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U-21日本代表、板倉選手のゴールで初戦に勝利 ~AFC U-23選手権中国2018~
2018年01月11日
AFC U-23選手権中国2018に参加しているU-21日本代表は10日(水)、グループBの第1戦となるU-23パレスチナ代表戦を中国の江陰市で戦い、DF板倉滉選手の得点により1-0で勝利しました。
1月2日(火)に始動し、オフ明けの選手たちのコンディションを上げ、チームコンセプトの浸透に取り組んできた森保一監督。「思い切ってトライしてほしい」と、スターティングメンバーとしてGK小島亨介選手、ディフェンスラインに庄司朋乃也選手、立田悠悟選手、板倉滉選手、両サイドは右に藤谷壮選手、左に浦田樹選手、中盤は底に神谷優太選手、井上潮音選手、前目の位置に三好康児選手、岩崎悠人選手、トップに小松蓮選手を配置し、選手たちを送り出します。
試合序盤、日本はボールを保持しながら攻撃のチャンスを探ります。5分、藤谷選手のクロスを小松選手がつなぎ、井上選手がシュート。これはバーを叩きます。11分には板倉選手が自らドリブルで持ち込んでシュートを放ちます。さらに13分、藤谷選手がサイドを駆け上がって上げたクロスに三好選手が合わせますが、これもゴールにはなりません。一方のパレスチナは、徐々に引いて守り、日本にスペースを与えません。すると20分、ディフェンスラインから板倉選手がボールを運び、スルスルと前へ。井上選手とのワンツーから、ペナルティエリア手前まで持ち込むとゴール左隅に流し込み、1-0とします。貴重な先制点を挙げた日本はパレスチナをさらに崩そうと38分にはこぼれ球に藤谷選手が反応しますが、追加点にはならず前半を折り返します。
後半に入ると、追いつきたいパレスチナがプレッシャーをかけ、プレーの強度を上げて前へ出てきます。決定的な場面はないものの、日本のミスを利用してセカンドボールを拾い、ミドルレンジからも積極的にゴールを狙います。63分、日本は前線の小松選手に代えて田川亨介選手がピッチへ。76分には、その田川選手がディフェンスの裏に抜け出し、ドリブルでゴール前へ攻め入るも、左足からのシュートはゴール右に逸れます。その後も田川選手が落として髙木彰人選手がペナルティエリア内からゴールを狙いますが、GKが反応しネットを揺らすまではいきません。逆に85分、バックパスをさらわれると、一気に裏へと抜けられ、GKと1対1に。ピンチを迎えますがYousef選手のシュートは枠外に飛び、難を逃れます。守り切った日本は1-0で初戦に勝利し、勝ち点3を手にしました。
プレーの質やコンディション、後半の攻撃面など課題を挙げながらも、「選手たちが試合のなかで(取り組んできたことに)トライしてくれた。最後まで粘り強く戦ってくれた」と森保監督は一定の評価を口にしました。
グループBでは、朝鮮民主主義人民共和国がタイに1-0で勝利。第2戦は13日(土)に行われ、U-21日本代表はU-23タイ代表とJiangyin Sports Centerで19:30(日本時間20:30)に対戦します。
監督・選手コメント
森保一 監督
どんなカテゴリーも初戦は難しいもの。大会への準備期間において選手たちは厳しいトレーニングによく食らいついてきてくれましたが、今日の試合でもトライしてくれたと思います。前半はボールを動かすなかでいくつかチャンスを作り出すことができていましたが、途中から相手がリトリートしてきました。あれだけ構えられるとなかなかパスで崩すことは難しいですが、選手たちが焦れずに崩す方法を考えていた。こちらも焦りはなかったです。後半、パレスチナのプレッシャーが強くなると、我々のミスも出てしまい、攻撃においても前半と同じようなチャンスを作ることができませんでした。ここは前線を含め、もっと質を上げていきたいです。
DF #2 藤谷壮 選手(ヴィッセル神戸)
初戦が大事だったので、勝ち点3が取れて良かったです。ボールを保持する時間が長くて守備の時間が短くなったぶん、攻撃に重点的に参加することができました。監督からもどんどん仕掛けていくように指示があったので、そういった意味ではアピールできたと思います。アシストできなかったという課題はあるので、調整していきたいです。今日できなかったことを全員でしっかり把握して、改善して中2日での次戦に向かっていきたいです。
DF #4 板倉滉 選手(ベガルタ仙台)
初戦ということで難しい試合になることは予想していました。厳しい戦いになりましたが、勝ち切れて良かったです。自分のサイドの相手選手が引いていましたし、前の選手もマークにつかれていたので、自分がボールを前へ運ぶことでチャンスになると狙っていました。その結果がゴールにつながりました。ただ、1点取ったあとに、もっと点を取りにいけばよかったです。この流れで、タイ戦に集中して臨みたいです。
DF #22 立田悠悟 選手(清水エスパルス)
失点をゼロで抑えられたのはプラスに捉えたいです。ディフェンスラインとしては、いいときは互いの選手の距離感も良かったですし、チャレンジ&カバーもうまくできていました。もっと質を上げて、これを続けていきたいですし、メンバーやポジションが変わってもやり続けることが大事です。攻撃面に関しては、もっと自分たちがラインを押し上げれば中盤の位置も上がり、厚みを出すことができたと思います。もっと得点が取れる試合だったと思います。
MF #17 神谷優太 選手(愛媛FC)
プレッシャーがあまりないなかで、自分たちのペースで試合を進められたのは大きかったですし、失点をゼロに抑えられましたが、得点がもう少し取れたら良かったと思います。ピッチコンディションを含めてどんな状況でも対応できる力は持っていると思いますし、コンビネーションや後ろからつなげることで、いいかたちに持っていくことはできたと思います。前線とのタイミングを合わせられない部分はありましたが、短い時間のなかで合わせて、次はもっと縦へのボールを入れていきたいです。速攻・遅攻ともに両方できるようにしていきたいので、周りと共有しながら進めたいです。
スケジュール
AFC U-23選手権中国2018 | ||
---|---|---|
1月9日(火) | AM/PM | トレーニング |
1月10日(水) | 1-0 | vs パレスチナ(Jiangyin Sports Center) |
1月11日(木) | 未定 | トレーニング |
1月12日(金) | 未定 | トレーニング |
1月13日(土) | 19:30 | vs タイ(Jiangyin Sports Center) |
1月14日(日) | 未定 | トレーニング |
1月15日(月) | 未定 | トレーニング |
1月16日(火) | 16:00 | vs 朝鮮民主主義人民共和国(Jiangyin Sports Center) |
1月17日(水) | 未定 | トレーニング |
1月18日(木) | 未定 | トレーニング |
1月19日(金) | 16:00/19:30 | 準々決勝(Jiangyin/Changzhou) |
1月20日(土) | 未定 | トレーニング |
1月21日(日) | 未定 | トレーニング |
1月22日(月) | 未定 | トレーニング |
1月23日(火) | 16:00/19:30 | 準決勝(Changzhou/Kunshan) |
1月24日(水) | 未定 | トレーニング |
1月25日(木) | 未定 | トレーニング |
1月26日(金) | 16:00 | 3位決定戦(Kunshan Sports Center) |
1月27日(土) | 16:00 | 決勝戦(Changzhou Olympic Sports Center) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
AFC U-23選手権 中国2018
大会期間:2018年1月10日(水)~1月27日(土)
日本代表戦:
第1戦 1月10日(水) vs パレスチナ代表
第2戦 1月13日(土) vs タイ代表
第3戦 1月16日(火) vs 朝鮮民主主義人民共和国代表
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