーニングとミーティングでチーム力を高める
2022年03月09日
U-21日本代表候補は8日(火)、3日間のトレーニングキャンプの2日目を迎え、本格的なトレーニングを行いました。
前日の初日は集合して軽いリカバリーメニューのみ、最終日はトレーニングマッチを予定していることから、この日が唯一のトレーニング日になりました。予定より長めのミーティングを終えたチームは、小雨の降るピッチでまずはウォーミングアップからスタート。パス&コントロール、ポゼッションと続いた後は、2チームに分かれてFP10人+GK2人のパスゲームで徐々に強度を高めます。その後はペナルティエリアまでゴールを動かして、フルサイズより小さなピッチで11対11のゲームとなりました。最後はセットプレーに取り組み、細かなポジショニングや狙いを共有しながら攻守にアプローチした指導が飛び交いました。集合してから数少ないトレーニングでチームとして合わせ、すぐに緊張感ある試合に臨むという日本代表らしい活動のリズム、トレーニングがデザインされたトレーニングとなりました。
限られた回数のピッチ上のトレーニングを補足するため、トレーニング前後のミーティングが重要になります。トレーニング前のミーティングでは、これから取り組むトレーニングの狙いやテーマを理解する「予習」が主目的となり、また夜のミーティングではトレーニングの成果として何ができて何ができなかったか、映像を見ながら振り返ることで、全員で同じイメージを共有する「復習」の時間となります。
大岩剛監督は「今はまだ手探りの部分が多いのは当たり前。大事なのは、ミスした時にチームとしてどう改善していくか。みんなには積極的にアクションを起こして欲しい、コミュニケーションをとってほしい」と話し、「今日のトレーニング、いい集中力で取り組んでくれた。これを明日のトレーニングマッチに生かそう」とミーティングを締めてこの日の活動を終えました。
選手コメント
GK 鈴木彩艶 選手(浦和レッズ)
自分は東京オリンピックを経験しているので、パリオリンピックに向けてスタートしたこのチームを引っ張っていく存在にならなくてはいけないと思いますし、フル代表に入ってそこからパリを目指すという高い目標を持ってやっています。今日が最初の練習でしたが、本当にいい雰囲気でできていてよかったです。東京オリンピックでは、先輩たちがピッチ内外でのコミュニケーションを大事にしていて、それがプレーの意思疎通にもつながるので、まずは自分がしっかりとコミュニケーションをとることでチームに還元したいです。今回集まった4人のGKは、みんな特徴は違いますが、ゴールを守るという点や、攻撃参加というところではレベルの高い争いをしていると思うので、まずは試合に出て、しっかりアピールして、また呼ばれるように頑張っていきたいです。
DF 半田陸 選手(モンテディオ山形)
まず今回メンバーに選ばれたことは嬉しいですし、パリオリンピックに出たいという気持ちはすごく強いので、これからも呼ばれ続けられるように所属チームでも頑張り続けないといけないと強く感じています。このチームには目指す明確なところがあるので、そこに向けてひとつひとつ、自分たちの力で進んでいくという大岩監督の話を聞いて、フル代表に入るためには自分の今のレベルではだめだと思うし、J2で違いを見せ続けることができないとそこには食い込んでいけないと思うので、もっと強度の高いところでできるように、まずは所属チームで頑張らなければと考えています。僕はU-17ワールドカップで悔しい思いをして、U-20ワールドカップは大会自体が中止になってしまって、その思いは国際大会でしか晴らせないと思いますし、オリンピックはみんなが目指している大会で、誰もが出られるものではないので、そこで過去の悔しい思いを晴らせるようにしたいです。
MF 鈴木唯人 選手(清水エスパルス)
所属チームでやってきたことが認められてこのチームに選ばれたと思うので、率直に嬉しく思います。しかし、自分が目指しているのはフル代表なので、こうした活動でもアピールすることが大事だと考えています。1月には初めてフル代表の活動に参加して、国内組だけでしたが、トップレベルの選手たちの中で多くの刺激を受けましたし、もっともっと頑張らなければと思うことができました。色々な点で自分にプラスになることが多かったので、それを生かしていこうと取り組み続けているのが今の自分の現状です。自分は声を出してチームを引っ張るタイプではなくて、プレーで自分の力を表現しないといけないと思っていて、そのスタンスは変えずにやっていくことが大事だと考えています。
FW 小堀空 選手(栃木SC)
代表初招集にはびっくりしましたけど、目指していた場所なので、まずはここからだなと感じています。徐々に馴染めてきましたし、トレーニングをひとつとっても自チームよりもパスが早くて質が高かったりするので、所属チームに持ち帰りたいです。自分は走れますし、この身長を生かして競り合いであったり、守備陣の背後でボールを収めて攻撃の起点になったりと、もちろん自分が点をとって勝つことが一番ですが、チームが勝つことが大切なので、走り続ければいいボールが来ると思うので、そういったプレーを見てほしいです。去年からサッカーに対する考え方や身体の作り方には向き合ってきていて準備もできていたのですが、なかなかチャンスがない中で今年から試合に出られるようになりました。試合に出ることで見つかった課題があるので、振り返りながら生かしていきたいです。
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