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U-20日本女子代表

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ニュース

U-20日本女子代表、ワールドカップへ向けコスタリカで始動

2022年08月02日

U-20日本女子代表、ワールドカップへ向けコスタリカで始動

FIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022に臨むU-20日本女子代表は7月31日(日)、大会の地コスタリカに到着し、活動を開始しました。

日本時間の7月29日(金)夜に日本を出発し、コスタリカ時間の7月30日(土)朝に事前キャンプ地であるリベリアに到着する予定のチームでしたが、移動で早速タフな戦いを求められました。搭乗予定だった経由地からのフライトが欠航となり、半日後に振り替えられた便も悪天候により出発後に別の空港へ一時着陸するなど、当初のスケジュールから大幅な変更が発生。結局日本を出発してから現地のホテル到着までにほぼ丸2日を費やした移動となり、国際大会ならではの経験となりました。

到着日となった7月31日(日)、午前は休養に徹し、午後に軽めのメニューを中心としたトレーニングを行いました。ストレッチを織り交ぜたランニングからボールアクティビティ、その後コンディションを客観的に評価するためのランニングの測定などを実施し、パス&コントロール、ボールポゼッション、最後はミニゲームで身体を動かし、初日の練習を締めくくりました。リラックスしたムードで行われたミニゲームでは様々なルールが設けられた中、プレーがスムーズにいかない選手の姿に時折笑い声が聞こえ、移動の疲労を抱えながらも心地よい空気感の中で汗を流しました。

翌日の8月1日(月)は午前にトレーニングを実施し、昼食後にミーティングを行いました。この日も選手個々のコンディションを見ながらメニューが組まれ、また日本とは異なるピッチ状態も確認しながら練習を進めました。ウォーミングアップの後、GKは連続したセービングや中距離のキックの感覚を確かめ、フィールドプレーヤーはスプリントを織り交ぜたパス&ムーブやコーチ陣がDF役を務めながら行ったパス&コントロールに取り組みました。その後は7対7+GKに複数のフリーマンをつけたゲートゴールのゲームを、続いて6対7+GKのワンウェイゲームで攻守におけるプレー原則を確認しながら、約100分のトレーニングを完了しました。

昼食後のミーティング冒頭では、スタッフが午前にホテルの庭で発見した野生のイグアナの画像が映し出され、選手が驚きの表情を浮かべる一面も。それに続いて大会トロフィーの画像を映した池田太監督は、「我々はこれを捕まえに行こう!」と、自分たちが獲りに向かうターゲットを改めて示しました。

なお、大会に向けてキャプテンが長江伊吹選手、副キャプテンが西野朱音選手、杉澤海星選手に決定。この3人がチームを引っ張りながらも、全員がリーダーシップを持ってワールドカップを戦います。

選手コメント

DF #2 西野朱音 選手(マイナビ仙台レディース)
キャプテンをしっかり支えなければいけない立場になりましたし、(長江)伊吹が溜め込みすぎないようにしっかり話を聞いて一緒にチームを引っ張っていければと思います。ただ伊吹はしっかりしているので、任せるところは任せながら、一緒に引っ張っていきたいです。
自分たちが(新型コロナウイルスの影響で中止になった)アジア予選を戦わずにワールドカップを戦えるのは、これまでのU-20チームが優勝してきた結果があってのものです。自分たちも結果を出して、先の世代の選手たちにも同じように道を作ってあげられるように戦いたいです。このスタッフ、選手というメンバーで戦う最初で最後の大会ですが、優勝して、一番いい結果でこの大会を終えたいと思います。

DF #3 長江伊吹 選手(AC長野パルセイロ・レディース)
キャプテンについては、監督からは経験があることと、DFラインの選手として後ろからチームを盛り上げることを大切にしてほしいと言われました。キャプテンをやることについては最初は不安を持っていましたが、今日練習でもみんなが凄くテンションを上げてやってくれましたし、暑さを吹き飛ばすくらいに元気にやってくれました。その様子を見てもう不安はなくなったというか、安心してできるなと感じています。副キャプテンの(西野)朱音は昔からの仲なので私が思っていることを言わずともわかってくれますし、(杉澤)海星は大人ぽくて年下の感じがしませんし、信頼しています。
大会に向けて、前回日本が優勝しましたが、王者としてではなく挑戦者として臨みたいです。どれだけ日本のサッカーを世界に見せつけられるか、日本がいいチームだと見せてつけられるようにしたいです。もっと注目されたいですし、日本の女子サッカーを盛り上げるためにも必ず優勝しなければいけないと思っています。金メダルを持って帰りたいと思います。

DF #7 杉澤海星 選手(大宮アルディージャVENTUS)
伊吹さんも朱音さんも年上でしっかりしているふたりなので、自分はまず自分のプレーを一生懸命やりつつ、ただ年下の選手が多いので全体を見ながら、チーム全体の雰囲気を作っていけるようにしたいです。ピッチの中でコミュニケーションがしっかり取れるようにして、自分も声で引っ張りながらふたりを支えられるように、ピッチ内で頑張りたいです。
この大会の結果でWEリーグの注目度もかなり変わってくると思いますし、チームの中の若手選手が結果を残して帰ってきたらチームにも刺激になると思います。個人的にも世界大会で結果を残すことで見られ方も変わってきます。しっかり結果を求めてやっていきたいですし、強いチームはみんながそう思っていると思います。チームとしても個人としても結果を求めてやっていきたいです。

FIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022

大会期間:2022年8月10日(水)~8月28日(日)
グループステージ
第1戦 8月11日(木) 14:00[現地時間] vs U-20オランダ女子代表
第2戦 8月14日(日) 11:00[現地時間] vs U-20ガーナ女子代表
第3戦 8月17日(水) 17:00[現地時間] vs U-20アメリカ女子代表

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